ホーム社のWEBマガジンサイト「スピネル」で大好評連載中の作品、
『邦キチ!映子さん season6』が、6月18日公開分のお話で最終回を迎えました。
「season6」はこれで最終回だけど、またすぐに「season7」が始まるらしいぞ!
公式からの続報を待とう!
「邦キチSeason6」10本目、公開しました! 今回はドラえもんの3D 映画「STAND BY ME ドラえもん」です。お楽しみに! Season6はこれにて終了です。コミックスやSeason7の詳細は追ってツイッター等でご報告します。引き続きよろしくお願い致します…!!https://t.co/sgEq1nFbVw#邦キチ pic.twitter.com/qHUJnkWQM4
— 邦キチ! 映子さん【公式】 (@hokichi_eiko) 2021年6月18日
<第10話>
そんな『邦キチ!映子さん Season6』の最終回の題材として選ばれたのが、
2014年公開の邦画作品『STAND BY ME ドラえもん』。
これまで、作中の小ネタとして、
『ドラマ 怪物くん』や『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』などには触れていた『邦キチ!映子さん』ですが、
数多くの藤子作品と『邦キチ』は出版社が違うので、
漫画の中でネタにできるのはこれが限界なんだろうな~と思っていたら、まさかの『Season6』最終回のテーマになってしまった。
ホーム社が、小○館や藤○プロから「この作品を漫画のネタに使ってもいい許可」をとれたの、普通にすごい。
『邦キチ!映子さん Season6』で『SBMドラえもん』を題材にすることは、最終回が公開されるちょっと前に発表されており、
藤子ファンの間のみならず、ネット上でもちょっとした話題になっていました。
邦キチ!映子さんseason6 最終話(6/18公開)は、ドラ泣きとは結局何ぞや?「STAND BY MEドラえもん」になります! pic.twitter.com/J6YZvQ18rM
— 服部昇大/映子さん5巻発売! (@hattorixxx) 2021年6月8日
もちろん、自分の好きな作品で自分の好きな作品の映画が取り上げられるのは嬉しかったのですが、
『SBMドラえもん』が過度のおいじりをされてしまう可能性もあったので、少し不安に感じていたところもあります。
あの映画、ネットでもいろいろ賛否がわかれている作品だったりするので・・・。
しかし、最終回の内容自体は、
『SBMドラえもん』の内容に触れつつも、実際はドラえもん映画のお話で楽しく盛り上がる部長と邦キチの姿を存分に堪能できるお話となっており、
自分が覚悟していたような作品の過度なおいじりもそんなに無かったので、
なんのストレスも無しに楽しく読むことが出来ました。
Twitterの感想を見ても、部長と邦キチの距離感を考察するツイートばかりで、無意味に『SBMドラえもん』のことを悪く言っている人がいなかったのも良かった!
高校生(17歳)でありながら、大山ドラの魅力がわかっていたり、
「歴代すべてのドラえもん映画で興行収入1位の作品はなに?」というクイズに対して、
「最近の映画はヒットしてるという話だし・・・」と前置きしておきながら、去年公開の『新恐竜』や『月面探査記』ではなく、
『のび太の宝島(2018年公開)』を答えていた部長。なかなかやりますね・・・。
あと、これまでのパターンだと、邦キチが『ドラえもん』の存在を知らず、
「『STAND BY ME ドラえもん』で初めてドラえもんを知った」みたいなトンデモ設定がぶち込まれていてもおかしくなかったのですが、
さすがの邦キチでも、ドラえもんの存在自体は知っていたようです。
『魔女の宅急便』の存在を『実写版 魔女の宅急便』でしか知らなかった邦キチでも、ドラえもんは知っている!
やろうと思えば、もうちょっといじれそうな部分もあったのですが、
邦画プレゼン漫画としてちゃんと成立しつつ、小○館や藤○プロから許してもらえる範囲の取り上げ方としては、
ほんとうに今回のような内容が丁度いいと思いました。
攻めるときは攻めるけど、場合によっては攻めすぎないのも、プロの仕事のひとつです。
さすがプロだ・・・ちがうなあ。
あと、これまでの『邦キチ!映子さん』において、
「邦画に詳しくない」部長と「邦画しか知らない」邦キチが、「共通の映画の話題」で盛り上がっているの、おそらく今回のお話が初めてだったりするんですよね。
放課後に公園でバドミントンをしたり、映画ドラえもんクイズでイチャついている2人。
はたから見たら、完全に青春まっさかりだ。
今後、「ドラえもん映画の話題なら彼女にも通じる」と知ったことで、
邦キチにたいして、執拗に映画ドラえもんトークを振ってくる部長の姿があったとか、なかったとか・・・。
そんなわけで、『邦キチ!映子さん season6』最終回を読んだ感想は以上です。
藤子作品関連の邦画は他にもいろいろあるので、今後もたくさん取り上げてもらえたら嬉しいですね。
みんなも『邦キチ!映子さん』をたくさん読もう! おしまい!
『パータッチ』で例えツッコミをする部長 vs キン肉マンの理論を語る邦キチ。どっちも好きです。