忍者ハットリくん
第663話「ケン一氏の尻重すぎるでござるの巻」
第664話「忍者金魚は甲賀印の巻」
第665話「水中写真はいかがでござるの巻」
第666話「ジッポーがやってきたでござるの巻」
第667話「忍法ハンバーガーを召し上がれの巻」
第668話「ジッポー気球でカリブ旅行の巻」
第669話「家事はおまかせジッポーでござるの巻」
6月1日放送の、テレ玉藤子Aアワー(第83回)の感想です。
それではさっそく『忍者ハットリくん』の感想へまいりましょう。
あと30話ほどでアニメも終わっちゃいますね・・・。
■第663話
ハットリくんが、何をするにもなかなか動こうとしない、いわゆる「お尻が重い」ケンイチ氏を懲らしめる!
「伊賀のちょうちんブルマ」さえあれば、前方回転も簡単にできるそうだけど、
あんな変なのを履くくらいなら、一生前方回転なんかできなくてもいいという考え方もある。
ケムマキのいたずらでイスと尻を粘着でくっつけられたケンイチ氏だけど、
ふつうに尻だけでイスを持ち上げられると思うので、アニメのように前のめりに転んだりはしないのではないだろうか?
もしくは先にズボンが脱げて終わってしまいそう。
「伊賀のちょうちんブルマ」→「ケンイチ氏のつくったカラクリ」→「伊賀の飛び綿」までの展開のテンポが良く、
このお話は通常のエピソード以上に、内容が詰まっているように感じた一本でした。
■第664話
お祭りの屋台で絶滅したと思われていた、伊賀の忍者金魚(略して「ニンキン」)を発見したケムマキ氏。
午後7時のご飯時にうんこで暗号文を伝えるスタイルの金魚はあまり見たくなかったぞ!
太古の昔、伊賀のどこかに、
「金魚のうんこで暗号文の伝達ができたら重宝するのでは?」と真面目に考えたヤツがいると思うと、かなり恐ろしい。
まあ実際、そんなに重宝しなかったら、ニンキンは絶滅しちゃったんでしょうね。
暗号に「金魚のうんこ」を使うのはまだまだ時代が早かった。
ハットリくんにいたずらをするべく、ケムマキは学級新聞のお手伝いをすることに。
ケムマキの「夢子ちゃんのためなら」との言葉を聞いた夢子ちゃんは、何のためらいもなく「美人ってトクねえ~」とコメントしていました。
夢子ちゃん、相変わらずの夢子ちゃんっぷりだ!
学級新聞に自分の醜態が載ってしまったハットリくん、珍しく怒り顔を露わに!
■第665話
ケムマキの口車に乗せられて、夢子ちゃんが水中で泳ぐ姿を写真撮影することになったケンイチ氏である。
このお話はいつ放送されたものかは調べてませんが、今週放送分は夏っぽいエピソードが多いですね。
ハットリくんたちが書物を参考にして「伊賀の潜水艦」を作るくだりは、なんだか『キテレツ大百科』みたいだった。
なお、ハットリくん曰く伊賀の潜水艦は「お風呂の中に桶を沈めると空気が中に残る原理」をそっくりそのまま応用したものらしい。
わかりやすい説明だったけど、安全性にはかなり不安が残る潜水艦だ!
でも、潜水艦が沈没したところでさすがに死にはしないから大丈夫か。
今回は悪意のない人っぽかったからよかったですが、
夢子ちゃんも、いきなり知らない男の人と仲良くなるのはキケンなのでよしたほうがいいと思います。フィーバー!
■第666話
忍者怪獣ジッポウ、「666話目」と不吉すぎる話数の回で初登場!
でも、アニメだと「ジッポー」表記なんですね。なんだかライターみたいな名前だ。
忍者の子ども2人と、しゃべる犬と、忍者怪獣との同居を許してくれるケンイチ氏のパパは、
人間としての器が瀬戸内海くらい広いお方なのかもしれません。
でも、人間の頭を手のひらで潰せるほどの怪力と無限の食欲を持つ、ジッポーとの同居はかなり大変そうである。(主に食費など)
あれ、相手がケムマキじゃなかったら確実に人がひとり死んでたような・・・?
■第667話
「(ケンイチ氏たちが)先にお礼を貰ったから断るわけにはいかない」とハットリくんは言っていたけれど、普通に断っていいと思うぞ。
ハットリくんがお手伝いをする店。
個人経営の店かと思ったら、内装や店のサービスを見るに、フランチャイズ店なんだろうか?
ケムマキのクレーマー攻撃にも負けず、
ハットリくんは夢子ちゃんのハンバーガーにわらじを混入させた以外は、完璧にお手伝いをこなしていました。
わらじ混入バーガーを食べたのが身内(夢子ちゃん)じゃなかったら、
あの店は今ごろ営業停止になっているところだったでござる。ニントモカントモ。
■第668話
ジッポー(アニメ表記)を気球代わりにして大空を大冒険だ!
でもお話の内容的に、ジッポーを気球にする必要性はあまりなかったような・・・。
「フラミンゴは保護動物」と言うことを知っていたケンイチ氏、意外と博識である。
墜落しそうになった際に、獅子丸は「ちくわだけは捨てられない」と訴えていたけど、
それなら、ちくわと一緒に獅子丸ごと気球から落とす選択肢もあったぞ。(ひどい)
ハットリくん達は夢子ちゃんの旅行先であるフロリダまで飛ぼうとしていたけど、たぶん、本当に気球で行ったら1週間以上かかりそうだ。
そもそも、あのままフロリダに到着していたら、不法入国でお縄になってたところでござった。ニントモカントモ。
■第669話
ジッポー回、今週3本目。
さすが新キャラ、推されてますなあ。
ああ見えて家事が得意だったジッポーの登場で、自分は家から追い出させるんじゃないか?と不安になった獅子丸。
ケムマキの思惑も知らず、ジッポーを風邪で弱っている小池先生の元へ送り込んでしまうのですが・・・。
三葉家のみなさんは温和な人が多いので、
ジッポーがよほどの事をしない限り、いくら何でも急に家から追い出したりはしないでしょう。
(そういえば、トゲ次郎って最近見なくなったような・・・。)
このお話を見て、
「自分が風邪で弱っている時にいきなり怪獣(本物)がやってきたら、どういう反応になりそうか?」をちょっと考えてみることに。
ちょっと体調に余裕がある時なら「安全確保のためにトイレに籠る」くらいの行動は取れそうだけど、
完全なグロッキー状態だと、今回の小池先生のようにすべてを怪獣に委ねるしかなさそうです。
病気で死にそうになって寝込んでいる時に、自分の家に謎の怪獣がやってきたら、
「そうか。自分は今日で死ぬ運命だったんだな」と悟り、これまでの人生に感謝するほかないですね。無念!
これ入ってるよね?(みうらじゅん)
というわけで、今週の感想は以上です。
来週は「ライオンズアワー・埼玉西武×横浜DeNA」放送のためお休み。
次回のテレ玉藤子Aアワーは6月15日放送予定となっております。お楽しみにー。