こんにちは。
君のことが大大大大大好きな100人の彼女 5 (ヤングジャンプコミックス)
あと、もうちょっとだけ待つと『100カノ』コミックス第6巻が発売されるので、
今回はまだやってなかった『100カノ』第5巻の軽い感想と、この巻に出てきた藤子不二雄作品パロディの紹介をしたいと思います。
第5巻のネタバレも多少あるので、まだ未見の方は気をつけてください。
第5巻では、新ヒロインとして、
ボーイッシュな彼女・須藤育さんと、美しい彼女・美杉美々美さんが登場。
「女子野球部存続」をかけた野球対決からの恐竜殺戮隕石、恐怖の長文回、かつて恋太郎だった生き物など、
この作品を初めて読んだ人でも「ああ、『100カノ』ってこんな作品なんだな」と、
すぐにわかってもらえるようなエピソードが非常に多い一冊となっておりました。
『100カノ』は、いきなり第5巻から読んでもおもしろい!
ちなみに自分は、あの恐怖の長文回を電子書籍のヤングジャンプで読んでしまったのですが、
もしもあのシーンを紙の雑誌や単行本で最初に見ていたら、
ページをめくった時にものすごいインパクトを体感できたんだろうなあ・・・と、若干の後悔をしています。
なので、まだ第5巻の内容を知らないという方は、なるべく紙の単行本で読んでいただくのがおススメかと。
100カノ初見勢は、是非とも「あのシーンの圧(あつ)」を ”紙の単行本” で感じてくれ!
さらに『100カノ』第5巻では、
「体育会系の人間」に対する原作者さんの歪んだイメージ像を垣間見ることも!
ただ、自分は体育会系の友達がひとりもいないため、
「もしかしたら本物の体育会系もこんな感じなのかも・・・」と考えてしまい、あまり強くツッコむことができないのでした。
求む、体育会系に詳しいツッコミの人!
そしてこれが、第5巻における藤子不二雄作品パロディです。
媚薬を出した時の手がなんかドラえもんっぽくなるやつ。第41話より。
あと、厳密に言えば「藤子作品パロディ」ではないのですが、
第35話にて、本気を出した芽衣さんがホワ○トボールを投げる描写がありました。
本誌でこの回を読んだ時は、
「たしかに面白かったけど、『ドラベース』のわかるヤンジャン読者は少ないのでは?」と思ったりもしたのですが、
Twitterの反応を見る限りだと、ドラベースネタのウケはなかなか良かったっぽいので、こちらも安心しました。
『ドラベース』は今読んでもおもしろいですからね。
<『ドラベース』第1巻ためし読み>
今のヤンジャン読者は、みんなドラベースを読んでいる!(決めつけ)
そんでもって、原作の中村力斗先生はたぶんドラベース世代なんだと思いますが、
作画の野澤ゆき子先生は、世代的におそらく『ドラベース』をこれまで一度も読んでいないような気がしてなりません。
野澤ゆき子先生、元ネタをまったく知らないのにホワ○トボールを描かされた疑惑。
あと、前からうすうす思っていたのですが、
この作品は藤子パロディと同じくらいにジブリネタをかなり多用してくる傾向があります。
いや、むしろ最近は「ジブリネタ」の頻度のほうが多かったりもする。
中村力斗『超能力少女も手に負えない!』第9話より
この傾向は、原作者の中村力斗先生の過去作でも見受けられるので、
『100カノ』に登場するジブリネタの数々は、きっと中村先生の趣味なんでしょうね。
そういえば、ヤングジャンプ目次の質問コーナーでも、中村先生はジブリ関連の回答をすることが多い気もします。
『100カノ』のような作品を日夜生み出し続けているの、なんかすごいと思いませんか?
まあ、そんな感じで『100カノ』第5巻の感想は以上となります。
つづく最新コミックス第6巻は、今月6月18日(金曜日)の発売です。私も買います。以上。
第5巻描きおろし。
須藤育さんがキッツいのに目覚めた経緯がWikipediaに書かれているアルバート・フィッシュの生い立ちにちょっと似ていたので不安になりました。
そのうち、キッツいものを求めすぎるあまり、自傷に走り始めたらどうしよう?