5月17日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ24号掲載『僕とロボコ』第41話の感想です。
巻頭カラーで感動の再会を果たした『Dr.STONE』、
まさかの展開を迎えてしまう『ONE PIECE』、
完全にスポーツ漫画と化していた『高校生家族』、
いよいよ戦いがクライマックスを迎えそうな『夜桜さんちの大作戦』、
今までギャグだと思ってた描写がまさかの・・・だった『灼熱のニライカナイ』、
シェンが何を思いついたのか気になる『アンデッドアンラック』、
前回ラスゴマの相生さんの行動が今週のお話と別に繋がっているわけでもなかった『アイテルシー』など、
今週の少年ジャンプは、どの作品も面白かったです。
やろうと思えば全作品の感想を書きたいくらいですが、それをやるにはとても時間が足りないので、
今週もいつも通りに『僕とロボコ』の感想だけ書いておきます。
毎週ジャンプの全作品の感想を書いている北区の帰宅部さんって、やっぱりスゴいんだなあ。(しみじみ)
ボンドくん達が暮らすバミューダ町に宇宙人がいるとのウワサが発生だ!
はたして、ロボコ達は宇宙人と出会い、未知との遭遇を果たすことができたのか!?
今週の『僕とロボコ』の掲載位置は、
片岡誉晴先生の宇宙を舞台にした読み切り作品『No one Knows』のすぐ後だったので、
ちょっとした宇宙ネタつながりも生じていました。
(ある男女2人の繋がりを描いたSF作品『No one Knows』も、とても素敵なお話でした。)
以前より、バミューダ町は霊界をつなぐトンネルがあるせいなのか、
お堂の鬼などをはじめとするオバケや怪物が平気で出歩いていたりするような場所なので、
今さら宇宙人があらわれたところで、そんなに驚きはない・・・わけでもないぞ。
ボンドくんが言うように、ロボコの存在自体が宇宙人よりも得体のしれない存在なのかもしれない。
そしてこれが、バミューダ町にあらわれた宇宙人の姿である。
ロボコの存在とガチゴリラくんの異様な打たれ強さを見た宇宙人、自分の事を棚に上げて動揺しまくりだ!
『のび太の宇宙小戦争』のパピくんのように、
アニメや漫画にでてくる宇宙人は、宇宙服をあまり着ていないイメージが自分の中にあったので、
今回の『僕とロボコ』に出てきた宇宙人が、
ガッツリ宇宙服を着こんで地球上で活動しているタイプの人だったのは、逆に新鮮に感じてしまいました。
前述の『No one Knows』でも、主人公のひとりである宮別さんが、
地球と別の惑星に降り立った際に宇宙服のヘルメットを外していましたが、別に生命活動に異常はなさそうだった。
「未知の星でもヘルメットを脱げる」というのは、その星の宇宙科学技術が進歩している証なんだろうか?
だとしたら、今回登場した宇宙人さんの星は、まだまだ科学技術が発展途上にあるのかもしれません。
とはいえ、はるばる地球までやって来れるほどの技術は持ち合わせているので、
彼らから宇宙戦争を仕掛けられた場合、あっという間に武力で制圧されてしまい、地球が植民地にされてしまう恐れもある。
未知との遭遇は、つねに危険と隣り合わせだ!
ただ、今回登場した宇宙人さんがはるばる地球へやってきたのは、
「少年ジャンプを買いに来たため」という理由だったので、この人たちとはなんとなく仲良くできそうな気がしました。
おそらくこの宇宙人、ジャンプを買うために週に1回のペースで地球にやってきていそうです。
ボンドくん達もせっかくなんだから、
「いま一番お気に入りのジャンプ作品はなんですか?」くらいの質問を、宇宙人にぶつけてもらいたかった。
兄妹でなかよく少年ジャンプを買いにくるような宇宙人に、悪い人はいません。
今回はロボコがいろいろと迷惑をかけてしまったお詫びとして、宇宙人さんにはロボコのエネルギーを燃料代わりに、元の星へと帰っていただきました。
また近いうちに、会えたらいいですね。
そして、今回の『僕とロボコ』は「宇宙人が出てくるお話」だったせいか、
ドラゴンボールネタがいつも以上に多かった回でもありました。
たしかに、あの漫画はよく考えてみたら、
孫悟空やベジータ、ピッコロにフリーザにコルド大王など、主要な登場人物のだいたいが宇宙人だったりする。
『ドラゴンボール』は「宇宙人が出てくる少年ジャンプ作品」としても、一番有名な作品なのかもしれません。おしまい。
【今週の藤子不二雄作品要素を感じたシーン】
今週の『僕とロボコ』にて、
ボンドくん達が通う学校・バミューダ小の近くに「裏山」があることが判明しました。
学校の近くに裏山があるのは、実質ドラえもんみたいなもんです。
ドラゴンボールネタをたっぷりとやりつつ、
ドラえもん要素もちゃんと入れてくれる『僕とロボコ』はやっぱりエラい!
なんとなく風景も本家に似てるような・・・。
コミックス第4巻は7月2日発売予定っぽいです。