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少年チャンピオン『TVアニメ創作秘話 ~手塚治虫とアニメを作った若者たち~』が完結しました。

 

少年チャンピオンで連載されていた

『TVアニメ創作秘話 ~手塚治虫とアニメを作った若者たち~』が今週号で無事完結しました。

チャンピオン創刊50周年記念ではじまった連載でしたが、もともと全1巻の予定だったんでしょうね。

 

 

 

この漫画は、タイトルこそ「手塚治虫と~」とついていましたが、

作中で何度か藤子不二雄関連の話題も出てきていたのも、また印象的でした。

 

 

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genshiohajiki.hatenablog.com

 

 

 

 

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虫プロ藤子不二雄先生の間で一応関わりはあるものの、

「この漫画で扱われるのは、過去記事にもあったスタジオゼロの話題くらいだろうなー」とばかり思っていたので、

 

この作品に、虫プロ関係者繋がりとして下崎闊さんが出てきたのは、けっこう意外な人選でした。

 

 

下崎闊さんというのは、当時の虫プロで『W3(ワンダースリー)』の制作進行を担当していた方であり、

ドラえもんファン的には、のちに『日本テレビドラえもん』を作った真佐美ジュンさんだといったほうがわかりやすいかも。

 

 

 

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なので、『TVアニメ創作秘話』には日テレドラ絡みの話題も出てきます。

中傷文に惑わされた局のお偉いさんに詰問される下崎君!

 

この時にとった手塚先生の行動が本当にカッコよかったので、気になる人は単行本で確認してみてください。

 

 

 

 

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あと藤子不二雄絡みの話題といえば、上の画像とかもそうですね。

 

 

 

 

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分かりやすいように該当部分をでっかくしてみましょう。

手塚治虫先生による、人気漫画家の手の描き分け芸だ!

 

自分はずっとこのブログで「手シリーズ」という記事をやっているので、手塚先生の手のこだわりには共感できるものがありますね。(適当発言)

 

 

 

なお、この漫画のラスト3回ほどは虫プロ伝説のアニメーター・中村和子さんが登場しており、

 

少年チャンピオン今度のNHK連続テレビ小説に便乗したいのかな?商魂たくましいですなあ~」と思ってニヤニヤしていたのですが、

物語のほうは、ワコさんがそんなに本編に関わることがないまま終わってしまいました。

 

 

うーむ。もっと作中で手塚先生と絡ませておけば、

「あのドラマで話題の女性アニメーターも登場!」ってデカデカと単行本帯に書くこともできたというのに・・・。

秋田書店は、朝の連続テレビ小説に便乗して単行本を売りたくないのか?(情緒不安定)

 

 

 

 

まあ、いろいろ言っちゃいましたが、

5月8日に発売されるコミックスのほうは確実に買うと思います。

 

 

 あの頃の手塚先生のがんばりがなければ今の手塚プロもなかったわけだし、

どろろ』や『五等分の花嫁』のアニメだって、この世になかったわけですからね。

 

なので、手塚先生をよく知らない現代のアニメファンも、感謝の気持ちをこめて買いましょう。

手塚プロ無かったら他のアニメ会社が『五等分の花嫁』つくってたはず」とか言わない。

 

 

 

 

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あと、ここ最近で記事にできていない「ドラえもんパロディ」も溜まってきているので、

これらもタイミングを見てちょくちょく出していけたらいいなーと思っています。おしまい。

 

 

今の少年チャンピオンの連載陣では「もういっぽん!」「ヒマワリ」「鬼のようなラブコメ」が好きです。