こんばんわ。
本日はとくに話すこともないので、
今から41年前に発売されたマンガ雑誌でも、テキトウに読んでいこうかなと思います。
当時の定価は280円でした。
今月号の目次と表3広告。クッピーラムネ。
表2広告。自宅でカラープリント。
今号の「マンガ少年」の巻頭は、松本零士先生の『漂流3000万光年』。
「マンガ少年」は、手塚治虫先生に石ノ森章太郎先生、ジョージ秋山先生に竹宮恵子先生と、
かなり豪華な連載陣が揃っている雑誌なのですが、
神保町の古書店街に行くと、けっこう安価で売られているイメージがありまして、
この本も「藤子不二雄先生の読み切りも載ってるし、ついでにこれも買おう」くらいのノリで買っちゃった記憶があります。
人はなんで古書店街に行くと、買おうとしていないモノまで買っちゃうんだろうか。
で、これがその雑誌に載っていた藤子不二雄先生の読み切りです。
幼馴染の少女と、謎の老人と、輪廻転生と。
普通ならまず信じられないような話なのに、実際に自分の身の回りで起きてしまった。
『影男』は、まさに「SF(すこし・ふしぎ)な作品」といえるお話でありましょう。
老人は、どんな経緯をもって、あの行動に行きついたのか。
その想像を膨らませていくと、作品の深みがより出てくるところも好きです。
なお『影男』は、単行本化の際に加筆されているのですが、
追加されたコマで「間」が増えたことによって、
雑誌掲載版よりも物語の臨場感が増して面白くなっているのは、やっぱりスゴいの一言。
雑誌掲載時はページ数が足りなくて、
いくつかの展開をなくなく切っていたりしたんでしょうかねえ。
そして、同じ号では『火の鳥(乱世編)』も載っておりました。ラッキー!
吹子(おぶう)が宋からやってきた火の鳥を慣らそうとするあたりの回です。
しかし、手塚先生がアメリカへ取材旅行に行った影響でこの回はわずか15ページで終了。
残りのページの代替として、過去作品の再録(白い幻影)が載っておりました。
上の画像だと、かなり見にくくなっていますが、
再掲作品の扉絵にも
「☆手塚先生アメリカ取材旅行のため、減ページのやむなきに至りましたことを、おわびいたします!!」とのお詫びコメントを記載。
本来だったら、その作品への「煽り文句」が載っていそうなスペースに
「減ページのおわび」が載っているパターン、自分は初めて見ましたね・・・。
あと「マンガ少年」には、読者からの意見を掲載するページもあったのですが・・・。
何が発端かはわかりませんが、
この頃はますむらひろし先生に対する論争が起きていたようです。
前後の号をもっていないので、なにが原因でこんなことになったのかさっぱりわからん・・・。
(この論争の原因をご存じの方、詳細を教えてくだされば幸いです)
裏表紙。ワグナー商会のラジコン。
他にもいろいろと触れたいところはあるのですが、今日のところはここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【おまけ】
今月の表紙について。美女万歳!
Twitterの画像会話で使えるかな、と思って一応保存しておいた画像です。