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【読んでみた】朝日ソノラマ「月刊マンガ少年」(1979年2月新春特大号)

 

 

こんばんわ。

 

 

 

 

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本日はとくに話すこともないので、

今から41年前に発売されたマンガ雑誌でも、テキトウに読んでいこうかなと思います。

当時の定価は280円でした。

 

 

 

 

 

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今月号の目次と表3広告。クッピーラムネ

 

 

 

 

 

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表2広告。自宅でカラープリント。




 

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今号の「マンガ少年」の巻頭は、松本零士先生の『漂流3000万光年』。

 

 

 

「マンガ少年」は、手塚治虫先生に石ノ森章太郎先生、ジョージ秋山先生に竹宮恵子先生と、

かなり豪華な連載陣が揃っている雑誌なのですが、

 

神保町の古書店街に行くと、けっこう安価で売られているイメージがありまして、

この本も藤子不二雄先生の読み切りも載ってるし、ついでにこれも買おう」くらいのノリで買っちゃった記憶があります。

 

 

人はなんで古書店街に行くと、買おうとしていないモノまで買っちゃうんだろうか。

 

 

 

 

 

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で、これがその雑誌に載っていた藤子不二雄先生の読み切りです。

 

 

幼馴染の少女と、謎の老人と、輪廻転生と。

普通ならまず信じられないような話なのに、実際に自分の身の回りで起きてしまった。

『影男』は、まさに「SF(すこし・ふしぎ)な作品」といえるお話でありましょう。

 

 

老人は、どんな経緯をもって、あの行動に行きついたのか。

その想像を膨らませていくと、作品の深みがより出てくるところも好きです。

 

 

 

 

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なお『影男』は、単行本化の際に加筆されているのですが、

 

追加されたコマで「間」が増えたことによって、

雑誌掲載版よりも物語の臨場感が増して面白くなっているのは、やっぱりスゴいの一言。

 

 

雑誌掲載時はページ数が足りなくて、

いくつかの展開をなくなく切っていたりしたんでしょうかねえ。

 

 

 

 

 

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そして、同じ号では火の鳥(乱世編)』も載っておりました。ラッキー!

 

 

 

 

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吹子(おぶう)が宋からやってきた火の鳥を慣らそうとするあたりの回です。

 

 

 

 

 

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しかし、手塚先生がアメリカへ取材旅行に行った影響でこの回はわずか15ページで終了。

 

残りのページの代替として、過去作品の再録(白い幻影)が載っておりました。

 

 

 

 

 

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上の画像だと、かなり見にくくなっていますが、

 

再掲作品の扉絵にも

「☆手塚先生アメリカ取材旅行のため、減ページのやむなきに至りましたことを、おわびいたします!!」とのお詫びコメントを記載。

 

 

本来だったら、その作品への「煽り文句」が載っていそうなスペースに

「減ページのおわび」が載っているパターン、自分は初めて見ましたね・・・。



 

 

 

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あと「マンガ少年」には、読者からの意見を掲載するページもあったのですが・・・。

 

 

 

 

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何が発端かはわかりませんが、

この頃はますむらひろし先生に対する論争が起きていたようです。

 

 

前後の号をもっていないので、なにが原因でこんなことになったのかさっぱりわからん・・・。

(この論争の原因をご存じの方、詳細を教えてくだされば幸いです)

 

 

 

 

 

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裏表紙。ワグナー商会のラジコン。

 

 

 

 

他にもいろいろと触れたいところはあるのですが、今日のところはここまでとさせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 (2)

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火の鳥≪オリジナル版≫復刻大全集  乱世編 上

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  • 作者:手塚治虫
  • 発売日: 2011/12/17
  • メディア: 大型本
 

 

【おまけ】

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今月の表紙について。美女万歳!

 

 

 

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Twitterの画像会話で使えるかな、と思って一応保存しておいた画像です。