発行日:2019年2月26日
出版社:小学館
価格:800円
全176頁
2月21日(木曜日)に発売されたドラえもんの新シリーズ!
これまでのドラえもんの作品を「学年別」というくくりでまとめた、初めてのセレクションであり、
この本では「小学三年生」に掲載されたドラえもんがまとめて収録されています。
(3日連続同じコピペ)
<特設サイト>
以下、収録内容。
地球せいぞうほう(1973年3月号)
ご先ぞ様がんばれ(1970年6月号)
ドラえもんだらけ(1971年2月号)
ぞうとおじさん(1973年8月号)
広~い宇宙で海水よく(1982年8月号)
正直太郎(1973年9月号)
グラフはうそつかない(1975年2月号)
バイバイン(1978年2月号)
ちく電スーツ(1976年11月号)
動物がたにげ出しじょう(1975年11月号)
ありがたみわかりき(1978年11月号)
しんじゅせいぞうアコヤケース(1982年11月号)
「時」はゴウゴウと流れる(1983年5月号)
オオカミ一家(1973年11月号)
バランス注しゃ(1976年1月号)
いつでも日記(1972年2月号)
おばあちゃんの思い出(1970年11月号)
走れ!ウマタケ(1974年1月号)
さようなら、ドラえもん(1974年3月号)
解説『のび太の「寝顔」が教えてくれること』 岸圭介
おとといは「ドラえもん一年生」、昨日は「ドラえもん二年生」の感想記事を書いてきましたが、
この2冊と「ドラえもん三年生」の一番の違いは、ほかのよりも値段が50円高くなってること。(他の2冊は750円)
カラー収録作品も無いのに、なんでこれだけ50円高いのかは謎です。
今日まで3冊続けて、『学年別ドラえもん名作選』の感想を書いてきましたが、
「広~い宇宙で海水浴」「ちく電スーツ」など、学習に役立ちそうな内容の作品を収録しておきつつも、
「ぞうとおじさん」「ドラえもんだらけ」などといった、
「ドラえもんを読むならこれを読め」と言えるべき名作回も収録してあるところに、今回のセレクションを編纂している側のしっかりとしたこだわりを感じます。
何だかシリーズの総括っぽい文章になってきましたが、
ここで色々書いちゃうと、約2か月後に発売される「ドラえもん四年生~六年生」の感想記事で書くことがなくなってしまいそうなので、もうやめときます。
それにしても、
この『ドラえもん三年生』に出てくるのび太やジャイアンたちも「読者と同じ小学三年生という設定」として考えると、
「地球製造法」のジャイアンとスネ夫は、小学三年生にして「宇宙戦車」や「怪獣仮面」のプラモを作っていたということになる。
なんかすごい。
あんな電子工作が必要そうなプラモ、9歳くらいの年齢でよく作れたもんだ。
本当はスネ吉兄さんに作ってもらったり、デパートで買ったりしたやつを「自分で作った」と言ってるだけなんじゃないのか?
もしかしたら、昔はそういう簡単につくれるプラモが実際にあったのかもしれないけど。
まあ、そんな余計な作品の考察は置いておくとして、
小学校低学年の最後となる『ドラえもん三年生』のラストを「さようなら、ドラえもん」で締めているところが実にいいですね。
下世話な話になっちゃうけど、
ここまで読んだ人は『ドラえもん四年生』も買うしかなくなるという点も、商業的にうまい話ではあります。
続編となる「帰ってきたドラえもん」が読みたい人は、4月24日に発売予定の『ドラえもん四年生』も是非買いましょうってことで。
『学年別ドラえもん名作選』の感想記事も、まだまだ続きますよ。