2018年6月22日放送分 ネタバレ注意!
●ドラドラまちがいさがし●
今週は「うら山危険生物パーク」で学校の先生と出くわしてしまったシーンから出題。
まちがい探しよりも、毎回お題になっているシーンが何の回なのかを思い出すことのほうに脳を使っている気がする。
テレビ局をはじめたよ(コミックス11巻収録)
1本目はご近所中のテレビに映像を映し出すことができる『ミニテレビ局』が登場。
インターネット動画サイトが全盛のこの時代に、「のび太TV」が開局だ!
原作では名前がなかったこの道具。
wikipediaの項目では『ミニテレビとう』という名前であつかわれていて、
6年前にアニメ化された時は『インスタントテレビ局』に名前が変わり、今回は『ミニテレビ局』という名称がつくことになった。
ただ、この名称だと原作にある既存の道具と名前がかぶってしまう。
原作にあるほうの『ミニテレビ局』をアニメ化したくなったとき、どうすんだ?
今のドラえもんではほとんど同じ名前の道具もあったりするので、アニメスタッフさんたちはそこら辺をあまり気にしていないのかも。
そういや大山ドラ時代はこの道具、何て呼ばれてたんだろう? 知ってる人、情報求む。
とりあえず、話を『ミニテレビ局』に戻しますが、
この道具は調節次第で日本中のテレビに好きな映像を映すこともできるという、すごい機能もついている。
ミニテレビ局が流通している未来の世界で、自分の愚息のアップを全国ネットで映しちゃう愉快犯がいたりしないかが心配だ。
さらに、自分のやっている番組を今どれくらいの人が見ているのかを知れる「視聴率計測機能」も新しくついていた。
この『ミニテレビ局』で流した映像は、
チャンネルを変えようがテレビを消そうが強制的に映るらしいけど、それでも視聴率に上がり下がりがあるとはこれいかに。
ひたすら垂れ流される「野比のび太ワンマンショー」のつまんなさに耐えきれなくなって、テレビの前から逃げ出しちゃった人とかをカウントしているんだろうか?
あと原作では、東京タワーっぽい形の道具をテレビの上に置くことで送受信を可能にしていたけど、
いまや時代は薄型テレビになったので、道具の見た目もテレビ局をイメージしたような形にかわっていた。
2012年に放送された時とまたデザインがちがってますね。
内容自体は原作とほぼ同じだったけど、
途中からドラえもんが登場して、ドラミちゃんとの「どっちの考えた番組がより面白いか対決」が始まったところはアニメオリジナルの展開。
ドラえもん自らが提案していた「どら焼きの食べ歩き番組」は結構見てみたいぞ。
ジャイアンとスネオが組んだ「ジャイスネキング」の漫才や、
なぜかテレビで歌う気マンマンだった出木杉くんによる「今日の宿題の解き方」など、
ドラえもんファンが興味を持ちそうなラインナップが次々とのび太TVで放送されていく。
「263×34」の解法くらい、電卓つかえばいいんじゃないのか?
あと、戸手茂できる先生は初めからいなかったことになりました。
民放テレビ局に必要不可欠な生コマーシャルも当然やっていく。
銭湯・松の湯のCMではコマーシャルタレントとしてしずかちゃんを起用するも、意見の食い違いで出演交渉は決裂。
怒ったしずかちゃんから、のび太くんがビンタを食らうハメになってしまった。(2週連続)
最近SNS上でしずかちゃんの入浴シーンが出るたびに怒っている人をよく見かけるようになりましたが、
それに対抗するかのように、ここ最近はしずかちゃんの入浴シーンを頻繁に出している気がする。
これはアニメスタッフさん達の「そんな批判には屈しない!」という気持ちの表れなのか、
それとも「入浴シーンが出せなくなるなら、出来るうちにいっぱいやっちゃおう」という諦めの境地なのか、一体どっちなんだろう?
原作にもあった馬井屋さんの「食べられやしない!」のくだりには、ドラミちゃんとドラえもんも特別参加。
馬井屋さんの落語の最中に行っていた「練習」では、おふたりとも非常においしそうな食べっぷりを見せていました。
まあ、練習のし過ぎで、本番ではやっぱり「食べられやしない!」って言っちゃうんですけどね。
ラストは出番を待ちわびたジャイアンやスネ夫たちが生放送に乱入したことで、てんやわんやの大騒ぎ。
放送がメチャクチャになってしまったため、これをもってのび太TVは廃局となりました。
そんなパニック状態の中、少々照れ気味でカメラに手を振る出木杉くんがすごくかわいかった。
普段はクールな出木杉くんも、一度はテレビに出てみたかったんでしょうなあ。
年頃の男の子っぽさが出ていて、非常によかったです。はい。
●ひみつ道具クイズ ~雨でもウキウキ編~
今週のクイズ:「相手の事を好きになっちゃう道具はどーれだ?」
①ココロチョコ
②あいあいパラソル
③桃太郎印のきびだんご
答えはこの記事の下のほうで。
人の身になるタチバガン(コミックス44巻収録)
ジャイアンとスネ夫が猛犬のいる家にのび太くんのランドセルを放り込むという、かなりハードないじめ描写から始まった2本目。
そのことを知ったドラえもんは、
自分と相手の立場を変えることが出来る道具『タチバガン』を出して、2人をこらしめることを思いついた。
ママから頼まれた買い物をママじゃなくてドラえもんに任せてしまうなど、
かなり微妙な違いもあったりしましたが、
土管から出てきたジャイアンがスネ夫にマジ蹴りを食らってしまうシーンまではほぼ原作通りの展開だった。
しかし、今回のアニメではスネ夫がタチバガンの存在に気付いてしまうところが原作にはないアニオリの展開。
全ての事を知ったジャイアンが、
スネ夫と一緒に腕づくでタチバガンを奪おうと、のび太くんのもとへジリジリと歩み寄っていく。
「今までのお礼はたっぷりさせてもらうからな」と脅しながら、不敵な笑みを浮かべながら一歩一歩間合いを詰める2人。
もはやこれまでか、と思ったその時、
のび太くんは偶然横切ったスズメにタチバガンを撃ち、スズメと自分の体の居場所を交換。
空を飛んでいたスズメと立ち位置を入れ替えたことで空中に浮いている状態となったのび太くんでしたが、
落下する前に、今度はジャイアンとスネ夫にタチバガンを狙い撃ち!
のび太くんは無事怪我ひとつなく、地面に降り立つことができましたが、
空中に移動したジャイアンとスネ夫はそのままなすすべなく地面に落下。あえなくのびてしまいました。
その後は原作通り、
のび太くんが調子に乗ることなく「これで気が済んだよ」とドラえもんにタチバガンを返却してハッピーエンド。
のび太くんの射撃が得意な設定を生かした、いいアニオリ展開だったと思います。
そんなわけで、今週のドラえもんはここまで。
●ドラドラニュース●
今週はエンディングの「ドラえもん えかきうた」で視聴者のみなさんから寄せられたドラえもんの絵描き歌を紹介。
年相応のイラストに交じって、やたらクオリティの高いドラえもんイラストもあったりするのが見どころです。
■次回予告■
次回の放送は6月29日。
「アセッカキン」「録験機でたのしもう」の2本をお送りします。
先週分の感想:ドラえもん感想(ジャイアンの子守歌&おれさまをグレードアップ) - 原子おはじき
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ひみつ道具クイズの答え:②あいあいパラソル。
梅雨→カサ(傘)→あいあいパラソルってこと?