少年シリウス6月号掲載「怪物王女ナイトメア」第6話の感想です。
今月は単行本第1巻発売を記念して、当作品が今月のシリウスの表紙と巻頭を飾っております。
単行本は本日(5月9日)発売なので、
この記事を読んだら、忘れないうちに本屋さんへ行ってコミックスを買うんだ!さあ走って!
【これまでの感想】
ここ最近は日中半袖で過ごせるくらいの陽気になっていますが、今月の「怪物王女ナイトメア」は冬のお話。
その昔、「南Q阿伝」の巻末描きおろしコーナーで、
ケルベロッテちゃんが「前の作品(怪物王女)のヒロインの服装をノースリーブにしてしまったせいで冬はどうすんだという問題が生まれてしまい、けっきょく答えが出なかった」と、
内部事情をぶっちゃけていたことを思い出しますが、
新シリーズに入ってようやくその問題に答えが出たようです。冬服を着せればよかったんですね。
(姫様の冬服は今月のシリウス表紙絵でも見れます。)
そんな冬モードの姫様の前に現れたのは、三国志を彷彿させる格好をした氷人間ども!
近づく者を凍らせ、何度倒してもその場に雪があればいくらでも復活してくるという、実に厄介な相手だ!
人間離れした腕力もさることながら、
投石で窓を割って室内に外気を送り込むことで相手を寒さで凍死させようとする策士的な一面も持っているぞ。
で、その氷人間たちの中には指揮官らしきヤツもおり、どうやらそいつが部下たちに指示を送っているようだ。
やっぱり、「冬将軍」という言葉から今回の敵を思いついたんでしょうかねえ。
三国志は詳しくないのでよくわかりませんが、敵の服装にも元ネタとかあったりするのかも。
氷人間の攻撃にあって屋敷に閉じ込められてしまった姫様たちを救うため、ここでヒロくんが立ち上がった。
ガレージ内にある予備電源の発電機を起動させるべく、氷人間たちの目を華麗にかいくぐっていく!
いや、本当に華麗にかいくぐれればオールオッケーだったんですが、
実際のところは敵に見つかってあっさり刺されたり、凍結したドアノブにうっかり素手で触ってしまい手の皮を全部もっていかれてしまったり、
2階から無理やり飛び降りた結果、着地の衝撃で足の骨が体から突き抜けちゃったりなど、
せっかく表紙&巻頭を飾ったのに、ヒロくんが頼り無いせいでそこそこにグロテスクな描写の多い回になってしまった。
血の戦士であり、半不死身の体でもあるヒロくんは、これくらいのケガならすぐに治るので別に死ぬことはないけど、
単行本で入った新規読者さんがこれを見てひいてしまわないか、ちょっぴり心配だ。
そんな杞憂も持ちつつ、
劇中にて「『何故自分は姫様に忠誠を誓っているのか?』とヒロくんが悩む」という気になる描写もあったり。
ここらへんは、新シリーズでも重要なファクターになりそうです。
今回のお話の中では、
ヒロくんの中でちゃんとした答えは出なかったようだけど、氷人間との死闘をきっかけに、姫様との絆はより一層深まった。
これからの展開次第で、また新しい動きを見せてくれるのかもしれませんな。
といったところで、今月はここまで。
次話掲載予定の少年シリウス7月号は5月26日発売です。
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『怪物王女ナイトメア』光永康則
ようこそ、歪で美しい、悪夢の世界へ…
『怪物王女』も火曜隔週更新予定です!https://t.co/Fb7CmK2lhC pic.twitter.com/rzsZ0FHJ45