少年シリウス5月号掲載「怪物王女ナイトメア」第5話の感想です。
記事にするタイミングを逃しまくって、気づけばもう6月号の発売まで1週間切ってました。
ごめんなさい。
【これまでの感想】
今月のあらすじ:新しい王族の人が宣戦布告をしてきた!
というわけで、前回のラストで姿を見せた新しい王族さんはカティア・フォン・フェニックスという名前らしい。
いろいろと共通点の多い姫様の妹のシャーウッドがイメチェンをしたわけではなく、まったくの別人のようだ。
そのカティアさん曰く、
前シリーズ「怪物王女」にもあった「王位継承権争い」はこのシリーズでも起きている真っ最中であり、
姫様の住んでいる笹鳴町には、かつての王位継承権争いで使われることの無かった怪物の萌芽が眠っている。
そして、今の王位継承権争いでその怪物の萌芽が目覚めたら真っ先に王族である姫様のいる屋敷に向かうはずだよとのこと。
そして、王位を狙ってるヤツがその怪物の萌芽を目覚めさせるかもしれないよーということを教えてくれました。
今月、笹鳴町で暴れまわっていたマンドラゴラ怪物や、
そのマンドラゴラを引っこ抜いていた老人もその「王位を狙ってるヤツ」が仕掛けたモノかもしれません。
ただ、この王位継承権争いは「王国」が監視しているらしく、
あんまりにも王族にふさわしくない行動をとった場合は「それなりの懲罰が待っている」ということも、カティアさんは仰られていた。
例えば、姫様の住む屋敷に核爆弾を落として笹鳴町ごと無きもののしちゃえばすぐに決着ついちゃいそうだけど、
それは流石に王族として品が無さすぎる。そもそもそんな方法で勝って嬉しいのか?
あくまでも攻撃は堂々と、もしくは誰の仕業とも分からぬよう狡猾にやれ、ということらしいです。
まあ、これについては、前シリーズでも言ってたことですね。
それにしても、今回の本編で「かつての王位継承権争い」「前回か前々回の王位継承権争い」とわざわざ言ってるくらいなので、
少なくとも過去3回は、王位継承権争いが行われていることになる。
Fateシリーズにはあんまり詳しくないけど、なんだか何回も行われている聖杯戦争みたいな感じになってきた。
シャーロットがカティアさんという人に変わっていたように、
これまで作品を彩ってくれた王族のあの兄さんやこの姉さんもみんな違う人になってるのかもしれない。
このまま退場されるのも惜しいので、なんとかして登場できないものか。
あと、前シリーズによると、
王位継承権争いでこれ以上決着がつきそうにないと判断された場合、
その王位継承権争いは無かったことになり、また次の王位継承戦争いに持ち越しになってしまうらしい。
カティアの言っていた「勝者のいない無効となった争い」というのは、おそらくそのことを指しているのでしょう。
で、我らが姫様は王位に全く興味が無いばかりか、
カティアに対して「もう会うことも無いだろう」とまで言いきってしまった。
このまま姫様が戦いから逃げ続けていたら、この王位継承権争いだってオジャンになってしまう可能性が高い。
そりゃカティアも「(王位に興味が無いなら)とっとと自害でもなさればいいと思いますわ」と言いたくなるわな。
でも、住んでいる場所は知ってるから、その気になれば襲うこともできなくもないぞ。
こうして、新たな展開と新たな登場人物が動き始める中、姫様はどういった行動に出るのか。
いろいろ気になるところですが、続きはまた次回。
次号の少年シリウス6月号は4月26日(木曜日)発売です。
お知らせ:「怪物王女ナイトメア」単行本1巻が5月9日に発売決定だそうです。