2018年2月9日放送分 ネタバレ注意!
●ミニドラどーこだ!●
今週は次世代ワールドホビーフェアの「のび太の宝島」ブースからの出題でした。
ちなみに当日会場に行った人は「ドラえもん宝さがしセレクション」なる非売品小冊子が貰えたとのこと。行けばよかった!
こびとロボット(コミックス7巻収録)
今週の1本目は、寝ている間に小人ロボットが何でもやってくれる道具「こびとばこ」が出てくるお話。
劇中にて「どこでも3秒で寝られる」と豪語していたのび太君には、うってつけの道具である。
なお、このタイムは原作初期の頃であり、
その後も鍛錬を重ねた結果、最終的にのび太君が睡眠導入時間を0.93秒にまで縮めたことは、
このブログを読んでいるような人ならば、もはやお馴染みの情報でしょう。
この頃はまだまだ成長著しい、黎明といった感じですね。
「ロボットに宿題なんてできるのか?」と心配していたのび太君ですが、
クツ磨きや草むしりといった家庭の雑務から、洗濯機や掃除機、果ては自動車の修理までこなすなど、かなりの万能っぷりだ。
やはり同じ機械であるロボットなので、機械修理にはめっぽう強いと見ました。
さらに、スネ夫のパパ(レアキャラ)の自動車を修理する際には、こびとばこの中から20体以上のこびとロボットが登場。
中からあらわれた大勢の小人ロボットたちがスタンツを組み、高いところにある故障個所も手際よく修理していた。
難しい作業はチームワークで素早くやらないと、仕事が終わる前に依頼主が起きちゃいますからね。
こういうところは、しっかりしてます。
このお話のかゆいところとしては、
スネ夫のパパの自動車のナンバーが「21-12」だったのにも触れておきたい。
自分の車のナンバーにドラえもんの誕生年つけちゃうとか、こんなブログ運営しているような自分でも流石に恥ずかしくてようやれないですわ。
もしかしたらスネ夫のパパは、久しぶりのアニメ出演でインパクトを残そうと、こんなことをやったんじゃなかろうか?
そして物語は、のび太君が睡眠のし過ぎで寝れなくなってしまい、小人ロボットに宿題をさせることが出来なくなってしまうというオチで終わる。
漫画界屈指の知名度を誇る睡眠王でも、さすがに昼間寝すぎたらダメなようだ。
ただ、「寝ている間に何でもやってくれる」という利点は本当に素晴らしいので、
「こびとばこ」は、未来の世界でもバカ売れしてそうな気がする。
時間の足りない現代人(未来人?)向けの道具として、毎晩寝る前に何らかの仕事を頼むサラリーマンや主婦などが主なユーザーになっていそうだ。
家電の修理よりも、「7時に起こして」とか「朝ごはん作っておいて」とか「部屋掃除しといて」といった、
目覚めてすぐにやるのがおっくうな仕事をやらせてもよさそうですしね。
おお、自分もなんだかこの道具がすごく欲しくなってきてしまったぞ。
今週から唐突に始まった新コーナー!
「のび太の宝島」に出てくる注目のひみつ道具を紹介するって感じのコーナーっぽいです。(そのまんま)
そんな記念すべき第1回で紹介されたのは「なりきりキャプテンハット」。
この海賊帽のような道具を被った人と目があうと、どんな命令にも逆らえなくなってしまうらしい。
「雲の王国」に出てきた「雲の国王冠」みたいな感じの道具なのかな?
宇宙たんけん!?ウラヤマ星(コミックス25巻収録)
自分が苦心してつくった力作「風船ロケット(風船から空気が抜ける時のエネルギーで空を飛ぶ原理)」をジャイアンに壊され、ギャン泣きするのび太くん!
彼曰く、この試作品がうまくいった暁には、
ゆくゆくはこの原理をそのまま生かした有人宇宙ロケットを製造しようと思っていたらしく、その悲しみもひとしおである。
科学にとんと詳しくない自分でも、
「ロケットのほとんどが風船だったら人間はどこに乗ればいいんだ?」とか、
「空気のエネルギーで宇宙へ行くのはいいけど、帰りはどうすんだ?」などといったさまざまな疑問点が浮かぶくらいなので、風船ロケットの実用化はかなり厳しそうだとは思いますが、
こうした創意工夫のアイディアを実際にやってみるという心がけは、非常に素晴らしい。
そんなのび太くんのため、ドラえもんは「ロケットストロー」という道具をポケットから出してくれた。
一見、先っちょにロケットの模型がくっついているだけのストローにしか見えませんが、
そのストローを咥えて息を吹き込むだけで、本物のロケットのガスと同じくらいの噴射エネルギーが出せるというスゴイ道具であった!
吹き込む息の強さやストローの角度を調整すれば、空を自由に飛べちゃうことだってできるぞ。
ロケットストローを使うときは、ロケットの模型のほうを咥えないといけないので、
使ってる時は口の中の収まりが悪そうだとか思ってしまうのは、自分だけだろうか?
そういえば、使えば肺活量が1000倍になる「強力ハイポンプガス」とこの道具を併用したら、
通常のロケットの1000倍の噴射力で空を飛べたりもできるのだろうか?
でも実際にやってみたら、あっという間に成層圏まですっ飛んで、あっという間に死んでしまいそうな気がする。
人とは違う、一風変わった自殺がしたいって人にはおススメかも。
飛び降り自殺ならぬ、飛び上がり自殺だ!
でも、本編ではこんなくだらない使い方ではなく、
出木杉くんやしずかちゃんを仲間に入れ、「ロケットストロー」を使ったスペースシャトルという、非常に夢のあるモノを作り上げていきます。
備え付けの吹き込み口に息を吹き込み、コントロールパネルを操れば、ロケットの方向転換やスピード調節も自由自在にできるぞ!
このスペースシャトルで、無限の大宇宙へと飛び立つのだ!!
・・・といきたいところですが、
「材質変換機」で紙を鉄にしたとはいえ、さすがに宇宙旅行に耐えられるほどの強度は持っていません。
だからと言って、近所をロケットで飛び回るだけなのも張り合いがないので、
ここは「宇宙探検ごっこヘルメット」を被り、宇宙旅行気分を味わうことにしましょう。
「ロケットストローをエネルギー源としたスペースシャトルの乗り物に乗りながら、宇宙旅行気分を味わいた~い!」というあまりにも特殊すぎる使用環境でしたが、
それをメーカー側も奇跡的に想定していたのか、おあつらえ向きに息吹き込み用の穴が口の周りにオープンする機能もついているぞ。
このヘルメットを被れば、
いま流行りのVR(バーチャルリアリティ)のように、見慣れた学校のうら山の風景も、まるでどこか宇宙の星にいるかのような風景に変換されて見ることができる。
22世紀の道具ですし、おそらく今以上にリアル感あふれる映像なんでしょうなあ。
というワケで、準備はととのった!
学校のうら山ならぬ「ウラヤマ星」に降り立って、今から友情!勇気!冒険だ!
しかし、こういう時に一番はしゃいでそうなのび太君が、
「(空を飛ぶ宇宙怪物を見て)きっとスズメだな」「いるわけないよ、学校のうら山だよ?」と言い放つなど妙に冷めていたり、
せっかく出会ったウラヤマ星在住の宇宙人の正体が、
どうやらのび太の先生のようだったりと、思いのほかうまくいかない。
さらに、ゴリラとキツネの宇宙人・・・じゃなかった、
ジャイアンとスネ夫にスペースシャトルを奪われてしまう緊急事態が発生!
後を追いかけるドラえもん達から逃れるため、
ここで我らがジャイアンが吹き込み口に息を全力で吹き込むも、力みすぎて鼻水まで全力で出してしまうという致命的なミスを犯してしまった!
スペースシャトルの動力源である吹き込み口が鼻水まみれになるって、考えうる中でもかなり最悪のケースだ。
こうして推進力を失ったスペースシャトルは勢いを失い、そのまま墜落。
でも、吹き込み口がいくら鼻水まみれになったからといっても、操縦ができないわけでもないので、
もう1人の搭乗者であるスネ夫くんがジャイアンの鼻水を受け入れていれば、シャトル墜落も避けられたハズである。
つまり、彼はあの一瞬で「ジャイアンの鼻水を吸うくらいならロケット墜落して死んだほうがマシ」だと判断したってことですな。
自分の命よりも「自らのプライド」を大切にする姿勢は、非常にスネ夫くんっぽくていい。
そもそも、あのロケットストローを用いたスペースシャトルを実用化したら、
ワンマン体制で運転するという対応を取らない限り、搭乗者全員による吹き込み口間接キス大会になってしまうことが避けられなくなってしまう。
1000歩譲って間接キスを許すとしても、口がくさい奴の後に使ったりするのはかなりキツいぞ。
実際、このシャトルでも、無意識のうちに出木杉くんとのび太君による吹き込み口を介した間接キスが成立していた。
しずかちゃんが劇中で1度もスペースシャトルを運転していなかったのは、おそらくそのことにいち早く気づいていたからでしょう。
いや、気づいていたなら、むしろ積極的にスペースシャトルの運転を・・・。
なんか本編の感想からかなり脱線してきたので、ここらへんで終わりにします。
●ドラドラニュース●
・映画公開まで、あと3週間。
・今週もオープニング&宝島クイズは無し。映画公開まで放送なかったりして。
・エンディングの「映画特別映像」の前フリとして、シルバー船長役の大泉洋さんが出演。
肝心の映像のほうは、先週流れてたやつに歌詞テロップが追加されたようなモノでした。はい。
■次回予告■
次回の放送は2月16日。
「ジャイアンvsメカジャイアン」「きつねにつままれた話」の2本をお送りします。