SHIINBLOG

【ドラえもん本レビューその48】My First BIGドラえもん「元気バリバリ夏休み!!」編

My First BIGドラえもん「元気バリバリ夏休み!!」編

f:id:genshiohajiki:20160508061720j:plain

出版社:小学館

発行日:2002年8月2日

定価:286円(税抜)

全194頁

 

■収録内容■

あべこべ惑星(てんとう虫コミックス17巻)

気まぐれカレンダー(41)

水加工用ふりかけ(23)

恐怖のディナーショー(41)

ぞうとおじさん(5)

へやの中の大自然(20)

デンデンハウスは気楽だな(9)

天井うらの宇宙戦争(19)

ミニハウスでさわやかな夏(21)

怪談ランプ(2)

竜宮城の八日間(25)

無人島の大怪物(41)

 

前回から3か月の充電を経て復活したMy First BIGドラえもん第5弾は、「夏」がテーマのお話が12作品掲載。

「竜宮城の八日間」や「無人島の大怪物」などの20ページ越えの作品が多く載っているせいか、収録本数も少なめとなっています。

また、2003年にはピンバッジ付きの特装版も発売されました。

 

 

さてこの本から、冒頭で今回のMy First BIGドラえもんのテーマを解説するような文章が添えられるようになりました。

f:id:genshiohajiki:20160508064530p:plain

マイファーストビック「夏のドラえもん」シリーズのはじまりです!
猛暑にもめげることなく、相変わらず元気なのび太くんたち!
大いに笑ってください!!

 

この冒頭の文章のことを、自分の中では「お言葉」と呼んでいるのですが、

この「お言葉」は形式を変えつつも、現在の「My First BIGドラえもんシリーズ」でも途切れずに続いている非常に歴史のある文化となっています。

今後はこの文章も、記事内で全てまとめていこうと思っております。

f:id:genshiohajiki:20160508065127j:plain

2016年4月発売「笑顔まぶしい五月晴れ!」編より。

 

肝心の内容のほうは七夕の話や戦争の話、怪談話など、「夏」がテーマのお話のみ収録というくくりでも前回の「春のドラえもん」にも負けず劣らずの多種多様っぷりですが、

この本では、「竜宮城の八日間」や「水加工用ふりかけ」といった「海」を舞台にしたお話が多く収録されています。

やはり、夏のレジャーと言えば海がつきもの。

これから後に出版される「My First BIGドラえもんシリーズ」でも、「海」をテーマや舞台にしたお話がたくさん収録されていきます。

 

それから、ジャイアンディナーショウの開催日が8月10日だという事に着目して「夏」がテーマのこの本への収録を決めた編集者さんは非常に有能。よく覚えていた(気づいた?)もんだ。

その他にも「天井うらの宇宙戦争」や「ぞうとおじさん」など、ファンの間でも人気の高い作品も載っているお得な仕上がり。

あと、先日富山県に行った者としてはやっぱり「怪談ランプ」の回もオススメしておきたいですね。

(過去記事:【ドラえもん本レビューその47】高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー限定B5ノート - 原子おはじき

 

 

以下補足情報。

 

「元気バリバリ夏休み!!」編 から、当時開催されていた「THE ドラえもん展」の宣伝も兼ねての

「”THE ドラえもん展”ガイド」というコラム記事の連載が始まりました。

f:id:genshiohajiki:20160508072751j:plain

f:id:genshiohajiki:20160508073022j:plain

この本の裏表紙も「THE ドラえもん展」の広告。

 

この催しは、30人の若手アーティストそれぞれが「ドラえもん」をテーマにした作品を作るという非常に斬新な美術展でして、

完成した作品のほうも「おっ、コイツドラえもんの事わかってるな!」というモノから「何じゃこりゃ・・・」なモノまで、かなりとんがった展示になっていた記憶があります。

今見てもジャイアンにリボンをとられたドラミちゃんの絵は怖い。

 

 

 

f:id:genshiohajiki:20160508074224j:plain

MFB「思いっきり大爆笑!!編」「ゆれる恋心♡編」アンコール発売決定のお知らせが。

こんなにも早く再発売が決まる=初版が相当売れたってことなのでしょうか。

 

ドラえもん最新ひみつ道具大事典 (ビッグ・コロタン)

ドラえもん最新ひみつ道具大事典 (ビッグ・コロタン)