おいしい店めぐり―味よし値段よし 日本全国穴場案内
出版社:グラフ社
発行日:平成8年3月5日
定価:1300円(税込)
全228頁
大山のぶ代さんと関西在住のエッセイスト・高木美千子さんの共著。
食通のお二人が自らの足で見つけた全国のおいしい店を紹介したグルメ本。大都市だけあって、東京と大阪は紹介されているお店が多かったです。
自分の住んでいる埼玉県のお店とか紹介されてないかなーと思って探してみたところ、なんと1件だけヒット。
埼玉県は高麗(こま)市というところにある「むささび亭」というカレー屋さんがそのお店。
イギリス製のバスをそのままお店に改造した奇抜なデザインで、営業日も金・土・日の週末のみといったなんとも風変りなお店だそうです。
文中にある、このお店のカレーの匂いを嗅いで「これは絶対うまいもの屋だっ」と反応する大山さんを想像するとかわいい。「うまいもの屋」という表現がとても大山さんらしいです。
いやー、それにしても気になるカレー屋さんですね。
バスが店ってのも気になるし、やっているのが週末だけってのも気になります。
そして何より、大山さんが気に入って十年も通い続けているというカレーの味が知りたい!
埼玉県の高麗なら電車で行けばそこそこの時間はかかるけど、行けない距離ではない。
でもこの本が発売されたのが平成8年ってことはもう20年前の情報だってことだし・・・。
うーん・・・。
というわけで、実際に行ってみました。
【第1回】原子おはじきグルメレポート 埼玉・高麗「むささび亭」
5月19日(日曜日)「むささび亭」の最寄駅である高麗駅に到着。
高麗駅は西武秩父線の途中にあるおだやかな住宅街のもとに建つ駅です。
ちなみにこの日は、同じ西武秩父線の西吾野でドラえもんを撮影しに行った日でもあります。
こいつです
駅から踏切の下をくぐって、目的のお店へ向かいます。
大山さんは「駅裏に回ってまっすぐ3分くらい歩いたところにある」と書いていましたが、自分が歩いた時は20分くらい歩いたような気がします。
自分の歩いた道が大山さんが思っていたルートと違っていた可能性は十分にあるので、これから「むささび亭」に行くって人は事前にネットなどで場所を検索しておいた方がいいでしょう。
そんな徒歩移動の末、なんとか目的地である「むささび亭」に到着しました。
本の写真のアングルと同じ場所で撮ろうとするも失敗。
これ以上右へ行くと道路に出てしまいます。20年の間に場所移動したのかな?
自分が行ったのは、日曜日の午後1時ちょっと過ぎのランチタイム時だったので店が混雑しているかどうか不安だったのですが、
幸いにも2組ほどのお客さんしかいないいい時間に入り込むことが出来ました。
バスを改造した店内は結構居心地も良く、店員さんも料理の撮影許可に快く応じてくれるなど、このお店で不快な気持ちになることは全くありませんでした。
このお店は道の近くにあるので、窓から時おり、道を歩く地元の方やハイキング帰りの親子連れの姿を望むことが出来たりするのも楽しいです。
そして、注文したインドカレーがこちら。おいしそうでしょ?
インドカレー(チキン)中辛 1155円
僕は大山のぶ代さんのような食通ではないのでカレーの味についてとやかくは言いませんが、とりあえず言っておくとまあ旨かった。
よーく煮込まれたサラサラなカレーとサフランライスの味がうまくマッチしていてとってもおいしかったです。(語彙消滅)
とはいえ大山さんのように、移動距離的にこのカレーを食べるためにわざわざ高麗へ・・・というほどではないですが、高麗に寄ったら立ち寄ってみたいと思える感じの美味しさでした。
とにかく、このカレーの味が気になる人は実際に高麗まで行って食べに行きゃいいんですよね。(とうとう味の感想放棄)
まあ、こんな味の感想は読まなかったことにして。
そんなわけで「むささび亭」に行ったついでに高麗の街をいろいろ歩いてみたのですが、
「むささび亭」近くに大きな川があり、そこで川遊びに興じる親子連れの方が多くいらっしゃったり、店内にあだち充「H2」のタペストリーが貼ってある本屋さんを見つけたりなどけっこういい雰囲気の街でありました。
もしも今住んでいる所以外で埼玉県のどこかへ移住するなら、確実に高麗だ。
本当に自分が高麗に移住したら、週3回ペースで「むささび亭」のカレーを食べようと思います。(本当にオチも無くおわり)
まんが 高麗王若光物語―古代の国・高句麗から現代の日本へ!時空を超えた歴史ドラマ
- 作者: 比古地朔弥,高麗文康
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