SHIINBLOG

ドラえもん感想(どんぶらガス&のび太のヘリコプター)

 

 

 2023年11月4日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

どんぶらガス(コミックス26巻収録)

昼寝がしたいジャイアンによって、空き地を追い出されてしまったのび太くん達。

のび太ドラえもんは、新たな遊び場を求めて『どんぶらガス』で地中へ潜ることにしたのですが・・・。

 

 

 

本編の一部が地中から地上を覗くような、なかなか珍しいアングルで描かれているこのお話。

そしてこういう珍しい構図は、アニメを描く原画スタッフさん側もなかなかに大変そうだ。

 

作画資料とにらめっこしつつ、脳内でイメージしながら描いたのかな?

 

 

 

 

 

「頭に『どんぶら』とつく、土のなかを泳ぐことができる道具」といえば、

他にも『ドンブラ粉』『ドンブラクリーム』の2つがありますが、

 

これらの「ドンブラ三兄弟(いま自分で名前をつけました)」の中で、

唯一のび太くんが溺死せず(?)に、ほのぼのオチで終わってくれるのが『どんぶらガス』のお話のいいところである。

 

 

 

 

つまりのび太くんは、「土のなかを泳げるから」と調子に乗っていると、

ほぼ100パーセントの確率で溺死する運命にあるということですね。(適当解説)

 

 

『どんぶらガス』の時は、自身のブレーキ役としてドラえもんスネ夫がいてくれたおかげで、

のび太くんは「溺死」の運命から回避できた・・・のかもしれません。

 

 

 

 

 

スネ夫達のイタズラによって「空き地にオバケがいる」と勘違いしたジャイアンは、

恐ろしさのあまり、自分から空き地の外へと逃げて行ってしまった。

 

 

 

彼らと長く友人関係を続けているかつ、普段から勘のいいジャイアンであれば、

地中から出てきた「手」を見ただけでも、このイタズラの犯人がのび太ドラえもんだとすぐに気づけそうではあったけど、

 

「地中から出てきた謎の手に足を掴まれてしまう恐怖」の前では、さすがのジャイアンも何も考えることができなくなってしまったようです。

 

 

『呪怨』も裸足で逃げ出してしまうレベルの怪奇現象だ!

 

 

 

 

 

個人的には「寝ているジャイアンに『どんぶらガス』を吹きかけて地中に沈めれば、空き地を自由に使える」という手段も思いつきましたが、

いくらなんでも、それをやったら後がコワそうなので、自分でもやりません。

 

 

寝ている時に、とつぜん自分の身体が土のなかに沈み始めたら、恐いなんてもんじゃないぞ。

 

 

 

 

そんなわけで、一本目の感想はここまで。

 

 

 

 

 

 

のび太のヘリコプター(コミックス24巻収録)

スネ夫くんが、みんなの前で「ヘリコプターに乗った自慢」を展開していく!

飛行船の時といい、とにかくスネ夫くんは空を飛ぶ乗り物が大好きなのか?

 

 

 

周囲からの「別にタケコプターでいいじゃん」という反論を想定してなのか、

町内の空中写真もしっかり用意していたところに、スネ夫くんの自慢スキルの高さを感じさせる。

 

 

 

この用意周到っぷりを見せられてしまっては、

どんなに文句があってもタケコプターとヘリコプターは別モノなんだよ」と言わざるを得ない。

 

漫画『ドラえもん』の連載がはじまってから、

約50年以上自慢話をし続けた少年による、経験に裏打ちされた高等テクニックだ!

 

 

 

 

 

そんなスネ夫の自慢に対して、ドラえもんが出してくれた『そうじゅうくんれん機』は、

ミニチュアとはいえ、本物のヘリコプターを操縦する気分を存分に味わえるシロモノ。

 

 

 

 

ドラえもん「そんな大きなもの(この部屋に)置けるわけないだろ」との理由で、

今回は「シミュレーターの操縦」ということで手を打つ形(かたち)となりましたが、

 

 

ヘリポートくらいの十分なスペースと必要性さえあれば、

ドラえもんがポケットから本物のヘリコプターを出してきても、べつに不思議な話ではない。

 

実際『空の理想郷』では、未来の飛行船を用意できていたワケですし。

 

 

 

のび太くんには言わなかっただけで、

じつは人間がちっちゃくなれば乗り込めるタイプのヘリコプターを所有している可能性もあるぞ。

 

 

 

たまたまこの日は、シンプルに面倒くさかったのと、

出したら出したで懐かしのFLASHと内容がかぶってしまうから、本物のヘリコプターを出さなかっただけか?

 

 

 

 

 

そして、いくら「のび太に自分の注目を奪われてくやしかったから」といっても、

『そうじゅうくんれん機』のヘリコプターを勝手に破壊するスネ夫くんは、なかなかにサイコパスすぎた。

 

 

しかも、とても悪い顔でヘリコプターを踏んづけるという、オマケつきだ。

 

 

 

あの時のスネ夫くんの邪悪っぷりは、ジャイアン以上のものを感じました。

人間、じまん話をし続けると、誰しもがあんな承認欲求オバケになってしまうのだろうか?

 

 

 

 

で、スネ夫もあんなヒドいことしちゃったんだから、

ドラえもんに戦闘機で攻撃されちゃってもしょうがないよねって話です。

 

 

 

ヘリコプターに戦闘機と、ドラえもんの道具を2台もパチンコで壊したのに、

コショウミサイルの発射だけで許してもらえたのは、むしろ優しいといってもいいくらいだぞ。

 

 

本来なら、親が学校に呼ばれるレベルの悪行なのに、

綺麗さっぱりとギャグで片付けてくれたドラえもんは本当に良い人物(?)だと思いました。おしまい。

 

 

 

 

といったところで、今週のドラえもん感想は以上です。

 

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

ドラえもん2024年カレンダー」を4週連続で毎週100名様(計400名)にプレゼントのお知らせ。

詳しくは、アニメ『ドラえもん』公式ページにて。

 

 

 

 

 

●こちらジャイスネ探偵局●

今週の依頼は「のび太はねむりの天才?」。

そして、検証まとめはのび太はねむりの天才! 0.93秒でねむれる!」とのこと。

 

たしかに0.93秒で寝れるなら「ねむりの天才」以外の何者でもない。

でも、大人になった時の、仕事中の寝落ちや居眠り運転には気をつけろよ!

 

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は11月11日。

「宇宙探検ごっこ」「正義のみかたセルフ仮面」の2本をお送りします。

 

次回の感想:ドラえもん感想(宇宙探検ごっこ&正義のみかたセルフ仮面)