2021年10月30日放送分 ネタバレ注意!
リアル日本一周超特急すごろく(アニメオリジナル)
未来の世界で大流行り中のゲーム『日本一周超特急すごろく』を遊びつくす!
日本全国を舞台にしたすごろくゲームであり、
ドラえもん曰く「遊んでいるだけで旅行気分が味わえる」という、このゲーム。
お話の冒頭でのび太くん達が遊んでいた「謎のゲーム」のような、
現実の世界でも、これとよく似たゲームが既に存在している気もしますが、おそらく気のせいでしょう。
もしくは、このボードゲームのオマージュだったりして。
まあ、先週の次回予告を見た時は、見た目や設定こそ、あのゲームっぽいけど、
内容自体は『百年後のフロク』の回に出てきた「日本一周大旅行ゲーム」をなぞるようなお話になるのかと思っていたのですが、
実際に本編を見てみると、
全国2か所にある「チェックポイント」を通過しながらゴールを目指したり、
サイコロを振って、ゲームに有利になるカードを手に入れることができたり、
「疫病神」なるお邪魔キャラが登場したりなど、
『ドラえもん』のお話のなかに、あのゲームの要素がふんだんに取り入れていたことに驚きました。
自分は、おそらく「元ネタ」になったであろう某ゲームをやったことはないですが、
そんな人でもわかる程度のパロディネタが多く詰め込まれていたのがすごい。
他人事ながら、パロディのやりすぎで版権元に怒られたりしないかが心配になってきます。
原作ゲーム未履修のため、自分には伝わらなかった面白ポイントもあると思うので、
あのゲームにくわしい人による、今回の『ドラえもん』を見た感想も一度聞いてみたいところです。
なお、今回はゲストキャラ的役割なのか、
ゲームのお邪魔キャラ「疫病神」役として、『じじぬき』の穴黒厳三っぽい人物が登場していた。
あの作品では、穴黒巌三は同居夫婦から厄介者扱いされるキャラとして描かれていましたが、
そのような背景があるから「疫病神」というキャラにされてしまったのかと思うと、ちょっとだけ闇を感じてしまうぞ。
みんなも、おじいさん・おばあさんは大切にしましょう。
全国各地の名所・観光地を漫遊しながら、すごろくを進めていく一同。
ほぼ全チームが第2チェックポイントの「沖縄」にたどり着いたところで、
スネ夫くんが「先にゴールにたどり着けなかったチームが、一カ月間勝ったチームの家来になる」という罰ゲームをかけた勝負を、のび太くん達に提案してきた。
仮にゲームに勝ったとしても、
「言うほど、ジャイアンとスネ夫を家来にしたいか?」といった理由でいえば、
完全にジャイアン・スネ夫側にしかメリットのなさそうな不平等勝負に思えますが、
お話の冒頭でやっていたTVゲームでは最下位に沈んでしまっていたのび太くんと、
劇中でスネ夫にタヌキ扱いされたことを、まだ根に持っていたドラえもんにとっては、2人を見返す絶好のチャンスである。
もちろん、のび太くんとドラえもんも、この勝負を受け入れていくぞ!
ゴールの「東京タワー」付近へは、割と早めに辿り着いていたものの、
「残りのマスとぴったりの出目を出さないとゴールできないルール」のせいでなかなか到着できずにいた両チームでしたが、
結果的に、豪運ジャイアンが「2」を出して、スネ夫チームが見事にゴールイン!
1カ月間「ジャイアンとスネ夫の家来」として扱われてしまう・・・。
と思いきや、ゲーム開始時に「日本列島を65周しないと終われない設定」にしていたことが判明。
何も知らずにサイコロを振っていたおかげで、思わぬ命拾いをしたのび太くんであった。
さすがに64周もゲームをやっていれば、
途中でジャイアン達もすごろくに飽きて、罰ゲームを諦めてくれるかもしれない。
とはいえ、あと64周しないとゲームの決着がつかないと知ったのび太くんは、さすがに心が折れてしまったようです。
これ、途中リタイアができないとかだったら、相当しんどいゲームになってしまうぞ。
仮にそんなルールだった場合、
「あの時ののび太くんが「六」の目を2つ出さなかっただけ、まだ助かった」と言えてしまうような地獄が待っていそうだ。
まさかの『強~いイシ』の回に通ずるようなオチで、一本目のお話はおしまいです。
しずかちゃんSOS(アニメオリジナル)
「秋のやってみようスペシャル」のフィナーレを飾るは、しずかちゃんが主役のハロウィン回!
前髪を切り過ぎてしまったことに悩むしずかちゃんに対し、ドラえもんが取った行動とは・・・?
自身の切り過ぎた前髪をとても恥ずかしそうにしていたしずかちゃんでしたが、
テレビで見るぶんには、あまり変わっていないように見えました。
でも、こういうのって、女の子にしかわからないやつなんですよね。
女性のちょっとした髪型の違いに気づけないような人は、やっぱりモテないんでしょうなあ。
スネ夫あたりは、何も言わずともしずかちゃんの前髪の違いにすぐ気づいて、
すかさずフォローを入れてくれそうだ。
ドラえもんが出してくれた道具『ケノビーロ』は、
スプレーをひと吹きして「のびろ」「のばす」などのワードを言えば、髪の毛が勝手に伸びてくれるというスグレモノ。
『白ゆりのような女の子』の時にのび太くんに使っていたお薬もそうですが、
やはり、未来の世界では「毛生え薬」にもスゴイ即効性があるんですね。
日本全国の頭髪に不安のある人にとっては、まさに希望の光になりそうな道具でありましたが、
大方の予想通り、「のび太」「あのバス」などの全く関係ないワードでもしずかちゃんの髪の毛は勝手に伸びまくっていた。
音声認識タイプのひみつ道具は、だいたい使うと後悔しそうなモノが多い気がするのは気のせいか?
「のび太」発言で毛が伸びてしまう展開は予想出来ていたけど、
「このビール瓶」「あのビタミン剤」「お忍び露天風呂」といったワードでも伸びるのは、さすがに予想外の展開だった。
「のびる」というワードが入っている日本語って、意外とたくさんあるんですねえ。
こうなってくると、植物の「野蒜(のびる)」も危なそうだし、
それどころか、宮城県東松山市にはまんまそれと同じ地名があるらしいので、
宮城県東松山市に住んでいる人が『ケノビーロ』を使うときは、じゅうぶんに注意しましょう。
というか、そもそも『ケノビーロ』という道具名自体にも、髪の毛が反応してしまいそうだ。
「髪の毛生やしたの!?」「『ケノビーロ』のおかげだよ!」と言って毛が伸びまくってしまったら、単なるコントになってしまうぞ。
この道具を作った人、事前テストをしていなかったのだろうか?
いろいろ騒動を巻き起こしそうだった、しずかちゃんの髪の毛騒動でしたが、
幸いにも(?)『ケノビーロ』の効果が切れるのが早かったおかげで、事態はすぐに収束。
しずかちゃんが気にしていた前髪のほうも、
他の女の子に褒められたことで、すっかり問題なくなってしまったようです。
今回のお話を見る限りだと、女の子が「前髪を切り過ぎた」と落ち込んだときは、
「そんなことないよ!似合ってるよ!」と、とにかく褒めちぎっておけばいいんでしょうかね。
いや、女心はそんな簡単なもんじゃないか。
終わってみればこのお話は、しずかちゃんの可愛い姿をとにかくたくさん見ることのできたエピソードでした。
作画のほうもなんとなく、いつもより気合いが入っていたような気がしましたし。
個人的には、髪の毛が伸びたしずかちゃんを見て、『シン・エヴァンゲリオン』の「ロング綾波」を思い出したりも。
でも、一番印象に残ったのは、しずかちゃんが「もう黙っててー!」と低音ボイスで叫んでいたあのシーンでしたかね。
あのドスの聞いた声、またどこかでやってほしいです。
そして、一カ月にわたってお送りしてきた、
「秋のやってみようスペシャル」も、このお話をもってお終いとなりました。
みなさんは、どのお話が一番おもしろいと感じましたか?
といったところで、今週のドラえもん感想は以上です。
●ドラドラニュース●
今週のジャイアンリサイタル応募クイズは、ステージ上で歌うジャイアンの隣に座れる「プレミアムシート」が当たるクイズ!
そんな命知らずな席に座りたい人は、公式サイト から応募してください。
問題は「『しずかちゃんSOS』で、しずかちゃんをこまらせるきっかけとなったお説教をする人は?(①神成さん ②先生)」。
応募締め切りは、2021年11月5日・午後23時59分までです。
■次回予告■
次回の放送は11月6日。
「つづきスプレー」「ボールを鍛えろ!」の2本をお送りします。
前回の感想:ドラえもん感想(骨川マイスターの Do It Yourself & 主役はめこみ機)