第153話(第10話)「柴ドロボーを探せ!」
4月20日放送の、テレ玉藤子Aアワー(第79回)の感想です。
通常のテレ玉藤子Aアワーは夜7時半から9時までの、90分の放送枠となっているのですが、
今週は『新プロゴルファー猿』の残り話数と編成の都合で、放送時間がたったの15分しかありませんでした。
そして自分は、この15分のために、
本当だったら2時間やらないといけない会社の残業を1時間で切り上げて、家に帰ってきたということを事前に申し上げておきます。
すべては、テレ玉の『新プロゴルファー猿』最終回をリアルタイムで見たかったからです。
この意気込みを、誰か買ってくれ!
そんなわけで、『新プロゴルファー猿』最終回のはじまりです。
猿谷ゴルフ場のグリーンの芝が何者かに盗まれてしまった!
当初はカラスのカンクローがグリーン泥棒だと疑われていましたが、
猿丸たちの必死の張り込みにより、犯人は意外な「あの存在」であったことが明らかになり・・・?
いちおう、最終回なので詳しい内容は伏せておきますが、
犯人(?)がグリーンの芝をあのような形で活用するのなら、猿丸サイドも芝のかわりにマットレスでもプレゼントしてやればよかった気もする。
でも、大自然のなかに人工物を放置しておくのはちょっとマズいか。
このお話のクライマックスでは、
最終回らしく『新プロゴルファー猿』のOPテーマ「マイウェイ猿丸」が流れる演出もありました。
ただ、テレ玉では放送時間の都合上、毎回オープニングがカットされていたため、
「テレ玉で『新プロゴルファー猿』をはじめて見た」という人にとっては全く馴染みのない曲を最終回で聞かされたのと同然だと考えると、ちょっと面白く感じてしまいました。
テレビで『新プロゴルファー猿』の最終回を見ながら、
「何だこの曲?」と思っていた人、埼玉県じゅうを探せばきっとどこかにいるんでしょうね。
こうして、テレ玉の『新プロゴルファー猿』は全10話の放送を終えた。
わざわざタイトルに「新」とつけて仕切り直したわりには、放送回数があまりにも短すぎるのが気になってしょうがない。
もともと、全10話の放送予定だったんだろうか?
前作『プロゴルファー猿』とのつながりも最後までよく分からないままだったので、消化不良感もすごくなってしまった。
『新プロゴルファー猿』は「もしも、猿丸の前にミスターXが現れなかったら」といったパラレルワールドっぽさも感じたので、
やっぱり、これまでの作品とは別物と割り切って楽しんだ方がいいのかもしれません。
それにしても、当時の藤子ファンは『新プロゴルファー猿』に対して、どういう感想を抱いたんでしょうかねえ。
昔のネオ・ユートピアを見れば、その頃のリアルタイムの感想もわかるのかも。
いずれ機会があったら、確かめてみることにします。
まあ、そんな感じで、今週の「テレ玉藤子Aアワー」の感想は以上です。
前回の記事でもお知らせしましたが、
次回の『忍者ハットリくん』の放送は、2週間後の5月4日(火曜日)。
放送時間もよる7時30分に変わって再開する予定です。お楽しみにー。