少年エース2020年10月号掲載の『ケロロ軍曹』の感想です。
今号から、神奈なごみ『変わらないで、緒方くん!』が連載開始。
見た目が幼く見える男子生徒をショタコンの女子高生たちがかわいがるお話・・・という感じになっていましたが、
これ、登場人物の性別が逆だったらえらいことになっていそうだ。
いや、別に登場人物の性別が変わってなくてもえらいことやってる話なんですが・・・。
ケロロ軍曹 第297話「型再検討?大作戦!・・・の巻」
連載がはじまってもう20年以上経つのに、
「我々は地球侵略を甘く見ていた。なんとなくやってればいいと思っていた」とか言い始めたケロロ軍曹。
宇宙人丸出しスタイルで行う、「工夫なしの侵略」はもう古い!
これからは、宇宙人も擬態をして地球人の中に潜めば侵略も進む時代だ!
というわけで、
ケロロ軍曹は「潜伏体質改善アプリ ヒソムンEX」を使い、さまざまな型(タイプ)の憑依型宇宙人に変化。
冬樹くんを実験台にして、さまざまな地球人への潜伏を試すのですが・・・。
上の画像を見ればわかるように、今回はドラえもんネタのほか、
ジョジョネタやウルトラマンネタなど、他作品のパロディが多い回でありました。
「α(アルファ)型」「β(ベータ)型」に続いての「K(カッパラッター)型」の登場は、わかる人にこそわかるネタだ!
今時、藤子作品のパロディをするマンガは他にもたくさんありますが、
ネタの頻度とクオリティを両立させている作品としては、やっぱり『ケロロ軍曹』が一番すごかったりする。
「普段は藤子作品以外の漫画を読まない」という人も、気が向いたら『ケロロ軍曹』を読んでみてください。
そして、ラスト2ページのスタンドバトルっぽいものをジョジョファンが見たら、一体どういう感情を抱くんだろう?
今回の『ケロロ軍曹』の内容。
ネット越しでもいいからジョジョファンの人たちにも伝わってほしい。
あと、地球侵略がいつまで経っても進まない理由として、
今回のケロロとギロロのように、ケロロ小隊内の内紛が頻繁に起きていることも原因のひとつにあると思います。
普通の軍隊で上司をぶん殴ったら重営倉送りになってもおかしくないのに、
結局なんやかんやで許されてしまうところが、ケロロ小隊の一番すごいところなのかもしれない。
(左:「ケロロ軍曹」第297話 / 右:「はじめてのギャル」第106話)
ついでに、本編とは全く関係のない話をしますが、
今月の『はじめてのギャル』と『ケロロ軍曹』で、ジョイコンとプロコンのくだりがシンクロしていました。
自分はゲームまったくやらないのでわからなかったのですが、ジョイコンってやりにくいんですね。
いまの少年エース連載作品には、プロコン派が2人いるという事実!
まあ、今月の少年エースにこういうシンクロがありましたよってことで。
今月の目次コメント。
吉崎先生、古い車の板金塗装をするそうです。
そんなわけで、今月の感想はここまで。
次号の少年エース11月号は9月26日(土曜日)発売となっております。おたのしみにー。
電子版少年エース11月号、kindleの配信がまだされていなくて困っています。(午前11時半現在)