9月14日発売の週刊少年ジャンプ41号掲載『僕とロボコ』第9話の感想です。
今週の『僕とロボコ』はガチゴリラくんの主役回。
ガチゴリラくんは今回も冒頭から、本家ジャイアンのお約束を踏襲しつつ、
相変わらずの良い人ムーブをジャンプ読者のみなさんに見せつけていた。
もはやここまで来ると、聖人を通り越して「ボノム =底ぬけさん=」の領域に達している傾向もあるぞ。
大人になったガチゴリラくんが自分の彼女を寝取られていることに気づいた時も、
玄関前で座禅を組んで、生命の誕生を実感したりするのだろうか?
ちなみに、ガチゴリラくんの
「通常版の代わりに特装版の単行本をプレゼントする」という行為は、
漫画の単行本を通常版のみで集めている人だと、
背表紙の装丁が通常版と少し違う「特装版」は本棚に並べた際にどうしても浮いてしまうので、ちょっとありがた迷惑になっていたかもしれない。
ボンドくんから通常版の単行本を奪ったのなら、
無駄にひねらず「通常版」を返してもらったほうが、漫画マニア的にはありがたい行いではあったりするぞ。
さらに今回のお話は、ガチゴリラくんの家族構成も明らかに。
ガチゴリラくんのお母さんは動物病院を経営しており、兄妹も三男二女の”子だくさん家族”といった感じだ。
お母さんが出してくるご褒美のおやつがブルボンのお菓子ばっかりなの、それなりに年齢を重ねている感があっていいですね。
我知家*1の長女、我知ルリちゃん(10歳)はベレー帽をかぶっていましたが、
これは剛田家のジャイ子ちゃんよろしく、ルリちゃんも少女漫画家を目指しているという見方でいいんだろうか?
そのうち、ルリちゃんがロボコと出会ったことで、
「面白い漫画のアイデアが浮かんで良かった!」みたいな回がやってきそうな気がしてならない。
ロボコはビジュアルやキャラクターからして、漫画の主人公映えしそうですからねえ。
でも、ルリちゃんが、
ああ見えて少女漫画志望じゃなく、ヤンキー漫画志望とかだったらどうしよう。
この作品のことなので、いきなりルリちゃんが「将来は麻雀漫画家になりたいです!」とか言い始める可能性も十分にあるから恐ろしいぞ!
もうひとつ、作中で見つけたドラえもんネタ。
「のびえもん」って、「ウルトラミキサー」の回に出てきたアイツのスピンオフ映画なんだろうか?
だとしたら、とてつもなくつまんなさそうだ。
「外へ出かけるか出かけないか」のしょっぱい言い争いから起きた一人げんかを、90分くらいずっと見せられそうな気がする。
途中で寝落ちしちゃう人がいっぱい出てきそうな映画だ!
*1:ガチゴリラくんの名字は「我を知る」と書いて「我知(がち)」というそうです。なんかすごい。