現在、『人物日本の歴史 三峯徹』 という漫画が連載されております。
ヤングコミック6月号本日発売です❤ 巻頭カラー新連載は、漫画:金平守人先生/監修:稀見理都先生[人物日本の歴史 三峯徹]❤ 伝説のハガキ職人の半生に刮目❤ pic.twitter.com/scM9xTOSu9
— ヤングコミック (@young_comic) 2020年5月11日
学習漫画のパロディで伝説のハガキ職人・三峯徹の半生を紹介するこの作品は、
彼の少年時代から物語をさかのぼり、「彼が何故成人雑誌にハガキ投稿をするようになったのか?」を紐解く意欲作。
『人物日本の歴史 三峯徹』は、美少女コミック研究家・稀見理都さんが総監修、
過去に『エロ漫の星』等の自作品でさんざん三峯徹をおいじりし続けてきた金平守人先生が作画を務めるという、まさに鉄壁の布陣となっております。
こうして漫画を読んでみると、
「三峯徹の半生を漫画化する」なんて絶対ウケそうなネタなのに他の漫画雑誌はなんでやらなかったんだと思ってもしまいますが、
ヤングコミックの作風と、これまでに築いてきた三峯先生との信頼が今回の作品を実現させたということなのでしょう。
そもそも「一般人を漫画の主人公にする」ということ自体もかなり異例だと思うので、
やっぱりヤングコミックじゃなきゃ、連載は無理だったということにしておいてください。
「普通の一般人でも、長く同じことを続けていれば漫画の主人公になれるかもしれない」ということを教えてくれた三峯徹先生はスゴい!
『人物日本の歴史 三峯徹』は、本人からの証言ももとに描かれているので、
この漫画を読むことで「三峯徹はイナズマンで性に目覚めた」などの情報を知ることもできます。
漫画を読まなければ、絶対に知ることのできなかった新事実!
本編の漫画以外にもこの作品では、
当時のエロ漫画雑誌に関する解説パートや、三峯先生本人による当時を振り返るコメントなど、「大人の学習漫画」として読者の知識欲を満たしてくれる一面も備えているので、
読んでいて普通に勉強になってしまいそうなところも、この作品のおススメできるポイントのひとつでしょうか。
そして最新回となる第3話では、
年齢も18歳となり、プロの漫画家を目指していた三峯青年の姿が。
赤塚不二夫先生の『まんが入門』と藤子不二雄A先生の『まんが道』を手元に置き、
ひたすら漫画制作に取り組む姿は、まさに「昭和の漫画家のタマゴ」という感じで実に良いですね。
しかし、いろいろあって漫画家への道を断念してしまった三峯青年は、
「ある漫画雑誌」と出会ったことにより、新たな「三峯伝説」の幕が開くことになるらしいのですが・・・。
今後の展開に大期待できる引っ張りとともに「第一章 完」となってしまったため、
まだ、三峯伝説の幕は開かないままに終わっています。
なんてこった。
現在も続く新型コロナウイルスの感染拡大防止で国会図書館も閉まっていそうなので、
その他いろいろも含めて、作品作りに必要不可欠な資料探しが難航しているのでしょうか。
この漫画は、自分がいま一番続きを楽しみにしている作品といっても過言ではなく、
このまま連載がウヤムヤにでもなったりしたら非常にもったいない話なので、なるべく早めの第二章再開をお待ちしております。
単行本が発売されたら絶対に買わせていただくので、続きをなにとぞ・・・。
・・・そんなわけで、今回は文章内にもうちょっと面白いネタを盛り込もうと思っていたのですが、
とくにおもしろいネタもオチもない、ただのおススメ漫画紹介になってしまって本当に申し訳ございません。
また今度がんばります。おしまい。