2020年7月4日放送分 ネタバレ注意!
●ドラドラニュース●
・ドラえもん「STAY HOME」ポスター2種類を各50名・計100名様にプレゼントのお知らせ。
ポスターが欲しい方は、2020年7月10日(金)までに公式サイトからご応募ください。
・今週から「ドラガオじゃんけん」がふたたび『のび太の新恐竜』仕様になりました。
これでまた公開が延期になったらどうするんだろう?
裏山ウォータースライダー(アニメオリジナル)
1本目は2016年8月12日放送分の再放送。
普段はBパートが再放送枠となっていますが、今回みたいにAパートが再放送というのはめずらしいですね。
4年前に書いた感想記事、行間を空けてないせいでやけに読みづらいな・・・。
のび太くんたちが遊びに来たプールのウォータースライダーは、9時間待たないと乗れないほどに混みまくっており、
けっきょく一度もプールに入れないまま、帰ることになってしまった。
本放送の時は
「このプールは入場規制をかけないのか?」「9時間も並んだら熱中症になりそう」くらいの感想しか出てこなかったけど、
いまのご時世だと、
それにプラスして混雑による新型コロナウイルスの感染拡大の心配も出てきてしまうところがなんとも悲しい。
現在は三密対策やソーシャルディスタンスの意識もあるから、
あのプールもそれほど混んでなさそうだとは思うけど、そもそも今年は感染拡大防止でプールを営業してくれなさそうという不安もある。
実際の、今年の夏はどうなるんでしょうかね。
そう考えてみると、
『水加工用ふりかけ』を使った自宅ウォータースライダーは、ステイホーム時の過ごし方としてはけっこういいアイデアなのかもしれません。
「水道代が死にそう」とか「排水どうすんだ」とかの問題を考えなければ、自宅でも簡単にアミューズメントが楽しめるぞ!
自分の家の階段などを用いた「手作り自宅ウォータースライダー」を自作している人も多いので、
『水加工用ふりかけ』を持っていない人は、
ネット動画を参考にして、自分の知恵で自分なりのウォータースライダーを作ってみてもいいのではないでしょうか。
手作りウォータースライダーは部屋が取り返しつかないくらいにビチャビチャになりそうだけど、
そこらへんの問題も自分で考えて対策してみましょう。
うら山にできたウォータースライダーにビビりながら挑んでしまったせいか、
何も知らずにウォータースライダーのコースに乗り込んでしまった学校の先生にフルチン状態でぶつかってしまい、きついお叱りをうけてしまったのび太くん。
本人は何も悪いことをしていないのに説教を受けてしまうのは、ちょっとかわいそうな気がする。
フルチンのまま先生に怒られるのも、精神的にかなりくるものがあると思います。
いや、学校内で勝手にウォータースライダーのコース作ってる時点でじゅうぶんに怒られのレベルには達してるか。
みなさんも学校で手作りウォータースライダーを作りたい時は、
事前に先生からの許可をもらってから、ウォータースライダーをつくってください。
あと、この回の本放送時は8月だったので、
劇中のジャイアンも「(ウォータースライダーのゴールは)学校でいいんじゃねえか?夏休みだし」と言っていましたが、
みなさんご存じのとおり、今の段階だと夏休みのスタートはもうちょっと先の話である。
前々からおもっていましたが、
ドラえもんの再放送回は「夏の時期に冬の回をやる」みたいなぶっとんだチョイスこそはしないものの、
今回の夏休みうんぬんのような、細かい内容の矛盾までは深くこだわっていないのかもしれません。
まあ、別にそこまで矛盾を突き詰めていったら、
ドラえもんで再放送できるお話が無くなっちゃいそうなので、こんな感じでいいと思います。
自分もこうして感想記事でちょっとイジって終わる程度にするので、
テレビを見ているみなさんも、再放送での矛盾に対してなるべく上げ足を取ったりしないようにしてあげましょう。
そんなわけで、1本目の感想はここまで。
●[新]キュー&ミューどーこだ?●
映画『のび太の新恐竜』公開まで、あと1カ月になるところではじまった新コーナー!
1枚の写真の中に隠れているキューとミューを探していきましょう。
一発目となる今回は『のび太の新恐竜』の監修にも協力している福井県立恐竜博物館からの出題。
ミューはすぐにわかったけど、キューが遠くの木の陰に隠れていたせいでさっぱりわからんかったぞ!
あべこべ惑星(コミックス第17巻収録)
もうすぐ七夕なので、2本目は「七夕」がお話に絡んでいるお話です。
笹が無かったので釣り竿に「りこうになりたい」と短冊を吊るして祈るほどのノイローゼに陥っていたのび太くんが、
ぐうぜん「地球とあべこべの星」を発見してしまい・・・。
それにしても、
最初にドラえもんが言っていた「今日の夕食は七夕だからそうめんだよ」という理屈がさっぱりわからん。
もしかしたら日本のどこかに「七夕にそうめんを食べる文化」があるのかもしれないけど、
少なくとも自分が住んでいる地域にはそんな風習はなかった。
個人的には「夕食がそうめん」だとあんまりテンションがあがらないので、ちょっと勘弁してもらいたい文化ではある。
でも、いろいろ調べてみたところ、
七夕の行事食としてそうめんを食べる文化は実際にあるらしく、そもそも7月7日自体が「そうめんの日」だったりするらしい。
これは完全に自分がそのことを知らなかったパターンですねえ。ごめんなさい。
ドラえもんは本当に見ているだけで勉強になるアニメです。
ペタリハンド警察出動案件 #doraemon pic.twitter.com/PY4m6ZlxYx
— koukousei(美山田精一)@スパムじゃないよ (@koukousei) 2020年7月4日
こういうの、たくさん集めていきたい。
話の流れ的に、早速「あべこべ惑星」に行きたいところですが、
まずは原作通りに『天球儀』『天体けんび鏡』を用いたドラえもんによる七夕の解説からはじまった。
「マイクロコピーとナノロボットを用いてひとつひとつの星を本物そっくりに作っている」らしい『天球儀』。
作中ではサラっと語られているだけだったけど、とてもすごいテクノロジーである。
どっかで市販されているとしても、コスト的にお値段が5000万円くらいしそうだ。
こういう道具が未来の科学館とかに展示されてたら、絶対に行くのになあ。
こうして本物そっくりの宇宙が見れる『天球儀』で夏の天体観測を楽しむのび太くん達でありましたが、
地球がうつらないはずの空間に「地球そっくりな惑星」を見つけてしまったことで、ようやく物語はタイトル通りのお話になっていく。
この惑星(以下、あべこべ星)は見た目こそ地球とそっくりではありますが、
文字の表記、横断歩道を渡るときは赤信号、ネズミがネコに追いかけられる、西から昇ったお日様が東に沈むなど、
世の中のさまざまなものが「地球とあべこべ」になるという、非常にすさまじい星であった。
きっとこの「あべこべ星」では、
藤子F先生がまんが道を描いていたり、『タッチ』は上杉達也のほうが死んでいたり、
爆笑問題は田中がボケて太田がツッコんだりしているのでしょう。
いろいろなものが全てあべこべなのは楽しそうだけど、
あべこべになりすぎたあまり『気楽に殺ろうよ』みたいな世界観になっている可能性もあるので、何も考えずにこの星の人と接近するのは危険そうだ。
まずはエッチな絵が描かれていないか、あべこべ星のシンデレラの絵本をチェックしてみたほうがいいかもしれません。
そして、このお話の一番の見どころである、
あべこべ星の風土によって性別と立場が逆転したジャイアンたちも、ここで登場だ!
宿題ができなかったジャイアン(♀)をいじめるスネ夫(♀)の姿や、
そこへ仲裁に入るイケメンになったしずかちゃん(♂)の姿は、かなりインパクトがあるぞ。
さらに「あべこべ要素」を強めたかったのか、
この星のしずかちゃん(♂)は、3日間お風呂に入らなくても大丈夫という設定も加えられていた。
なんだか、かなりマニアックな人が喜びそうな追加設定だったけど、
堂々と3日間風呂入ってない宣言をするヤツとはあんまり近づきたくないですね・・・。
さらに、あべこべ基準でいえば、この3人の中でしずかちゃん(♂)が一番のバカということにもなる。
逆に言えば、あの中ではジャイアン(♀)が一番賢い。
バカで不潔って、好きになる要素がまったく無いような人物だけど、
ジャイアン(♀)とスネ夫(♀)は、どうしてこんな人の友達になったんだろう?
もしかしたら、こち亀の両さんみたいにそれを補うほどの人間力があったって感じなんでしょうかね。
確かにイケメンな性格はしてますし。
地球のしずかちゃん基準でいえば、あべこべ星のしずかちゃんは性格だけじゃなく顔もイケメンだったりするのかも。
あと、アニメを見る限りでは、なんでも地球とあべこべになる「あべこべ星」でも、
地球ではブサイクで名を轟かせていたような人が、あべこべ星ではイケメン扱いになったりとかはしないようです。
性格や性別も変わった上に顔まで変わっちゃったら、
さすがに(漫画的にも)ワケわかんなくなっちゃいそうですからね。
あべこべ星、地球のブサイクに対しては厳しい星であった。
みんなから「世界一の天才」「おりこう!おりこう!」と称されるほどの頭脳派として皆に慕われているようでして、
屋根の上でその様子を観察していたのび太くん(♂)も、
先ほどの七夕の願いが叶ってすっかりご満悦なようでありましたが、
地球上では「世界一のバカ」「バーカ!バーカ!」と言われているようなもんだということに秒で気づいたのび太くんは、
「それ以上しつこく言うなー!」と、思わず半べそ顔に。
そして、そんなのび太くんに呆れたドラえもんが何も言わずにその場を立ち去っていくところが一番おもしろかったです。
あと、のび太くんが「あべこべ星で一番の天才」と称されているということは、
あべこべ星の出木杉くんはとんでもないバカに変貌している可能性が高いので、とっても不安だ。
でも、過去の「あべこべ惑星」回では、
出木杉くんはのび太くんレベルのバカに収まっていたので、今回もおそらくその程度のバカで収まっているんだと思います。
テレビに映せないレベルのバカになってたら、流石に扱いに困るぞ!
そんなわけで、今週のドラえもん感想はここまでです。
■次回予告■
次回の放送は7月11日。
「絶景!箱庭ソーメン流し」「いきものおりがみ」「ぼうけんパラシュート」の2本をお送りします。
前回の感想:ドラえもん感想(つくれーるマイレール&悪運ダイヤ[再])
次回の感想:ドラえもん感想(いきものおりがみ[再]&ぼうけんパラシュート)