(今巻も、電子版ではカバー裏のおまけが収録されてなかった・・・。)
巻数も大台の20巻を超えましたが、
読者であるりぼんっ子に対して「ついてこれる奴だけついてこい」と言わんばかりに繰り広げられる、
相変わらずの昭和ネタ、自虐ネタのオンパレードとともに、
面白いと思ったネタなら全て作品に詰め込んでしまう、
なんでもありなギャグ・マンガ路線を少女まんが誌で貫き通し続けている前川涼先生は本当にスゴい。
自分は『のび太の新恐竜 ~ふたごのキューとミュー~』目当てで、
去年から今年にかけて、りぼんのライバル誌である「ちゃお」を購読していたのですが、
少女まんがなのに「ドラゴンボールネタ」がたびたび飛び出してきたり、
「前川涼は8ページの漫画を描くのに20日かかる」「コミックスの発行部数が減った」などのリアルな自虐ネタを飛ばしまくっている漫画があっちには全くなかったので、
改めて『アニマル横町』の作風が少女まんが誌で受け入れられているスゴさを実感した次第であります。
ちゃおには載ってないマンガが、りぼんにはある。
こんなにもフリーダムで面白い漫画がりぼん読者にしか知られてないの、本当にもったいない気がしてならない。
自分はちゃおっ子ではないですが、
これからも単行本を通して『アニマル横町』を追いかけさせていただきますよ!
そして、このブログで『アニマル横町』の最新巻の話をしているということは、
この最新巻に藤子作品ネタが載っていたということですね。
そしてこれが、その第20巻における藤子作品ネタです。パーチャック。
ちっちゃいネタですが、拾えるものは拾いますよ。
ほんとうに何度も言うようですが、
自分は、少女まんが誌の連載でドラ・ハッ・パー世代にしかわからないような藤子作品ネタを描いちゃう前川涼先生のことが大好きです。
おそらく、今のちゃおっ子にはこの藤子作品ネタの意味がまったく伝わってない気がしますが、
自分にはピンポイントすぎるほどに伝わっているので、これからも頑張って面白い漫画を描き続けてください。
目指せコミックス100巻!
というわけで、みなさんも興味がありましたら『アニマル横町』を1回読んでみてください。
おわりです。
『アニマル横町』は「時代を映す鏡」ともいわれています