2019年11月9日放送分 ネタバレ注意!
へやいっぱいの大どらやき(コミックス20巻収録)
『イキアタリバッタリサイキンメーカー』をつかって、自分がほしい新種の細菌をつくろう!
でも「いきあたりばったり」だから、お望み通りの細菌が作れるとは限らないぞ!
その仕様上、うっかり人類滅亡レベルの細菌ができてしまう恐れがある道具ですが、
ドラえもんは防護マスクにゴーグルで完全装備していたのにのび太くんにはマスクを与えていなかったり、
そののび太くんも出来上がった細菌たちを片っぱしから味見していたりなど、
「これが人体に害のある細菌だったらどうしよう」みたいなことぜんぜん考えてなさそうだったのが、だいぶ気になりました。
そりゃのび太くんも「アメ玉を辛くしちゃう細菌」を開発して勝手に悶絶しちゃうわけだ。
ただ、アレが「アメ玉が毒になる細菌」だったら、
のび太くんが一発で死んでた可能性もあったわけなので、むしろ激辛になったくらいで済んで逆によかったといえましょう。
「辛いアメ玉」は居酒屋のコンパや飲み会あたりで需要があるから、そこで使おう!
あと「ドラえもん」はロボットだから、
べつに細菌対策用のマスクとかつけなくても大丈夫なのでは?とも思った。
でも、漫画版の『ザ・ドラえもんズ』で、
鉄がサビる細菌が全世界に飛び散ったせいで未来世界の文明が完全崩壊した・・・みたいな回があったので、
そういう細菌を開発してしまうリスクを考えての「防護マスク」だったのかもしれません。
だったら、なおさら生身の人間であるのび太くんにもマスクを与えなさいって話にもなってきますが・・・。
原作では「葉っぱからジュースを生み出す細菌」をテンポよく生み出していましたが、
今回のアニメでは尺の都合か、のび太くんが葉っぱジュース細菌を生み出すまでの試行錯誤に加え、
葉っぱから作った「ノビジュース」を空き地でみんなに振舞いつつ、その過程でできた「自分のオリジナル細菌」を見せびらかす場面も追加されていた。
「輪ゴムから生まれた食べ物」を何のためらいもなく食べるのび太くんはすごいと思う。
あと、「0点の答案を鉄板にする細菌」は他の用途で役立ちそうではあったので、もっと調査探求をしてほしい。
のび太くんの鼻くそから生まれたトリュフは、
スネ夫が気付かずに今日の夕ご飯のおかずに使っていたほどなので、何も言わなければ代用トリュフとして使えるレベルなのかもしれない。
トリュフを全国のご家庭でもお馴染みの食材にするためにも、
お次は「のび太くんの鼻くそを大量生産できる細菌」の開発が待たれますね。
「ビー玉がポップコーンみたいに弾ける細菌」は、
クラスター爆弾みたいな使い方ができそうだけど、かなり危険な細菌であることは間違いない。
もちろん軍事利用に使ってはいけませんし、家の中ですらこの細菌を使ったらエライことになりそうだ。
自分の体に被弾して痛い思いをしたり、窓ガラスが割れてお母さんに怒られる危険も考えられるので、
「ビー玉ポップコーン細菌」を自宅で使うのは控えましょう。
あと、この話がアニメ化されたのでついでに話させていただくと、
ノビジュースは、以前「藤子・F・不二雄ミュージアム」のカフェのメニューになった際に飲んだことがあります。
ベースがグリーンスムージーのドリンクで、確かにうまいっちゃあうまかったのですが、
「ノビジュース」はもっとソフトドリンクっぽいものだと思っていたので、残念ながら漫画で思っていたほどの感動は味わえなかったことを覚えています。
でも、原作の頃はグリーンスムージーなんてものは無さそうだから、
のび太くん達がFミュのノビジュースを飲んだとしても、「こんなうまいジュース飲んだことない!」と絶賛していたのかもしれない。
あのノビジュース、実際はどういう味なんだろう?
そして物語は、
空気がある限り無限に巨大化し続ける細菌「ドラや菌」によって、一気に緊迫した展開へ突入!
状況を何も知らないハズのドラえもんも、巨大化するどら焼きを見て「ドラや菌!」と叫んでいたので、
おそらくドラえもんも、前に似たような細菌を作っちゃったことがあるんだと思います。
こんな簡単に人類滅亡させちゃう細菌ができる『イキアタリバッタリサイキンメーカー』はやっぱりコワい!
その後「ドラや菌」によって実際に人類が滅亡したかについては、
アニメなり原作なりで各自確認していただくとして、
個人的にはドラえもんが細菌を消すときに使っていた謎の道具に、
『殺菌ライト』という名前がついていたことが、今回のアニメで一番印象深い出来事でした。
あれ、ああいう名前だったんだ・・・。
●ドラドラニュース●
11月限定のLINEアイキャッチ2週目。これは前回のつづきなんだろうか?
ドラドラスパイ大作戦(アニメオリジナル)
今週のドラえもん2本目は2018年1月26日に放映された回の再放送だッ!!
なので、当時の感想を知りたい方は上のリンクを見てください。
再放送やるのは別にいいけど、せめて、もうちょっと昔の回を流してほしかった。
1年半くらい前にやった話じゃ、流石に今のちびっこでも内容を覚えてる子は多いと思うぞ。
金曜ゴールデンの頃は「特番放送で1か月お休み」みたいなことがよくありましたが、
もしかしたら、放送が土曜日の夕方になったことで「特番でお休みの週」がなくなり、アニメ制作スケジュールがかなりキツキツになってしまったのかも。
その穴埋めで過去回の再放送をやっていると考えると、ツジツマがあう話ではある。
「放送枠移動でアニメ制作予算が減らされたから再放送を流している」という意見を語る人も見かけましたが、実際のところはどうなんでしょうかね。
先週の「スネ夫としげお」で、
サバンナ高橋さんが「アニメって(作るの)大変なんやなあ~」と言っていたけど、あれはアニメスタッフの心の叫びだったのかもしれない。
まあ、「新作2本じゃねーのかよ」と怒る人の気持ちもわかりますが、
毎回ブログに「ドラえもんの感想記事」を書いている身としては、
再放送があると実質1本分だけ感想を書けばいいだけになるので、新作2本立ての時よりもラクだという気持ちもあります。
ブログでドラえもんの感想記事を書いていると、
ドラえもんが半分再放送でもちょっとだけ許せる気分になるので、みんなも来週からドラえもんの感想ブログをはじめてみることをオススメします。
大山ドラ末期もBパートは過去の再放送だったりしたので、原点回帰(?)みたいなもんだと考えればストレスフリーだ!
それに改めて過去回が放送されたことで、
劇中劇『スパイダンディ』に出てきた女リーダーを演じていたのが能登麻美子さんだったことに気づいたり、
Twitterで「みんな学校にいるのに、なんでのび太くんだけ先に下校しているんだ」という、的を得たツッコミを見ることもできました。
確かにそうだ。本放送を見た時には全く気がつかなかった。
そして、1年半ぶりに『ドラドラスパイ大作戦』を見ても、「あのオチまでの流れは強引すぎる」という印象はやっぱり覆らなかった。
あのマフィアたちは、なんで練馬の住宅街で裏取引をしていたんだろう?
まったくもって謎だ。
というわけで、今週のドラえもん感想は以上です。
●スネ夫としげお●
「新恐竜イラストコンテスト」に便乗して、スネ夫としげおもオリジナル恐竜を披露だ!
しげおの考えた「テノールザウルス」も、スネ夫の考えた「お金持ちザウルス」もなかなかよさそうな感じでした。
そして、スネ夫の描いた「お金持ちザウルス」の絵が明らかにアニメーターが描いたやつだったことも気になった。
誰が描いたんだろう?
■次回予告■
次回の放送は11月16日。
「ヴェルサイユのママ」「動物型にげだし錠」の2本をお送りします。
前回の感想:ドラえもん感想(落とし物つりぼり&強いペットがほしい)