2019年9月6日放送分 ネタバレ注意!
●ドラドラニュース●
「お引越し記念!ドラえもん誕生日スペシャル」と題し、金曜ラストの放送となった今回の2時間スペシャル。
オープニングは歴代のドラえもん主題歌メドレーからはじまりました。
今回のために特別編集された「ドラえもんのうた」→「ぼくドラえもん2112」→「ハグしちゃお」→「夢をかなえてドラえもん」の映像&曲にノって、体を動かすドラえもんの姿がかわいい。
なお、関西地方(朝日放送)では、
「エビ推シ~」というミニ番組を放送していた関係で、冒頭4分の主題歌メドレーが流れなかったそうです。
唐突に挟まれたこのプチコーナーは、本編にかぶらないようにするための関西地方の人へ向けた配慮だったのかも。
未来の迷宮 おかし城(アニメオリジナル)
金曜最後の放送となった今回は、毎年恒例のドラえもん誕生日スペシャルで華々しく締めるぞ!
とりあえず、先に言っておきますが、
「おかし城(キャッスル)」は、「未来の迷宮(ラビリンス)」要素がそんなに無かったように思えました。
のび太くんとドラえもんがおかし城の地下に行ったくだりが迷宮っぽかったくらいかな?
誕生日をむかえたドラえもんのために、22世紀の世界で大人気のスイーツ工房・おかし城(キャッスル)のチケットを当てたのび太くん。
1日1組限定の「オリジナルバースデーケーキをつくってもらえる権利」を手に入れられたことで、どら焼きケーキを食べるのが夢だったドラえもんも大喜びだ!
「ドラえもんの誕生日スペシャルなのにドラえもんの誕生日要素が少なすぎる問題」も早々と解消できたので、かなり幸先のいいスタートではあります。
タイムマシンも兼ねたマカロン型の乗り物にのって、「おかし城」へと向かうドラえもん達。
おかし城は22世紀の世界にあるのですが、 いい意味で未来の世界っぽくない風光明媚な場所にその建物はありました。
なんか文章だけだと伝わりづらいので、下に画像を貼っておきます。
これが「おかし城」だ!
池の増水やちょっとした事故で橋が使えなくなったらあっという間に孤立しそうな場所にあるのが気になるけど、
見た目の美しさだけでいえば、100点のスイーツ工房といえましょう。
おかし城は、天才パティシエのミスターマキャロン(CV:速水奨)と、
そのマキャロンのお手伝いをしている ネコのキャンディ(CV:雨宮天)のみで運営されており、
他はすべて、自動制御によるロボットたちの手でお菓子作りのすべてが担われていた。
そして、そのロボットたちは、
ミスターマキャロンがつくったレシピデータ「オカシックレコード」から流れる音波によって、お菓子を作っていた。
ロボットたちの手でお菓子がつぎつぎに作られていく様子は、いかにも未来っぽさを感じますね。
お菓子をモチーフにした建物の数々も、実にユメがあって良い。
あと、個人的に「未来のおかし」と聞いて思いだすのが、
かつてのび太くんが『自動販売タイムマシン』で出した23万円のお菓子の存在である。
あの高級お菓子も「おかし城」の片隅で作られていたらおもしろそうだったけど、さすがにそれは無さそうだった。
アレもアレで、どっかに需要があって、未来のお金持ちあたりが好んで食べているんだろうか?
おかし城のパティシエ・ミスターマキャロンは、
会話の節々にラップ調のセリフを交えるという、かなり怪しいおじさんであった。
お菓子をつくっている人だけに、おかし(お菓子)な人物ってことなんだろうか?(ダジャレ)
あとなんか、見た目がDJ KOOさんに似ている気もする。
ミスターマキャロンがスイーツのアイデアを思いつくたびに「インスピレーション!」と叫んだりするところは、
同じ藤子不二雄作品である、ゴルフで集中するときにいちいち「コンセントレーション!」と叫んでいた『ホアー!小池さん』の要素を感じてならない。
じつはこの人、小池さんの遠い子孫だったりして。
そして、そのマキャロンと行動を共にするネコ・キャンディは、
かなりおっちょこちょいな性格らしく、
気が動転していたのか、うっかり転んだ際にテーブル上のおもてなし用のスイーツを全部倒してしまうという大失態を犯していた。
その際はドラえもんの『無生物しきぼう』のおかげで何とかなりましたが、おもてなしする側としては絶対にあってはならないミスだ。
しかもマキャロンの説教によると、もしかしたら同じミスを過去にもやらかしていた疑惑があるのもおそろしい。
客前でおもてなしスイーツを全てダメにしちゃったときは、どうしてたんだろうか?
なお、「ネコをスイーツ工房に入れるのって、食品衛生上で一番やっちゃいけないことなのでは?」というツッコミに関しては、
あとでちゃんとフォローが入るので、そこらへんはあまり気にしないでいてください。
そんな個性豊かな人物が揃う「おかし城(キャッスル)」ですが、
スイーツのおもてなしを受けている間に、
ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんが次々にいなくなっていくという奇妙な現象がおきはじめていた。
ある部屋の一室にジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの等身大チョコレートがあるのを発見してしまう。
まさか、このチョコレートになってるのって・・・?
さっきまでドラえもん達に奉仕していたお手伝い用のロボットも攻撃を仕掛けてきたりと、
このおかし城に、なんらかの異変が起きていることは明らかだ!
あと、のび太くんがケーキの一部として焼かれそうになっていたくだりは、星の子ポロンのパン工場回を彷彿とさせました。
ケーキに異物が混入してるのに製造ラインが止まらないところをみるに、
現在進行形で発生している「おかし城」の製造システムの異常はかなり深刻なことがうかがえます。
のび太くんがおかし城の地下で出会った「モンブラン」という名前のライオンと仲良くなりつつ、
ここから、ドラえもんと一緒に「おかし城」で起きている異変の正体を解き明かそうとする物語がはじまっていく!!
・・・と思いきや、
「部屋にあったしずかちゃん達の等身大チョコレートはミスターマキャロンがつくったもの」という真相が明らかになったことで、
お話の中に漂っていたシリアス感は90パーセントくらい取り除かれてしまった。なんてことだ。
どうも、あの等身大チョコレートが置かれていた怪しい部屋はマキャロンのキッチンルームだったらしいです。
デカすぎるキッチンルームだ!
いやはや。次回予告の煽り方といい、
お話の中のミスターマキャロンの描かれ方などにダマされて、
完全にミスターマキャロンが今回の誕生日スペシャルの悪役だと思いこんでました。
ごめんよマキャロン。
ミスターマキャロンさんは普通にいい人でした。
あと、のび太くんが最初に部屋にやってきたとき、
ジャイアンとスネ夫の等身大チョコレートには彩色がされてなかったのに、
しずかちゃんの等身大チョコレートだけはガッツリと彩色がされていたことが気になる。
ミスターマキャロンも、やっぱり女の子には優しくしちゃうんでしょうかねえ。
というわけで、容疑者・ミスターマキャロンの疑いは無事に晴れた。
では何故、おかし城(キャッスル)がこんなにもバグっているのか?というと、
「自分もミスターマキャロンにバースデーケーキを作ってもらいたい」という気持ちが限界になってしまったキャンディが、
壊れたオカシックレコードを無理やりセットしていたことが、今回の騒動の真相であった。
壊れたレコードから発せられた音波によって、おかし城のロボットたちも狂った動きをしてしまったというわけですね。
さらにドラえもんの誕生日である9月3日は、キャンディの誕生日でもあり、
キャンディも、実はネコ型ロボットであったことから、
ドラえもんのバースデーケーキを自分のものだと勘違いしてぬか喜びしてしまったことも、今回の騒動の動機に繋がったらしい。
今回のお話を見返してみると、
確かに、キャンディがミスターマキャロンに対して、愛情より深いものを持っている様子がうかがえる。
でも、そういうことはちゃんとミスターマキャロンに言わなきゃ伝わんないと思うぞ。
あの人は天才パティシエなだけであって、人の気持ちがわかる能力を持っているわけではないですからね。
これではただ単に、キャンディが内なる気持ちを拗らせまくった結果にしか見えない。
自分がやってもらいたいことは、まず言動で示すことが大切だぞ!
しかも、我にかえったキャンディがオカシックレコードを止めようとした際に『無生物しきぼう』が機械にひっかかってしまい、
オカシックレコードのあるビスケットタワーを崩壊させるほどの大竜巻をおこしてしまった上に、謎のお菓子モンスターまで爆誕させてしまっていた。
ちょっと待て。おっちょこちょいにも、ほどがあるぞ!
インターネットだったら確実に「おかし城(キャッスル)崩壊戦犯キャンディ」とか言われちゃうヤツだ。
とはいえ、
生まれてしまったものはしょうがないので、ここはみんなで協力してお菓子モンスターを倒すしかない!
一度はくじけそうになっちゃったキャンディも、のび太くんの手紙を読んで覚悟を決めたようです。
実はキャンディのペットであることが判明したライオンのモンブランの背に乗り、
のび太くんとキャンディがお菓子モンスターの核(コア)となっている『無生物しきぼう』を引っこ抜きにいくぞ!
ちなみに余談ですが、
のび太くんが地下で出会った時のモンブラン(ライオン)は虫歯まみれの状態で発見されていた。
いくら内緒で飼ってたとはいえ、虫歯のままペットをずっと放っておくのは飼い主としてどうなんだ?
モンブランはカラーリングが黄色と緑色で「ごきげんよう」のほうのライオンみたいになってたけど、
せめて、ライオンの歯磨きでモンブランの歯を磨いてあげるくらいのことはできなかったんだろうか?
(ライオンとLIONをかけたジョーク)
ジャイアン達も、クッキー、水あめ、チョコレートでできた
自らの等身大お菓子人形に『ロボッター』を取り付け、のび太くんの援護をする。
数の力で圧倒して、お菓子モンスターのジャマをするんだ!
ジャイアンの即興ラップを動力源に、お菓子モンスターに戦いを挑むお菓子人形たちの姿はなんとも勇ましい。
なお、今回のお話に出てくるラップの監修はすべてジャイアン役の木村昴さんが担当している。
マキャロン役の速水奨さんも出演していますし、これはもう実質「ヒプノシスマイク」みたいなもんだと言ってもいいでしょう。
Twitterやネットの反応を見ても、ヒプノシスマイクのファンの方々がドラえもんの話題を挙げていたので、まあよかったんじゃないかと。
あと、今回のラップ披露によって、
ジャイアンはRAPだと普通に歌がうまく聞こえるという謎の現象がおきていました。
これは今後の作品展開にも関わってきそうな問題なので、公式側でよく検討していただきたいところです。
最後はのび太くんの頑張りによって『無生物しきぼう』が引っこ抜かれ、騒動はなんとか沈静化。
おかし城の外壁は崩壊しちゃったけど、
「みんなのおかげでスイーツ工房は無事だった」というマキャロンさんの広い心によって、キャンディもおとがめなしとなりました。
お菓子をつくるのに一番重要そうなオカシックレコードは壊れちゃったけど、大丈夫なんだろうか?
すぐに直せるものだったらいいんですがねえ。
そして物語は、誕生日スペシャル恒例の「ハッピー☆ラッキー・バースデー!」が流れるエンディングへ。
そこには、ミスターマキャロンから自分のバースデーケーキをもらい、とっても嬉しそうな表情をうかべるドラえもんとキャンディの姿が。
今年の誕生日スペシャルも、文字通りのハッピーエンドとなりました。
そんなわけで、
来年の9月3日はドラえもんと一緒に、是非ともキャンディの誕生日も祝ってあげたいところである。
でも、来年の今頃までキャンディの誕生日を覚えているひと、たぶん10人くらいしかいなさそうな気もしてならない。
誕生日当日にそのことを思い出せた方はぜひ、キャンディの誕生日を祝ってやってください。
ということで、長くなりましたが1本目はこれでおしまい。
[再]謎のピラミッド!?エジプト大冒険(アニメオリジナル)
2時間スペシャルの後半は、2017年に放送されたドラえもん誕生日スペシャルのお話をもう一度お届けだ!
1981年から35年以上にわたって続いてきた
金曜放送のドラえもんのラストエピソードが過去の再放送という事実に震えるがいい。
まさか裏番組がラグビー中継だったからって、無理やり2時間スペシャルにしたわけじゃあるまいな?
でも、こうしてドラえもんの感想ブログを書いてる身としては、
後半の1時間が再放送でかなり助かったところはある。
自分は普段の30分放送でも感想記事をかくのに3時間くらいかかっており、単純計算で1時間スペシャルの時は倍の6時間はかかってしまうことになる。
もしも今回の2時間スペシャルがすべて新作だった場合、記事執筆にかかる時間が普段の4倍かかるわけで・・・おお、考えたくない。
それとほぼ同じ理由で、
ドラえもんの放送が休みだとガッカリするけど、何時間もかかるブログ記事を書かなくていいからちょっと嬉しいという効果もある。
ドラえもんの感想ブログは、ドラえもんお休み週のメンタル健全化に役立ちますよ。
土曜日に放送日が変わったことをキッカケにして、
みなさんも10月からドラえもんの感想ブログを書いてみませんか?(悪魔のお誘い)
さて、2本目の感想がいきなり自分語りになっちゃって申し訳ないけど、
ハッキリ言って、この回の感想については2年前の本放送時にさんざん語ってしまったのであえて今ここで話すことがとくに無いというのが、正直なところである。
ムリに語ろうとしても、2年前の記事の内容のコピペになっちゃいそうな気もしますし。
なので、当時の感想を読みたい人は上のリンク先の記事を見てください。
今とちがって、2年前は行間とかをあまり気にせずに感想記事を書いていたので、ちょっと見づらくてスイマセン。
ただ、それでもあえて語るとしますと、
2年前の誕生日スペシャル放送終了後、FGOファンの人たちから「あのスカラベの彫刻からネムセスが召喚できそう」という声があがっており、
今回の再放送でも、FGOファンらしき方々から
「ピラミッドが4つとか亜種特異点じゃん」「ラムセス2世くんのセリフがFGOの王属性そのものでよかった」「オジマンディアス強化はよ」などの反応を確認することができました。
自分はFGO知識が「ぐだぐだエース」くらいしかないので、この人たちが何を言ってるのかよくわかりませんでしたが、
とりあえず、みなさんが面白がってもらえてることだけは伝わりました。
あと、民衆の前で雨を降らせるワルエヘブの姿に、おもわず『天気の子』の陽菜ちゃんの姿が脳裏にチラついてしまった。
『天気の子』は今年公開されたばっかりの映画なので、とうぜん2年前の本放送時には抱いてもいなかった印象だ。
陽菜ちゃんも『あらかじめ日記』を使っていれば、消えたりしなかったのに・・・。(軽いネタバレ)
そして今回は、1本目の「未来の迷宮 おかし城」のあとの放送だったので、
1本目が9月3日の出来事だったのに、2本目が8月31日の出来事になっていた・・・という若干の時系列のゆがみが発生していた。
まあ、これは気づく人もそんなにいなさそうだから、とくに問題ないのかも。
あと、誕生日スペシャルを2本続けて見たことにより、
ドラえもん達は攻撃の手段を「スモールライト・空気砲・ひらりマント」に頼りすぎているということにも気づきました。
どっちの話でもこれらの道具が出てきたけど、
もしかしたら他の誕生日スペシャルでも、この3種類の道具が多用されているのかもしれない。
これについては、気が向いたら検証してみることにします。
まあ、こんなくらいでしょうかね。2本目の感想はこれにて以上です。
ドラえもんのお引越し!?(アニメオリジナル)
さっき「金曜ラストエピソードが再放送」とか書いちゃったけど、まさかの3本目があったぞ!!
といっても、内容自体はアニメの放送日が変わることをお知らせする宣伝的なお話です。
そして宣伝のためなのか、
この回だけYoutubeで全編公開されているので、気になった人は上のやつを見てください。
おそらくDVDには収録されないお話だと思うので、お話の内容を脳裏に焼き付けておきましょう。
アニメの世界にいるドラえもんが「ドラえもんは10月5日から土曜5時にお引越し!」とか言ってるの、メタネタっぽくて変な気分になるな!
このお話では他にも、
「10月からの新オープニングテーマが星野源さんの『ドラえもん』になる」
「スネ夫とサバンナ高橋さんがひみつ道具について語る新企画『スネ夫としげお』が始まる」といったインフォメーションも。
なお、10月からドラえもんの新OPをつとめる星野源さんですが、
今回のドラえもん2時間スペシャルには出演せず、なぜか裏番組の「チコちゃんに叱られる!」にゲスト出演していたということをご報告しておきます。
「コアラが木に抱きつく理由」をあっさりと正解しちゃうオモえもんは神。
とにかく10月からドラえもんは土曜5時になるので、録画予約の変更は忘れないうちに済ませておきましょうね。
土土土土 土土土土 土っ土~♪ 土曜5時~♪
(この替え歌を公式よりも先に思いついたのは自分だということは主張していきたい)
というわけで、金曜最後のドラえもん感想は以上となります。
放送が土曜5時になってもドラえもん感想記事は当然続けていきますので、これからもよろしくお願いします。
■次回予告■
次回の放送は10月5日(土曜日)の午後5時から。
ちなみに、引っ越し一発目で何の話を放送するかはまだ明らかになっていません。(9月8日午前3時現在)
個人的には「ゆうれい城へ引っこし」「あちこちひっこそう」あたりの、
引っ越しにまつわるお話をやりそうな気がするんですが、どうなんでしょうかねえ。
前回の感想:ドラえもん感想(恐怖のたたりチンキ&レプリコッコ花火) 」
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