アシスタントアサシン 2 (少年チャンピオン・コミックス エクストラ)
- 作者: 奥嶋ひろまさ
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2019/06/07
- メディア: Kindle版
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記事にするのがかなり遅れてしまいましたが、
奥嶋ひろまさ『アシスタントアサシン』第2巻が発売されています。
漫画家志望の殺し屋お兄さんが描き出す、血みどろまんが道はまだ始まったばかりだ!
<第1話試し読み>
この第2巻では、
主人公・アサシンの仕事先に助っ人としてやってきた男・吉良高虎が本格的な活躍を見せていく。
彼もまたアサシンくんと同じく、
漫画家志望でありながら実は殺し屋であり・・・という実にワケありそうな男であった。
漫画アシスタント兼殺し屋さん、2人目の登場だ!
うーむ。よくわからないけど『アシスタントアサシン』に出てくる殺し屋って、実はみんな漫画家を目指しているんだろうか?
雇い主である神馬笛先生も、実は元スゴ腕の殺し屋だったりしたら面白いことになりそうだ。
最終回付近で「実はこの作品の世界の売れっ子漫画家全員が元殺し屋でした」みたいなぶっ飛んだ展開もあったりして。
売れっ子漫画家同士で殺し合いをして、最後まで生き残った奴の作品が次号の巻頭カラーだ!
そして、
アサシンたちの所属する組織『NAS(ナス)』と敵対する謎の集団『ロットンボーイズ』の存在も明らかになった。
もともとは『ゴールドコスモス』という漫画の作者が元NASのメンバーに殺されたことがキッカケで生まれた集団らしく、
最初は作品の熱狂的なファン達がコスプレ姿で編集部に乗り込む程度の活動しかしていなかったそうですが、
そのうち段々と力をつけ、現在では漫画を貶める者全てを葬り去る恐怖の殺し屋集団として君臨しているらしい。
最近では、海賊版漫画サイト「漫画海」の運営者を殺したのも『ロットンボーイズ』の仕業だと噂されているんだとか。
漫画をバカにした者は死あるのみ。怖い集団だ!
いちおう『ロットンボーイズ』は『ゴールドコスモス』のファンから自然発生したということだけど、
今のロットンボーイズのメンバーも『ゴールドコスモス』のことが好きだったりするんだろうか?
もしもそうだったら、ロットンボーイズの人と対峙した際に、
「いや~実はぼくもゴールドコスモスのファンで・・・」と話しかけることで、一瞬相手の心にスキが出来た瞬間を狙って屠るという戦法も使えそうな気が・・・やっぱ無理か。
あと、ゴールドコスモスの作者を殺した坊主頭が特徴の犯人と、
神馬笛先生の風貌がかなり似てる気がするのは自分の思い込みなんだろうか?
先生、もしかして本当に殺っちゃったんじゃ・・・。
殺し屋アサシンさんによるバイオレンス描写もたっぷりある作品ですが、
その幕間では、漫画家としての心得や漫画家ならではのあるあるも描かれているので、実際に漫画家を目指している人が読んだらけっこう勉強になる作品かもしれません。
ちゃんと「マンガ家漫画」としての役割もキッチリとこなしているから、この漫画はすごい!
というわけで、
『アシスタントアサシン』は現在もマンガボックスで好評連載中なのでみんなも是非読んでみよう!
あ、ちなみに、
2人目の殺し屋・吉良くんは実はアサシンと同じアパートの隣の部屋に住んでいたことも、2巻で明らかになりました。
漫画家志望が、同じアパートで一緒に暮らす・・・。
これぞまさしく・・・。
そう、トキワ荘ですね!
マンガ家漫画たるもの、トキワ荘っぽい建物で暮らすのは当たり前のことだ!
実際、アサシンくんの住むアパートの名前も
「コーポユートピア」という、足塚不二雄イズムを感じさせる実に良い名前のアパートであった。
ロボットに支配されないよう、せいぜい気をつけるんだな!
そして、2人一緒にトキワ荘(っぽい建物)で暮らすんだから「まんが道」要素もここで一気に放出だ!
このアパートから2人の漫画制作が始まるわけですね。何かが起きそうな予感!(記事タイトル伏線回収)
それにしてもアサシンくん、「まんが道」をFFランド版で全巻持ってるのすごいなあ。
神保町の古書店かネットオークションあたりで買ったんだろうか?
あと、1巻の時は気づかなかったけど、
アサシンくんの部屋の襖の柄が、大山ドラ時代ののび太くんの部屋の襖の柄といっしょという小ネタも仕込まれていました。
こんなの誰が気付くんだろう?
そんな細かい藤子作品ネタもいっぱいな『アシスタントアサシン』。
もう一度言いますが、この記事を読んで内容が気になった方は是非読んでみてくださいね。
今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
アシスタントアサシン (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)
- 作者: 奥嶋ひろまさ
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2019/01/08
- メディア: コミック
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自分が2巻の感想記事書くの遅すぎて、時事ネタみたいになっちゃったシーン。