２０１９年３月１５日放送分 ネタバレ注意！
●ドラドラニュース●
今週は「ドラドラまちがいさがし」お休み。
笑顔のドラえもんが向こう側から走ってくるいつものOPアニメーションからスタート。
「ドラドラまちがいさがし」はもうやらないんだろうか？
化石大発見！（コミックス11巻収録）
3月中頃の段階でエイプリルフールネタの回をやる時点でうすうす感づいていましたが、次のドラえもんの放送は4月までありません。
まあ、例年と比べると放送あったほうですね。
というわけで、「四月バカ」でジャイアンとスネ夫にダマされたドラえもんとのび太くんが腹いせに『タイムふろしき』でニセ化石をつくるお話です。
先週主役回があったばかりの『タイムふろしき』を本編でさっそく使っているのは、
やっぱり「化石大発見！」の回をアニメでやりたいという思惑があったからなんでしょうかね。
お昼ご飯に出た「魚の骨」や「みそ汁の貝殻」をつかい、
『タイムふろしき』で、ありもしない化石をつくって化石掘りおじさんをビックリさせようとするのび太くんたち。
しかし、ウソがすぐにバレるどころか「おじさんが元々古生物学者を目指していた」ということもわかり、だんだんとネタバラシをしづらい雰囲気になってしまった。
この手の「本人はドッキリのつもりだったのに、ターゲットが本気にしてしまう逆ドッキリ」みたいな企画、テレビのバラエティ番組にありそうだ。
これからのエイプリルフールのシーズンにむけて、
「エイプリルフールにつくウソは、人を楽しませるウソじゃないと」というドラえもんのセリフは、各自が肝に銘じておきたいところです。
それにしても、子供の頃から古生物学者を目指していたというわりに、
「空き缶の化石」「コウモリ傘の化石」を見抜けなかったおじさんの見極め力には、だいぶ怪しいものがある。
ちょっと考えたら「こんなんあるわけないだろ！」ってツッコんで終わりそうな気もするんですがねえ。
でも知識がありすぎる故に、
実際に「コウモリ傘の化石」を自分の手で発掘しちゃったら本物だと信じて疑わなくなるという事もあるのかも。
徳川埋蔵金を発掘して、その宝箱の中からコウモリ傘が出てきたら「江戸時代にコウモリ傘があった！」って言い張る人いっぱいいそうですし。
それこそどっかのバラエティ番組で「ニセ化石発掘ドッキリ」をやってみて、実際の古生物学者の反応をうかがってみたいところです。
絶対に化石としてあり得なさそうな、
ニンテンドースイッチあたりを化石にしてみたらおじさんはどういうリアクションを取るのかも、見てみたかった。
このままだとおじさんが本当にニセ化石を学会に持っていきそうだったので、ドラえもんとのび太くんはここでネタバラシ。
自分がニセ化石を掴まされていたことに落ち込むおじさんでしたが、
そこでぐうぜん新種の三葉虫を発見してプラマイゼロ。無事ハッピーエンドとなった。
一瞬にして化石をゴミにする「タイムふろしき」の存在に驚かないおじさんのことも気になるけど、
実際に生きた三葉虫を見つけた場合、どうすればいいのかもすごく気になる。
とりあえず虫かごに三葉虫を入れてガッカイとやらに持っていけば、「新種」と認めてくれるんだろうか？
どっかの博物館とかに持っていったら、コウモリ傘の化石発掘以上の大さわぎになりそうだ。
なんとなく、もとの化石に戻しておいたほうがよさそうな気もするぞ。
そんな感じの1本目でした。
●発見！月の生き物イラストコンテスト 結果発表●
去年はサブタイトル画の中での登場がありましたが、今年は本編登場無しの特設1コーナーのみでの発表。
「イカリン」だけ応募用紙を使わずに普通の官製はがきで出してきた感があるの、スゴいぞ。
主な受賞作はこちらから。
布団にのってふわふわり（アニメオリジナル）
のび太くんのあどけない寝顔からスタート。
遅刻寸前でも起きないのび太くんに業を煮やしたドラえもんは、布団の中に服とランドセルを突っ込み、
布団叩きのような見た目の道具『フットンダー』で布団を思いっきり叩いたところ、のび太くんが布団ごと学校に向かって出発。
なんとか遅刻せずに済んだのでした。
なんだか『クレヨンしんちゃん』で、みさえが寝ているしんのすけごとバスに受け渡して連続遅刻記録更新を強引に阻止した回を思い出した。
この『フットンダー』は叩くだけで布団がどこにでも動くという、
フトンから出たくない未来のぐうたらな人が考えた道具なんだそうですが、
同じくぐうたらであるのび太くんは「人類最高の大発明だ！」と涙を流して褒めたたえていた。
目的地に到着するとフトンは元の場所に戻っていくので、確かにこの道具はすごく便利そうだ。
帰りの道で、重いフトンを担いで帰る必要もないのはうれしい。
きっと未来の世界のビジネス街では、空飛ぶ布団が上空を飛び交っているんでしょうなあ。
ただ、小学生ならまだしも、
サラリーマンは毎朝の身支度で顔を洗ったり歯を磨いたりしないといけないので、一旦布団から出る必要があるからやっぱり使えなさそうな気がする。
身支度を済ませてまた布団の中に潜ってもいいんですが、それだとなんか意味がない気がするし・・・。
深夜バスの代わりとして、
朝早くから目的地に向かうような小旅行に出かけたい時に、この道具を使うのはアリかもしれないですね。
夜のうちにフトンで移動して、鎌倉の大仏の真ん前で起床すれば、最高の目覚めになりそうだ。
フトン移動で観光地に向かった日の朝は、現地の人に見つかる前に起きよう！
話がだいぶ脱線してきたので、本筋に戻します。
『フットンダー』のことを知ったみんなは、夜中に自分たちのフトンとともに部屋を抜けだして遊ぶことに。
真夜中に雲の上で満喫するフトン散歩は、実にたのしそうです。
しかし、『フットンダー』で布団を動かしたまま寝てしまったのび太くんは、夜の町を大あばれ。
ねぼけた状態で町のあちこちを行き交ってしまったり、
夢の中でトイレに行こうとして現実のしずかちゃんに性器を見せつけるプレイまでやらかしてしまった。
ドラえもん達が寝ている人物相手に翻弄されまくっているのを見るに、
『いねむりシール』の時といい、実はのび太くんは寝ていたほうが強いのかもしれない。
『ジャッキーチェンの酔拳』ならぬ、睡拳だ！
『フットンダー』は相手が眠りっぱなしの状態でも布団を飛ばすことが出来るので、
「ターゲットを寝かせたまま布団を飛ばす→寝返りをうった時に布団から転落して死亡」みたいな時間差殺人トリックにもつかえそうだなーと思ってしまったのはないしょだ。
でも、あれだけきりもみ飛行していてものび太くんは布団から落っこちなかったので、やっぱりそれなりのセーフティは施してあるんでしょうなあ。
さらに本編の中で勉三さんそっくりなキャラが登場したことで、放送終了後にそこそこ話題になったりもしました。
自分は最初見た時に「『夜を売ります』の回に出てきた受験生かな？」と思っていたのですが、あとで原作を確認してみたら全然似てなかった。
今週のドラえもんに出てきたあのキャラクターは勉三さんで間違いないですね。（ちがう）
物語の最後は、
のび太くんだけ元気で一晩中追いかけていたみんなはクタクタという、『アスレチックハウス』の回を髣髴とさせるようなオチに。
この回ののび太くん、ただ寝てただけなのにオイシイ役目にありつけてるからすごいぞ。
といった感じで、今週のドラえもん感想はここまで。
●「のび太の月面探査記」オープニング映像特別放送●
本来なら映画館でしか見ることができない「のび太の月面探査記」オープニングアニメをテレビ初放映だ！
ちなみにテレビで「夢をかなえてドラえもん」が流れたのは去年の大晦日スペシャル以来、約３か月ぶりです。
ドラえもんが月を見てオオカミじゃなくタヌキになるところ、好き。
■次回予告■
来週3月22日は「列島警察捜査網THE追跡 2019春の事件簿」放送のためお休み。
再来週3月29日は「ミュージックステーション 3時間スペシャル」放送のためお休み。
次回の放送は2週間後の4月5日。
「ゆめの町、ノビタランド」「ドラえもんをのぞいちゃえ！」の2本をお送りします。
4月からドラえもんはテレビアニメ40周年イヤーに突入。
その一環として40年前の第1話「ゆめの町、ノビタランド」がリメイクされます。謎のあいつも出てくるぞ！
さらに予告映像によると、「4月からあの歌が新しくなって帰ってくる！？」とのこと。
「ハグしちゃお2019」とかだったらおもしろいのになあ。
前回の感想：ドラえもん感想（タイムふろしき＆ニセ宇宙人）
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