2021年3月13日放送分 ネタバレ注意!
似たもの!あつまれホイッスル(アニメオリジナル)
自身のあやとり趣味やひるね趣味など、周囲に「自分と気の合う仲間」がいないことを嘆くのび太くん。
ドラえもんが出してくれた道具『あつまれホイッスル』で「自分の好きなものが共通する人」を探そうとするのですが・・・。
「友達たちが自分の趣味に賛同してくれない」という、疎外感たっぷりな状況での帰宅を果たした上に、
頼みの綱であったドラえもんにまで、近所のネコたちと仲良くしている姿を見せつけられたら、のび太くんがすっかり不貞腐れてしまうのもわかる気がする。
コミュニケーション強者であれば、
こんな状況下でも自分の趣味のおもしろさをアピールして、気の合う仲間をどんどん作っていけそうでもありますが、
のび太くんにそんな器用なことを求めるのも難しそうなので、やっぱりここは道具の力を頼るのがベターでしょう。
『あつまれホイッスル』は、
ホイッスルの音が聞こえる範囲の中にいる「自分と同じ趣味を持っている人」を集めてくれる道具らしい。
このホイッスルが一体どこまで鳴り響いてくれるのかはわからないけど、
あまり広範囲にまでホイッスルの音色が届きすぎてしまうと、ものすごく近所迷惑になってしまいそうな気がする。
はたして、そこらへんの問題は大丈夫なんだろうか?
「ホイッスルを鳴らした人が求めている趣味を持つ人だけ聞こえる音波が出る」みたいな仕組みなら、他人の迷惑にもならなさそうなんですがねえ。
まずは『あつまれホイッスル』で「あやとりが好きな人」を集めようとするのび太くんでしたが、
自分よりも年齢がずっと上の人たちばかりが集まってしまったせいで、仲良くコミュニケーションをとることが出来ずに終わってしまった。
やっぱり、今の子供は「あやとり」をあまりやっていないんだろうか?
帽子を被っているおじさんをはじめとする、
成人男性・女性ばっかりが来ちゃってますし、趣味によっては同年齢の人が集まるわけではないってことですかね。
そう考えるなら、ホイッスルの音色が聞こえる範囲の中に「あやとり」が好きな人が5人もいたことのほうがスゴいと思う。
場合によっては『あつまれホイッスル』を使っても、誰ひとり集まりませんでした・・・なんてこともありそうだ。
『あつまれホイッスル』を使っても自分の好きな趣味の仲間が一切来なかったら、立ち直れないほどに傷つきそうです。
続けて「ひるねが好きな人」を募集するのび太くんでしたが、
こちらも、集まった人たちはみんな「ひるね」が大好きというだけあって、
集まった直後に全員がおやすみモードに入ってしまい、これまた満足にコミュニケーションが取れない結果に。
あと、「あやとり」の時にも来ていた帽子のおじさんが、またこの集まりにも参加している!
どうやらのび太くんは、気の合う仲間と一緒に共通の趣味でトークをすることが今回の一番の目的になっているようです。
趣味の話をするだけなら「ネット掲示板」や「SNS」でもできそうだけど、のび太くんはあくまでも「生の声」でのコミュニケーションにこだわっているんですね。
「あやとり」「ひるね」と、2回続けて思い通りの結果に至らなかったのび太くん。
三度目の正直とばかりに、今度は人気のTVドラマ『刑事(けいじ)カウボーイ』のファンを集めてみることに。
のび太くんは、刑事(けいじ)でありながら、
カウボーイのように投げ縄とガンアクションで事件を解決していく「刑事カウボーイ」の姿に、すっかり魅了されているようであった。
自分はこのドラマのことをまったく知りませんが、
劇中で刑事カウボーイが「テキサス」とか言ってたので、おそらく『太陽にほえろ!』みたいな感じの刑事ドラマなんだろうなあ、と勝手に思うことにしました。
たぶん、まったく違っていると思いますが・・・。
またしても帽子のおじさんが参加していることも気になりますが、
『刑事カウボーイ』は人気のドラマというだけあって、のび太くんと同年代の子もおり、
今度こそ、のび太くんのご期待通りに共通の趣味で楽しく話し合えそうな予感があった。
ちなみにのび太くん曰く、さっきから連続でのび太くんの趣味に付き合ってくれている帽子のおじさんがかぶっている「帽子」は、
「刑事カウボーイ」がかぶっている帽子と同じモデルのやつなんだそうです。
世界一どうでもいい知識を得てしまった!
「『刑事カウボーイ』はガンアクションがかっこいい!」
「みんなで『刑事カウボーイ』ごっこをしよう!」と、自分と同じ好きなものを持つ人たちの前で熱く語るのび太くんでありましたが、
「『刑事カウボーイ』はグッズを集める派」「刑事カウボーイは『投げ縄』派」など、
のび太くんの面白がりポイントとは違う人たちばっかり集まってしまったことにより、またしても気の合う仲間をつくる事は出来ずに終わってしまった。
たしかに「(刑事)カウボーイ」と名乗っているからには、
視聴者が、ガンアクションより「投げ縄」のほうに注目してしまうのも、しょうがない気がする。
そこであえて「ガンアクション」に注目するところは、いかにも射撃が得意なのび太くんらしい着眼点ともいえますが、
カッコいいガンアクションだったら、べつに他の映画やドラマでも見れそうですからね。
のび太くんも「投げ縄派」が多数と知って、そのまま心が折れてしまうのではなく、
「『刑事カウボーイ』の銃撃戦のここがすごい!」みたいなトークで、場を盛り上げていただきたかった。
「ドラえもんズは田中先生版が好き!」
— koukousei(美山田精一)@スパムじゃないよ (@koukousei) 2021年3月13日
「いや、三谷先生版でしょ」
「ぼくは映画のドラえもんズしか知らない」 #doraemon
「好きな作品はいっしょだけど、微妙に好みのジャンルが違っていたせいでいまいち話が合わなかった」といったシチュエーションは、
『刑事カウボーイ』の話題の時のみならず、さまざまな場面で起きてしまいがちな「オタクトークあるある」のひとつですね。
ちなみに自分は、どっちが好きかと言われたら三谷先生版のドラズのほうが好きです。
自分の求める「気の合う仲間」がなかなか見つからず、苛立ちを隠せずにいたのび太くん。
そこで「自分の好きなものをたくさん言えば、気の合う仲間も見つかるのでは?」と思いつき、
「自由気ままが大好きで、何でもラクするのが大好きで、銃撃戦が大好きな人あつまれ~!」とかなり条件を狭めた状態でホイッスルを鳴らしてみたところ、何故か強盗犯に捕まってしまうハプニングが発生。
こんなにも強盗犯と好きなものがカブってしまうところを見るに、
のび太くんって、もしかしたら強盗犯の素質があるのかもしれないぞ。
強盗犯のアジトに連れ込まれてしまう危機的状況を迎えてしまいましたが、
ここでのび太くんが機転を利かせて「悪者が大好きな人あつまれ~!」とホイッスルを鳴らしたところ、
そこに姿を現わしてくれたのは、今回のお話でのび太くんの趣味に何度も付き合ってくれたあの帽子のおじさんであった。
登場時に「待たせたな、テキサス!」と言っていたり、
犯人を投げ縄で捕縛したりなど、完全に自分が「刑事カウボーイ」になりきったつもりでいるぞ!
なんだか頼もしいようで、頼もしくないおじさんだ!
のび太くん達のピンチを救ってくれた帽子のおじさん。
じつは本物の刑事さんだったらしく、強盗犯の潜伏先を特定するためにこの町で捜査をしていたらしい。
大事な捜査中にあやとりや昼寝をしていたのはどうなんだ?と思うところもありますが、
今回の件をきっかけに、お互いに「投げ縄」と「あやとり」を教え合う関係になったりと、のび太くんにもようやく気の合う仲間ができたようでなによりでした。
のび太くんの投げ縄でドラえもんの頭が文字通りお縄になってしまうところまでが、今回のお話のオチだ!
あと今回のお話は、サブタイトル画のカオスっぷりがとても好きでした。
画面奥のほうに八頭身のドラえもんみたいなやつがいるような・・・?
ドラえもんをのぞいちゃえ!(アニメオリジナル)
2本目は、2019年4月5日放送分の再放送。
このように、2本目が再放送になるのは久しぶりのような気がします。(再放送になるたびに同じこと言ってるような気がする)
約2年前に見たばっかりの回なので、あらためて感想を書くほどではないのですが、
「ぼくドラえもん2112」のEDアニメでしか見たことがない道具『バタバタフライ』が登場したり、
わさドラに1回だけ登場したアニオリキャラ・ベルが登場していたりなど、けっこう細かいネタがあるお話だったりするんですよねえ。
それだけに、わさドラに『人間製造機』が登場したことになっている*1などのミスは実にもったいなかった。
ちょっと詰めが甘かったかも。
このお話には『スペースウォーズ・ゲームセット』が登場しているので、
もしかしたら、元々の予定であれば現在絶賛公開中な『宇宙小戦争2021』の宣伝も兼ねてこのエピソードを再放送したんじゃ・・・と思ったりもするのですが、本当のところはどうなんでしょうか。
そういえば今週は、『のび太の宇宙小戦争2021 リトルな世界』の放送がありませんでした。
もしかしたら急な公開延期によって、先週で映像のストックが完全に尽きてしまったとかなんじゃ・・・。
といったところで、今週のドラえもん感想は以上です。
■次回予告■
次回の放送は3月20日。
「やどり木で楽しく家出」「のび太の流れ星」の2本をお送りします。
前回の感想:ドラえもん感想(精霊よびだしうでわ&もはん手紙ペン)