2018年8月31日放送分 ネタバレ注意!
●ドラドラまちがいさがし●
今週は「額縁をくぐって海へ」から出題。ジャイアンが窓から覗いていました。
ひょっこりはんですね。
仙人らくらくコース(コミックス43巻収録)
せっかくの連休なのにたくさん宿題を出されるわ、みんなと行くキャンプに置いてけぼりにされてしまったりで、
すっかり厭世家となってしまったのび太くん。
「どこか遠い山の中でひとりで暮らしたい」と嘆くのび太くんは、『仙人らくらくコース』を使ってラクに仙人になろうとするのですが・・・。
ドラえもんから仙人の説明を聞いているうちに、
のび太くんの気持ちが「仙人になりたい」という気持ちから「神通力を修得したい」気持ちのほうに寄りまくっているような気もするけど、気にしない。
男子たるもの、不思議なチカラにあこがれるのは当然のことだ!
どこでもドアに「仙人の修行向きの山」という非常にアバウトな説明だけして、それっぽい山に辿りついたのび太くん。
「仙人らくらくコース」の中に入っていた仙人ロボットによる教えのもと、きびしい修行に挑んでいく!
ただし、教えの師である仙人ロボットに対して失礼な口を叩くと強烈なカミナリを浴びせられてしまうぞ。
仙人になる前に、まずは人に対する礼儀から先に学べってことでしょうか。師からのありがたい教えである。
なんだか「銀河超特急」のドリーマーズランドに出てきた、「忍者の星」の先生みたいだ。
さっそく仙人の代名詞である「雲に乗る修行」から始めたのび太くんですが、邪念が多いのび太くんはすぐに落っこちてしまう。
仙人になるためには、まずはこの邪念を振り払うことが必要である。
しかし「心の修行」と称して、滝行をさせられたり、
大きな岩で玉乗りすることを命じられたり、食べ物も仙人食の「霞(かすみ)」だけしか食べられないという、
想像と違いすぎたハードな修行の連続に、のび太くんもとうとう逃げ出してしまう。
まあ、仙人ロボットの手によってすぐに捕まってしまうわけですが。
こんな厳しい修行ばっかりで、一体どこが「らくらく」なんだろう?と思ってしまうけど、
wikipediaの「仙人」の項目を見てみると、実際に仙人になるには、それこそ解脱の境地に達するほどの辛い修行を重ねないといけないようだ。
そう考えると、のび太くんはわずか半日ほどで解脱っぽい状態になっていたので、
確かに「仙人らくらくコース」の名に、偽りはないのかもしれない。
ただ、「ポー」という謎の擬音を発しながら雲に乗っているのび太くんの姿はかなり不気味だ。
のび太くんは神通力が使いたかっただけで、こういうポー状態で雲に乗りたかったわけではないはずだ。
どちらかというと、仙人になったというよりアブない宗教に洗脳されちゃった人にしか見えないのが悲しい。
今のところは廃人一直線にしか見えないけど、
このまま修行をつづければ、のび太くんも神通力がつかえるようになるんだろうか?
ただ、教えの師である仙人ロボットも、
しずかちゃんのパンチラを見た程度で神通力を失って雲から落っこちていたので、まったく信頼が持てない。
これが「のび太の太陽王伝説」だったら、イシュマル先生に「修行が足りん!」と喝を入れられてしまうところだ。
カメラの向きの関係で、お茶の間からはしずかちゃんのパンツが見えないアングルになっていたけど、
あんなに修行を積んでそうな仙人ロボットの平常心をくるわせたんだから、
もしかしたら、あの時しずかちゃんがパンツを履いてなかった可能性もありうる。
中途半端な配慮でスカートの中が見えなくさせると、こういった変な疑惑も生まれてしまう。
シュレディンガーの猫ならぬ、シュレディンガーのパンツだ!
そして、ポー状態だったのび太くんも、あっさりと正気にかえっていた。
やっぱり、付け焼刃の修行でちゃんとした仙人になるのはチト難しいようだ。
俗世間から離れるよりも、俗世間を受け入れたほうが人生楽しいぞ!という感じで、1本目はおしまいです。
●クイズ!ドラえもんのひみつ!!●
おそらく今日で最終回。今回だけ正解発表がCMまたぎになってました。
そして今週の問題は「ドラえもんの身長は何センチでしょう?」
答えは、記事の下のほうにて。
悪運ダイヤ(コミックス8巻収録)
のび太くんがツイていないのかはいったん置いといて、
やたら空き缶が道に落ちていたり、犬が放し飼いにされていたりと、のび太くんが住んでいる町は相変わらず治安が悪いということがわかる回である。
空き缶はゴミ箱に捨てよう。ワンちゃんはロープでつないでおこう。
『悪運ダイヤ』は、見た目の美しさとは裏腹に、
自分が受けた痛みをダイヤを持っている他人に肩代わりさせてしまうという、非常に恐ろしい力をもった道具である。
この道具さえあれば、
ジャイアンに悪運ダイヤを持たせた状態でのび太くんが火の海に飛び込めば、何もしてないジャイアンを急に焼け死なせることも可能である。
うーん、実に怖いし、おそろしい。
ビルのてっぺんから飛び降りてみたり、わざとダンプカーに轢かれてみたりするのもいいかもしれない。
でも、そんなことやったら、とてもテレビでは放送できないような惨状が生まれてしまうので、悪用は絶対にやめましょう。
あと、痛みが通じるということは、
しずかちゃんにダイヤを持たせた状態のまま自分がエッチなビデオを見ることで、
しずかちゃんがエッチな気分になってしまうという、チープなエロ漫画の導入みたいなこともできるんだろうか?
原作者である藤子・F・不二雄先生に聞いてみたいところです。
そんなクダラないことを言っているうちに、原作よりもはるかに巨大化したトンカチの痛みがのび太くんの頭を襲う!
ドラえもんは実験のつもりでやったっぽいけど、身代わりで痛みを受けたのび太くんはかなりツラそうだった。
こんな危ない道具を道に放置してみたり、
高いところから投げ捨てたりする、この回のドラえもんとのび太くんの倫理観はかなりアレである。
「悪運ダイヤ」は連載初期のドタバタギャグ時代の頃のお話なので、
今のドラえもんのイメージではちょっと違和感を感じてしまうのは仕方のない話だけど、それでも目に余ってしまう。
そんなドラえもんに製作スタッフからの天誅が下ったのか、
今回のアニメでは「のび太くんが投げ捨てた悪運ダイヤをドラえもんが飲みこんでしまう」というオリジナル展開が挟み込まれていた。
のび太くんの顔面にサッカーボールが直撃したせいで、「前が見えねェ」状態になるドラえもん!
ドラえもんもあまりの辛さに「一生のび太くんのひどい悪運を背負わなきゃいけないなんて」
「僕はこれからどうやって生きていけば~」と、問題発言をボロボロこぼしまくっていた。
この回のドラえもんの性格がやっぱりアレだったことはさておき、どうやら悪運ダイヤの力はロボットにも影響するようだ。
のび太くんから「塞いでないで明るくしていれば、悪運なんてふっとんじゃうよ!」と、
話の冒頭で自分が言っていた発言を返され、ガチの不快感をしめしていたドラえもんの顔は見どころのひとつです。
とはいえ、ドラえもんもこの経験が描かれたからこそ、
「ぼくも大変な目にあってよくわかったよ。(悪運ダイヤを使うのは)やめよう」という言葉にも深みが出てきますし、
「誰かが僕の代わりにひどい目にあうなんて、やっぱり悪いよ」と語るのび太くんの優しさも引き立ってくる。
ドタバタギャグの体裁を保ちながら、ちゃんとハートフルなお話でもあるところがこの回の魅力なのです。
そして物語は、「巨大トンカチでのび太くんの頭をガンガン叩きながら町を練り歩くドラえもん」へと繋がっていくわけですが、
このシーンの珍妙さは、実際にアニメを見るなり原作を見るなりして面白がってください。
ハートフルな展開で終わると思ったら、大間違いだぞ!
そんなわけで、今週のドラえもん感想はここまで。
■次回予告■
次回のドラえもんは9月7日放送。
ドラえもん誕生日スペシャル「クジラとまぼろしのパイプ島」をお送りします。
前回の感想:ドラえもん感想(うそつきかがみ&十円なんでもストア)
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