だいぶ遅くなってしまいましたが、
7月27日(金曜日)に、新装版『新オバケのQ太郎』第4巻が発売されました。
新オバQは他にもお話がたくさんありますが、新装版コミックスではこれにて完結です。
「イチョウの葉が舞い落ちる公園」が今回の表紙。
第1巻の時から思ってましたけど、この新装版コミックスで表紙になった場所をぜんぶ巡ってみたいですねえ。
各表紙の撮影場所を公開してのスタンプラリーを実施したら、
参加してくれる人もけっこう出てきそうな気もするんですが、どうでしょうかね?
【過去記事】
・新装版「ウメ星デンカ」最終第3巻、新装版「新オバケのQ太郎」第1巻が発売されました。
・新装版「新オバケのQ太郎」第3巻が発売されました。あらたな新装版シリーズの発売も明らかに!
第4巻では「チベットの占いカード」から、最終回となる「9時カエル」までの16編を収録。
今回収録されている中では「サンタとよっぱらい」「すねて家出をしてみたけれど」が個人的なお気に入り作品。
藤子作品におけるクリスマス回は、本当にいい話が多いです。
あと、最終巻なのに「家出」だの「脱獄囚」だの「自殺」だの「ケンカ」だの、
やたら不穏なワードが飛び交っていたのも、オバQらしくて実に素晴らしい。
「子供を生きたままネス湖に沈めて、ネッシーのエサにしよう」なんてぶっとんだオチとか、自分じゃとても思いつかないし、
たとえ思いついたとしても、今じゃ学年誌に載せる前に確実にどっかからストップがかかっちゃうよ。
そして最終回の「9時カエル」は、いつ読んでもQちゃん達と家族の繋がりをしみじみと感じさせる傑作。
あのラストページは、本当に名シーンです。
そんなわけで、新装版「新オバQ」はこれにて終了。
同日発売の新装版「21エモン」とバトンタッチするわけですが、その感想はまた明日・・・。