2018年1月7日放送分 ネタバレ注意!
●ドラドラニュース●
・新年1発目のドラえもんは「ドラえもんクレヨンしんちゃん 2018年冬のアニメ祭り」ということで放送時間も日曜朝10時から(ニチアサの後)と変則的。
それぞれ1時間ずつの2時間スペシャルでの放送となりました。
このために放送日は朝早く起きたけど、この時間から起きるのはやっぱりしんどい。
普段ニチアサやドラゴンボール超を見ている人は毎週もっと早い時間に起きてるんだからすごい。
もしもドラえもんの放送が毎週この時間になったら、リアルタイム視聴はキツイなあ・・・。
・12月31日の大晦日スペシャルと連動した「お年玉プレゼントクイズ!」も。
「大長編ドラえもん全24巻」と「ドラえもん物語」をセットで10名様に。
・今回から「ドラがおじゃんけん」が映画バージョンに。リニューアル初戦は敗北しました。
・EDで久しぶりに「ドラえもんえかきうた」が。やっぱり日曜日放送だからか?
神さまロボットに愛の手を!(コミックス28巻収録)
空き地でジャイアンとスネ夫に読んでいたマンガを取られてしまったのび太君。
悔しさのあまり「正義は死んだか!神は滅びたのか」と嘆いているのび太君を見たドラえもんは「神さまロボット」なる道具を出すのですが・・・。
この道具の一番の特徴は「神様だと知らずに優しくすると願い事を3つ叶えてくれる」ということ。
つまり、初めから願いを叶えてもらおうと思って優しくしてもダメだということです。
正直言って、自分自身がこの道具を買っても何のメリットも無い道具だといえる。
自分の私財を投げうってでも、他人を笑顔にしたい人が買う道具なんでしょうかね。
この時点でもう既にいい人だ。
神さまロボットに優しくしてあげたしずかちゃんが願い事を叶えてもらえる様を見たジャイアンとスネ夫。
これはチャンスとばかりに、スネ夫の家に神さまロボットを半ば強引に連行!
和洋中のご馳走をお腹いっぱい食べさせてあげるとともに、食後は我らがジャイアンの生歌でおもてなし!
放送では「しばらくお待ちください」のアナウンスとともにオールカットされてたけど、ジャイアンの歌声は神さまロボットにも充分に届いたようだ。
満腹状態でジャイアンの歌を聞くというシチュエーション、想像しただけでもリバースしちゃいそうだ(失礼)
で、3つのお願いごとでいろいろモメた結果、
ジャイアンリクエストのマンガ10冊とともに、ジャイアンとスネ夫はブタの姿になってしまうのでした。
どうしてこうなったかは、ページ数の都合ではぶく。
Twitterで「神さまからプレゼントしてもらったマンガ10冊のセレクトが気になる」というツイートを見て、こっちもそのことが気になってしまった。
「ドラえもん10巻まで」とかだったら中途半端になっちゃうし、どういうチョイスしたんだろう?
やっぱりおじいちゃんだから、モーニングとかビックコミック系かな?
お話のほうは、しずかちゃんが最後のお願いを使ってジャイアンとスネ夫を元に戻してあげたおかげで万事解決。
とにかく、しずかちゃんの優しさが光る回です。
ドラえもんの「ホント、神さまみたいだね」という最後のセリフで物語をうまく締めていた。
あと、冒頭のマンガを奪われてしまうくだりも、
ジャイアンがマンガ10冊を最終的にのび太君に全部あげてしまったことでうまく回収していますね。
流れ自体はほとんど原作のままだったけど、こういう細かいところの改変がいい感じに決まっていたのは素晴らしい。
円ピツで大金持ち(コミックス25巻収録)
「欲しいマンガがある」とパパからおこづかいをねだるのび太君。
漫画違法サイト問題でネット上が揺れている中、これは実にタイムリーなネタだ。
普段グータラなのび太君ですら、欲しいマンガはちゃんとお金を出して買おうとしている。
ラクして儲けたいのび太君は、「肩たたき50回で10円」というパパからの提案も断ってしまう。
パパの肩を500回叩いて100円、500000回叩けば10万円貰えるバイトだと思えば結構いいバイトだと思うけど、のび太君には辛いようだ。
そんな金の亡者と化したのび太君のために、ドラえもんは「円ピツ」を出してくれた。
紙に金額を書くだけで、その紙がそのままお金として使えるという実にユメのような道具である!
それを聞いたのび太くん。
さっそく本屋さんで円ピツを使おうとしますが、とある不安がよぎったのでいったん帰宅。
そして「念のために聞くんだけどさ、これを使ったらその分だけ貯金が減るとか、物が無くなるとか、そんなことないだろうね?」とドラえもんに問うのび太くん。
「未来小切手手帳」や「フエール銀行」を使った時の事でも思い出したのだろうか?
しかし、ドラえもんは「ない」と断言。
それを聞いたのび太君は一安心。再び本屋さんへと向かいます。
そして、のび太君が部屋から立ち去るのを確認したドラえもんは「少しはこらしめなくちゃ」とニヤリ。実に悪い顔だ!
まあ、「円ピツ」には、何かあるんでしょうね。
逆に何のデメリットもなかったら、未来の世界はハイパーインフレになってしまうぞ。
ドラえもんが悪い顔をしたことなど知らずに、円ピツで欲しいものを買いまくるのび太くん。
金さえあれば、ガキ大将のジャイアンだって用心棒として雇えるぞ!(月5000円)
ただ、金で簡単に動くような男に自分の身を守らせるの、結構リスキーな気もするな。
スーパーで買い物をするママを見かけ、
「たまにはドーンと高級なお肉を買っちゃおうよ!」と野比家の食費まで養おうとする豪快さを見せるのび太君でしたが、
ママは「安くてお得なものを見つけるのが、楽しいんだから」といいことを言います。さすが主婦だ。
でも、この発言もママが「お金がいくらでも使える」という状況を理解していないからこその発言にも思える。
現に「デビルカード」の回では、のび太君の身長と引き換えに出てくる300円を100円玉の山が出来るくらいに出しまくっていた。
ママに「円ピツ」を渡したら、どういう行動を取るのかいっぺんモニタリングしてみたい。
こうして円ピツを使いまくったのび太君。
円ピツでジャイアンズのホームグラウンド建設用の土地を買おうとしていたところで、ようやくドラえもんからのストップが入る。
実はあの円ピツの正式名称は「アルバイト料先払い円ピツ」というもので、使った金額分だけ働いて返さないといけない決まりがあったのでした。
いくら自由に使えるとはいえ、まさかドラえもんものび太君が何億円単位で金を使ってくるとは想像していなかったようだ。
うまく使えば一生食うに困らなそうな道具ですが、
何も考えずに使いまくってしまったのび太君の前には、大量の仕事依頼が押し寄せてくる!
そして何故か、ほとんどの仕事が配達業だ!
宿題をしなければいけないのび太君のかわりに、とばっちりでその仕事を全て請け負うこととなったドラえもん。
ひたすら人力で荷物を運び続けているのは「使った分の金額」を「働いた時の運動量」で評価しているからなのだろうか?
アルバイト単価で評価するなら、牛丼屋で円ピツ使って1時間皿洗いすればすぐに終わるだろうし、そっちの方が楽そうだ。
ドラえもんが働く姿を眺めながら宿題をするのび太君。その心の中は自責の念でいっぱい。
この経験を糧に今度はちゃんと反省してくれればいいですね。おしまい。
のび左エ門の秘宝(コミックス4巻収録)
「のび太の宝島」の宣伝の後に急に本編始まったと思ったら、変なところでタイトルコールが入ったのでびっくりした。
このお話は2009年の再放送ですが、本放送時もお正月の時期に放映されたものなので、
お年玉を探すくだりもあったりと、時節ネタとしてはぴったりですな。
内容自体は、ほとんどアニメオリジナル。
先祖の残した宝の隠し場所の書いてある巻き物をもとに、ドラえもんとのび太君がタイムマシンで宝探しだ!
ドラえもんでは定番の「自分やジャイアン・スネ夫・しずかに顔が似ているご先祖」も出てくるぞ。
今回のアニメにも出てくるけど、おしずって名前のご先祖、もう3人くらい出てきてる気がする。
のび左エ門の息子さんののび作という名前も、「ご先祖さまがんばれ」に出てきたかりゅうどのご先祖さまと名前が同じだ。
まあ、何百年も家系が続いてたら、ひとつくらい名前がかぶってもおかしくないよってことで。
のび左エ門が宝を隠していた場所が、山?に人が入れるほどの穴がたくさん掘られているという用途のよく分からない場所だった。
なんとなく吉見百穴を思い出したぞ。
クライマックスは、のび左エ門の秘宝を狙う盗賊との大立ち回りだ!
ブラックベルトに分身ハンマー、名刀電光丸を武器に戦う!
ここ最近は、肝心な場面で電池切れを起こしたりと不遇続きの名刀電光丸であるが、この頃(2009年)はまだちゃんと活躍できていたんですねえ。
残った盗賊のボスは、おしずちゃんがのび太君に使い方を教えてもらったタケコプターで奇襲を仕掛け、見事成敗。
おしずが「もう許さない!」って言いながらこっちに向かってくる時の声がドス効きすぎてて、ちょっと怖かった。(個人の感想です)
おしずちゃん、全体的にかなりお転婆な子でありましたね。
で、肝心の巻き物は、お年玉の額の少なさ(総額:5文)をごまかすための子供だましだったことが判明。
全てが終わったから笑い話で済んでるけど、
ヘタしたらのび太君がたった5文のために盗賊に斬り殺されていた可能性もあったので、結構危なかったぞ。
■次回予告■
次回の放送は1月12日。「ガンファイターのび太」をお送りします。
ようやく通常放送に戻ります。
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