2017年10月13日放送分 ネタバレ注意!
タイトルアニメ:どら焼きを増やすつもりが間違ってネズミを増やしてしまう魔法使いドラえもん
●ドラドラニュース
3週間ぶりのアニメ放送とともにOPアニメが復活!
でも、アニメ映像自体は新作でなく過去に使ったものの流用でした。今後もこのOPアニメは続くのでしょうか。
バイバイン(コミックス17巻収録)
あの名作SF回が帰ってきた! わさドラでは2008年7月25日に1回アニメ化されています。
前のやつでは「全部片づけたかと思ったら、実は縁側の下に1個残っていて・・・」という無駄に余韻を残すような終わり方だったのがやたら印象に残っている。
「自分が食べたら無くなってしまう」とたった1つの栗まんじゅうを食べることを惜しむのび太君。
どうすれば栗まんじゅうを食べても無くならないように出来るか、ドラえもんに相談をしはじめた。
なお、自分が約2カ月前に使っていた「おかし牧草」のことはすっかり忘れてしまったらしい。アニメも3週間休みあったからね。しょうがないね。
そんなのび太君に対し、ドラえもんが出してくれた「バイバイン」は増やしたい食べ物に1滴たらせば、あとは5分ごとに食べ物が倍々ゲーム方式で増えていくという食糧不足問題などに非常に役立ちそうな道具である。
ついでに、1個のものが2個に、2個のものが4個に、4個のものが8個に・・・と、2のn乗を小学生のうちからわかりやすく学べる道具でもあったりする。
のび太君はこの道具で栗まんじゅうを増やしていくのですが、
「あと5分待てば4個の栗まんじゅうが8個になる」と謎の食い渋りを見せてしまった結果、自分の胃袋のキャパシティで処理できないほどの栗まんじゅうを抱え込むことになってしまいました。
4個になった時点でまず3個食べるとかして、自分の胃袋と相談しながら食べればよかったのに!
過去にも、お小遣いで買ったカップラーメン10個を一気に食べようとして悶絶したエピソードもあったりと、のび太君はあまり自分の胃袋と相談せずに突っ走ってしまうクセがあるようだ。
そもそも昼間から栗まんじゅうをそんなに食べてしまったら、お腹いっぱいで夜ごはんが食べられなくなるぞ。
仮にバイバインを使いこなし、栗まんじゅうで腹を満たすことが出来たとしても、あとで夕食が食べられなくてママに怒られるオチが待っていそうだ。
増え続ける栗まんじゅうを他人に食べさせようとするのび太君。
ママやジャイアン達に栗まんじゅうの処理を押し付けた結果、原作の展開と違って、ジャイアンが全部栗まんじゅうを平らげてくれました!
・・・と思ったら、実はスネ夫が「実はまだあるよ~」と栗まんじゅうを1個隠し持っていたことが判明。
おいスネ夫くん。ジョークは時と場合を考えないとえらいことになるって、誰かに教えてもらわなかったのかな?
世の中には、やっていい事と絶対にやってはいけない事ことがあるんだぞ。
とにかく、増え続ける栗まんじゅうの不良債権に困り果てたのび太君は、とうとう部屋のごみ箱に栗まんじゅうを捨ててしまいました。
オチがわかっている分、栗まんじゅうをトイレに流さなかっただけでも、ナイスな判断だったかもしれない。
でも、原作では外のポリバケツの中に捨てていたので被害は極小に収まっていたが、
今回は家の中に栗まんじゅうを捨ててしまったため、倍々ゲームで増え続けた栗まんじゅうが窓ガラスを突き破り、家の中からCGの栗まんじゅうが大量にあふれ出す最悪の事態に!
劇中で描かれていた回想シーンみたいに、栗まんじゅうが自由の女神を倒壊させてしまうほどに地球を埋め尽してしまうのか!?
映画「デイ・アフター・トゥモロー」で起きていた自然災害よりもずっとイヤな人類滅亡のしかただ!(ちょうどこの日の「金曜ロードSHOW!」で作品が放送されていました。)
しかし、物語は原作と同様に、栗まんじゅうを宇宙のかなたに送ることでひとまずの解決を見ました。
ドラえもん曰く「宇宙は広いから大丈夫」と言ってましたが、
原作よりも風呂敷包みがかなりデカかったこととか、映画「新・魔界大冒険」や「宇宙英雄記」でも栗まんじゅうの残骸が見切れていた点とかは大丈夫なのだろうか?
放映後には「バイバイン」がTwitterのトレンドに入ったり、
論者のみなさんからバイバインに関するさまざまな考察が酌み交わされたりと、あらためて世間でのバイバイン人気の高さを裏付ける回でございました。
むりやりアスレチックスクール(アニメオリジナル)
コミックス19巻「アスレチック・ハウス」をベースにしたアニメオリジナル回。
わさドラでは2007年7月20日にアニメ化済み。ドラえもんがアスレチックハウスを取り出した際に「(この道具)あんまりいい思い出ないんだよな~」と言ってたのは、おそらくこの時のことでしょう。
それから今回出てくるアスレチックハウスの天の声のテンションも、その回の時とほとんど一緒だったのがなんかよかったです。
なお、サブタイトルバック画は「棒高跳びで学校に行こうとするランドセル姿のドラえもん」というもの。どういう状況なんだ!?
時節に合わせた運動会ネタ。クラス対抗障害物リレーの練習で足を引っ張ってばかりののび太君。
ジャイアンから放課後特訓への参加を命じられるも「どうせ特訓してもビリになるに決まってる」と家に逃げ帰ってきてしまいました。
うーむ、情けない。
それを見かねたドラえもん。家の前に陣取っていたジャイアン達に「明日必ずのび太君を特訓に参加させる」と宣言。
場面は翌朝になり、そこには寝ているのび太君の体に「人間あやつり機」を取り付けるドラえもんの姿がありました。
勝手に体を動かしてくれるこの道具なら、たとえのび太君が寝た状態であったとしても、むりやり特訓場所に行かせることができるぞ!
さらに特訓をよりハードにするべく、特訓場所となる学校の屋上に「アスレチックハウス」を設置。
建物の敷地内すべてをアスレチック化してくれるこの道具で鍛えれば、普段だらしないのび太君の体も特訓後にはきっとマッスルムキムキになっているハズだ!
ところが、のび太君が学校まで移動している最中に工事現場のフェンスにぶつかったショックにより、人間あやつり機が機能停止。
どうやら人間あやつり機のルートに工事現場の情報はインプットされていなかったらしい。
アスレチックハウスに対し、原作ばりの神回避を見せてくれたのび太君。
考えが変わって「たまには体を動かさないとな」と空き地で運動をする気になってくれたのはいいのですが、問題は何も知らずに学校の前で待つドラえもんサイドのほう。
心配になって来てしまったジャイアン・スネ夫・しずかの3人が学校の敷地内に入ってしまったことで、アスレチックハウスの特訓がスタートしてしまいました。
アスレチックハウスの特訓はゴールへたどり着くまで終われないという根本的な欠陥があるため、
ドラえもん達4人は強制的に特訓という名の地獄に付き合わされることになった!
走らないと足がどんどん地面に沈んでいく「アリ地獄ダッシュ」から始まり、
動体視力を鍛えるための上履きを避ける特訓、原作でもお馴染みの特訓「ロウカランナー」と、アスレチックも「学校」を意識したものばかり!
どうでもいいけど、学校の廊下って走っちゃダメなんじゃなかったっけ?
ゴールである屋上へ行くために、みんなで協力してアスレチックを攻略していく。
切り込み隊長としてドラえもんが屋上へと向かい、他の3人は屋上に行くために必要なボタンを押すためにそれぞれ3つのアスレチックへと向かった。
ジャイアンは明らかに波の強すぎるプールで流れに逆らって泳ぐ特訓をし、
スネ夫はトイレで落ちたら二度と戻ってこれない「底なし床」に挑戦。
しずかちゃんは音楽室で反射神経と横っ飛びの力を鍛える巨大鍵盤に挑んだ!
10分以内に全てのボタンが押せなかったら最初からやり直しという極悪ルールのもとで行われた特訓であったが、奇跡的に全員一発でクリアー!
特にしずかちゃんはクリア直後、急な運動による顔の紅潮と荒い呼吸のせいで何かものすごく性的な感じになっていた。
気になる人は録画を見るなり、そのうち出るであろうレンタルDVDを借りるとかしてご確認ください。
とにかくこれでドラえもんも屋上へたどり着けた。
こうして、辛かった特訓もいよいよ終了・・・かと思いきや、待っていたのは「初級コース終了&中級コース・スタート」のお知らせであった。
明らかに中級とは思えない、作画自体も非常にめんどくさそうなギミックが次々と校舎から姿を現し、ドラえもん達4人に新たな地獄のはじまりを伝える。
なお、中級コースの制限時間は1分でした。
そして、翌日の運動会。
そこには、前日の運動で体がほぐれて元気いっぱいののび太君と、
前日の特訓で体も動かなくなっていたドラえもん達の姿があったのでした。おしまい。
今回の学校のように、建物の規模によってアスレチックの難しさも比例して難しくなっていくのだろうか?
東京ドームとかにアスレチックハウスを設置したらどうなるのかやってみたい。生きて外から出られなさそうな気もするけど。
●ドラドラニュース●
・ドラえもん2018年カレンダーが4週連続で100名(合計400人)に当たるプレゼント企画がはじまりました。
・映画「のび太の宝島」のイラストコンテスト開催のお知らせ。
今年のテーマは「きみの宝物イラストコンテスト」とのことです。
■次回予告■
次回の放送は10月20日。
「すてきなミイちゃん」「魔女っ子しずちゃん」の2本をお送りします。