ちょっと遅くなってしまいましたが、
今月の「野球の星メットマン」の感想へ行きたいと思います。
【前回と前々回と前前々回までのメットマン感想記事】
・(前前々回)今月の「野球の星メットマン」感想。 いよいよ全国大会決勝へ!倒れた空くんはどうなった!?
・(前々回)コロコロコミック2017年1月号の「野球の星メットマン」感想。白鳳中はやっぱり強かったの巻
・(前回)コロコロコミック2017年2月号の「野球の星メットマン」感想。 禁断の魔球が虹ヶ丘ナインを襲う!
前回、星野空くんに逆転満塁ホームランを打たれてしまった白鳳中投手の桐生くん。
自分の不甲斐なさにベンチ内で備え付けのウォーターサーバーをぶん殴るなど、たいそう荒れまくっておりましたが、
チームメイトの大地くんのフォローもあり、何とか落ち着きを取り戻したようです。
ただ、空くんに逆転満塁ホームランを打たれるわ、後輩であるはずの大地くんに慰められるわ、自慢のパンチも素手で受け止められるわで、
強肩投手のイメージだった桐生くんの株が前回と今回の所業でガクンと下がったような気がしてなりません。
桐生くん、そんなこと言ってる場合か!?
一方、試合のほうは4回裏の白鳳中の攻撃へ。
打順は、先ほど空くんからホームランを放った桜木大地くんへと回っております。
自分がコロの力を使って投げた球を、メットマンの力を使わずにいとも簡単に打ってしまった相手と再びの直接対決!
この状況に空くんもド緊張しておりますが、「くやしくて死ぬほどハラたつけど・・・あいつに勝てるとしたら、いつも奇跡をおこしてきたおまえしかいない!」とマウンドを譲ってくれた赤星くんのためにも、ここは負けるわけにはいきません。
まあ、チームの勝利を優先するならここであえて直接対決を無視して敬遠しちゃうという作戦も充分アリなのですが、
やはり決勝戦でのライバル同士の対決ですし、この打席こそ真剣勝負で行かないと駄目でしょう!
それに、この漫画の神であるむぎわらしんたろう先生も敬遠なんて場の空気を悪くする行為は許してくれないようです。
虹ヶ丘中の3年生たちにとっては、今日がこのチームメイトたちと出来る最後の試合。
たとえ強打者相手に打たれて負けようと、後悔の残らないよう正々堂々と全力で戦って燃え尽きたいんですな。
この3年生たちの思いに、空くんも全力でぶつかっていくことを決心。「大地くんをたおして優勝しましょう!」とチームを鼓舞します。
そんな空くんに、大地くんも「つまんない駆け引きはなしだ。一球で勝負をつけよう」と本気モード宣言。ここまで温存していたメットマン・ギルの力を使う時が来たようです。
そして、空くん側のメットマン・コロは「一球なら好都合だ」とこちらも何やら秘策ありの様子。
緊迫したムードの中、いよいよ投球フォームに入った空くん。
すると、ラスト1回であるメットマンの力を解放した空くんはマウンド上でいきなりハイジャンプ!
上空まで飛びあがった空くんはそこから魔球「空(スカイ)ボール」をピッチングしました。
通常の「空ボール」は大地くんが前打席で既に攻略しておりましたが、新しい魔球はここからが違う!!
上空から投げられた球は地面すれすれのところでUの字にホップアップ。このまま空に向かって飛んでいくのかと思いきや、
頂点のところで突然ボールの軌道が変わり、ストンと下がってストライクゾーンに一直線に向かうという恐ろしい魔球「ペンダコ空(スカイ)ボール」が爆誕しました!
この「ペンダコ空ボール」の軌道。文章ではよく分かりづらいと思うので、わかりやすくイラストにまとめてみました。
我ながら、新たな魔球の恐ろしさが上手く絵で表現できていると思いますが、
とにかく簡単に言ってしまえば、「飛び上がった状態で投げた球が、地面すれすれで急浮上して程よき高さでストライクゾーンに向かう」といったような球です。
それにしても、むぎわらしんたろう先生は「ドラベース」のホワイトボールのようなボールの軌道がおそろしく変わる魔球が本当に好きですよね。漫画の絵的に映えるってこともあるんでしょうけど。
そんな空くんの投げた渾身の魔球でしたが、大地くんはバッターボックスの地面をえぐるほどの深いスイングで何とこの球をホームラン!
ギルの持つスイングスピードのおかげで、何とかボールをスタンドまで持って行けたようです。
しかし、このホームランによって・・・。
グシャ
大地くんの強い当たりのボールが空くんのメットマン・コロに直撃!
この直撃でメットは完全にひび割れてしまい、問いかけにもかろうじて反応できるくらいに機能が低下してしまっているようです。
あと、前々から思っていましたが、コロくんってやっぱり機械だったんですね。
メットマンも体が壊れたらドラえもんのひみつ道具よろしくどっかの工場で直してもらうのだろうか?
そもそも、メットマン自体が「野球が上手くなれる」みたいなひみつ道具の一種なのかもしれん。
そんなわけで、再起不能状態のコロを被りながら王者・白鳳中に挑むこととなった空くん。
しかし、特撮番組ではマスクが割れてからストーリー的に激しく盛り上がったりするのが王道のパターン!
なのでここからが空くんならびに虹ヶ丘ナインによる一番の見せ場になるのかもしれないぞ。
でも、最悪の場合、試合が終わってもコロくんが直らずにそのまま最終回までカウントダウンってこともありうるので、何とかコロくんには再起を誓ってもらいたいものです。
という事で、今月はここまで。
次回掲載予定のコロコロコミックは3月15日発売予定です。お楽しみに!