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【ドラえもん本レビューその267】ドラえもんプラス 第7巻

 

 

 

ドラえもんプラス 第7巻

 

 

出版社:小学館

発行日:2023年12月1日

価格:550円(税込)

全194頁

 

 

 

 

2023年は藤子・F・不二雄先生の生誕90周年!

それを記念して、『ドラえもんプラス』シリーズも9年ぶりの続巻が発売されました。

 

 

 

そんなわけで、以下ドラえもんプラス7巻』収録エピソードのリストと、それを読んだ感想語りです。

もちろん今巻も、全話がてんとう虫コミックス初収録のお話ばかりですよ!

 

 

 

 

 

【収録エピソード】

つきぬけざぶとん(小学二年生1976年12月号掲載)

かわり絵ミラー(小学二年生1976年3月号掲載) 

高層マンション脱出大作戦(小学三年生1990年1月号掲載) 

ミニたいふう(小学一年生1976年10月号掲載) 

ドラえもんの歌(小学二年生1971年10月号掲載) 

手足につけるミニ頭(小学二年生1975年2月号掲載) 

のび太放送協会(小学四年生1975年10月号掲載) 

ジャイアン乗っとり(小学六年生1974年11月号掲載) 

タヌキさいふ(小学三年生1973年10月号掲載) 

サンキューバッジ(小学三年生1976年12月号掲載) 

宝さがし(小学五年生1974年1月号掲載) 

ショージキデンパ(小学二年生1971年10月号掲載) 

猛獣ならし手ぶくろ(小学五年生1978年2月号掲載) 

アニメスプレー(小学二年生1981年11月号掲載) 

手作りおもちゃ(小学三年生1990年11月号掲載) 

お返しハンド(小学二年生1972年8月号掲載) 

ツチノコさがそう(小学五年生1974年7月号掲載) 

万能テントですてきなキャンプ(小学三年生1979年9月号掲載) 

七万年前の日本へ行こう(小学三年生1990年7月号掲載) 

答え一発! みこみ予ほう機(小学二年生1979年3月号掲載)

 

 

 

 

 

ドラえもんプラス』シリーズは、普通に読んでも面白いし、

「なぜこの話はてんコミ未収録になったのか?」を想像しながら読むと、二度面白い。

 

 

 

 

ドラえもんプラス7巻』における、

個人的にいちばんの見所と思える回といえば、やっぱりドラえもんの歌』なんじゃないかと。

 

 

当時、『藤子・F・不二雄大全集』もまだ出ていなかった頃、

『ターザンパンツ』とともに、インターネットではじめて『ドラえもんの歌』の存在を知ったときの衝撃は今でも忘れられません。

 

 

 

まだキャラクターが固まっていなかったからこそ出来た、

今ではおそらく見ることができない、ドラえもんのハジけっぷりは一見の価値アリだ!

(※とくに49Pにおけるシルエットのドラえもんの顔がすごく好き)

 

 

 

 

 

 

「コミックス以外の媒体でそのエピソードの存在を知った」といえば、

『高層マンション脱出大作戦』と『手作りおもちゃ』は、TVアニメを見て知ったクチ。

 

 

 

これまた当時、てんコミに載っているお話が『ドラえもん』の全てだと思っていた頃の自分。

アニメオリジナルのエピソードだと思ってたら、まさかの原作回だと知った時は本当に驚いたもんです。

 

 

『ジャックの豆の木下半分』と『タテヨコバッジ』は、

映画ドラえもんでも使えるタイミングの多そうな道具だと思うのですが・・・今後登場の機会はあるかな?

 

 

 

 

 

 

あと、『タヌキさいふ』と『七万年前の日本へ行こう』の2エピソードで、

ドラえもんはウソをつくとヒゲがピクピクする」という設定が出てきたのも興味深かった。

 

 

 

この2つのエピソードの発表年は、1973年と1990年と、およそ17年もの開きがある。

 

『ペタリぐつとペタリ手ぶくろ』の時のように、

もしかしたら藤子F先生は、マニアックな読者でも無ければ覚えてなさそうな、マイナー設定をずっと覚えていたってことなんでしょうか。

 

 

 

 

 

うーん、いちおう感想を書いてみたけど、何かとくに独自性のない内容になっちゃいましたね・・・。

お許しください。