どうも、こんにちは。
このブログでもたびたび触れている漫画作品、
『タコピーの原罪』のタイザン5先生のインタビューが載っていると聞きつけ、
現在全国書店で発売中の「日経エンタテインメント!」2022年5月号を買ってまいりました。
いよいよ今日からアニメがはじまる『SPY×FAMILY』が表紙だぞ!
で、これが、例のタイザン5先生のインタビュー記事です。
このインタビューで、タイザン5先生は『タコピーの原罪』のことや、
読者の皆様の反応など、じつにさまざまなことを語られていたのですが、
そのなかで『ドラえもん』についての話題もあったので、そこをちょっとだけ紹介したいと思います。
タイザン5「(前略)タコピーは誰かを助けるためにループするので、
困ってる女の子=ヒロインのしずかちゃんを出して、いじめっ子のジャイアンポジションとしてまりなちゃん。
まりなちゃんが死んだ後、しずかちゃんを手助けする冷静な人が東くん・・・彼は出木杉くんみたいなイメージでした。
そういうオマージュ的なところがありました。(後略)」
「『タコピーの原罪』のアイデアの着想は『ドラえもん』から来ている」という創作秘話は、
過去のインタビュー記事でも語られていたので、既に知っていた情報ではあったのですが、
タイザン5先生が「キャラクターのイメージもドラえもんを意識していた」と直接言及していたのは、今回が初めてかもしれません。
そうか、まりなちゃんはジャイアンだったのか・・・。
東くんはメガネキャラなので、
自分のなかでは「のび太くんポジション」のキャラだと思っていたのですが、
元々のタイザン5先生のイメージの中だと、東くんは「出木杉くん」に相当するキャラだったらしい。
たしかに『ドラえもん』における知的キャラといえば、出木杉くんですからね。
あと、『タコピーの原罪』では不遇な役割が多かった点も、『映画ドラえもん』における出木杉くんの扱いの悪さと似たような部分を感じますね。
まあ、これは、自分の勝手なこじつけに過ぎないか。
あと、タイザン5先生は「『タコピーの原罪』をドラえもんのオマージュ」として描いたのなら、
ヒロインの名前をそのまま「しずかちゃん」にしたのは、どうしてなんだろう?
この件に関しては、ずっと気になっているものの、
今回のインタビューでも、しずかちゃん(タコピー)の命名理由が明かされることはありませんでした。
以下の意見は、あくまでも「自分の勝手な想像」にすぎないけど、
タイザン5先生は、あえてヒロインの名前を『ドラえもん』といっしょにすることで、
ドラえもん要素をより強く打ち出し、SNSでの反応や読者の注目を集めやすいようにしたかったのかも。
ヘタすれば藤○プロに怒られかねない大ギャンブルでしたが、結果としては大勝利に終わった形といえましょう。
いまのところ、むこう側はなんの反応もしていないようですが、
はたして、藤○プロサイドは『タコピーの原罪』についてどう思っているんだろう?
というわけで、インタビューを読んだ感想は以上です。
タイザン5先生のインタビューの完全版を読みたい人は、是非とも今月の日経エンタを買ってみてください。
そういえば、今月の日経エンタでは、
前述の『SPY×FAMILY』以外に「ジャンププラス特集」も組まれていたのですが、
そのなかで、ジャンププラス編集の林士平さんが、
「『アンテン様の腹の中』は『笑ゥせぇるすまん』系の作品」と言っている現場をハッキリと目撃しました。
よし、言質取ったぞ!
今のジャンププラスの人気作には、『笑ゥせぇるすまん』みたいな漫画がある!(誤解釈)
というわけで、さっそくKindleで『アンテン様の腹の中』を読んでみたのですが、
場合によって、願いの範囲をサービスしてくれたりもするアンテン様は、
喪黒福造よりもずっと優しい人だという印象を受けました。
神社の利用者に対し、事前にこの神社のルールや査定条件を教えてくれるのもありがたい。
初見の方も安心して使用できるシステムなのはいいですね。
喪黒の場合は、たまーに何もしていない善人の人生を壊そうとする時があるので・・・。
『笑ゥせぇるすまん』と違って、この作品はほとんどがハッピーエンドなため、
『アンテン様の腹の中』の作風は、どちらかといえば『喪黒福次郎の仕事』に近いかもしれません。
<関連リンク>
そんなわけで、みなさんも『アンテン様の腹の中』を読んでみましょう。
「『笑ゥせぇるすまん』系の作品」を称されるだけあって、この漫画はたしかにおもしろいぞ!
以上、駆け足になってしまいましたが、
「今月の日経エンタ」と「ジャンププラス作品」に関しての記事でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今月の『日経エンタ』は、上述の記事以外にも『ドラえもん』に言及していた記事がたくさんあったので、皆さんも探してみてください。