「ちゃお」4月号掲載の
ときわ藍『映画ドラえもん のび太の新恐竜 ふたごのキューとミュー』第4話の感想です。
映画『のび太の新恐竜』公開にさきがけて始まったこのコミカライズ連載も今回で最終回。
内容のネタバレになりそうなので、あんまり細かいことは語れませんが、
キューとのび太くんがお互いのがんばる姿を見て成長していく、いい最終回だったと思います。
『のび太の新恐竜』でも「キューとのび太くんの友情の部分」は大事に描かれていそうなシーンなので、
そこを中心にして描いた今回のコミカライズは、うまく映画の魅力を伝えられていたのではないかと。
『ふたごのキューとミュー』を読んだことがキッカケとなって、近日公開の映画『のび太の新恐竜』を見に行ってくれるちゃおっ子が増えてくれるといいですね。
そして、今月号の「ちゃお」の表紙にもドラえもんが描かれているぞ!
あたたかい目モードだ!
さらに今号の「ちゃお」には、
ときわ藍先生が映画の見どころを語る「映画ドラえもん新聞」も載っているので、みなさんも読んでみましょう。
3月4日(水曜日)には、単行本『ふたごのキューとミュー』も発売されました。
帯にも書かれていますが、
少女まんが誌(ちゃお)にドラえもんのコミカライズが載るのははじめてのこと。
そもそも、藤子プロ関係者以外の人がこういった映画のコミカライズをすることも初めてな気がします。
単行本の巻末では『ふたごのキューとミュー』ができるまでの特集記事も掲載。
その特集記事によると、
今回のコミカライズのドラえもんは「ちゃおの絵柄に寄せて描いた」ものらしく、
使われずに終わった「藤子・F・不二雄先生の絵のタッチで描いたバージョン」のキャラクター設定も紹介されていました。
映画のコミカライズならなるべく藤子F先生の絵柄に近いほうがありがたいのですが、
ちゃお読者の慣れ親しんだ絵柄ではないと、まず第1話すら読んでもらえない可能性もあるので、まあ正しい判断だと思います。
第1話の冒頭で
ドラえもん達は「ひみつ道具『少女まんがライト』で絵柄が変わった」というフォローがついていましたが、
単行本を読んでいない人が表紙だけ見て「少女まんがだとドラえもんもこんな絵になっちゃうんだな・・・」と誤解し、拒否反応を示してしまうことがあるかもしれない。
なので、一応ここで「そんなこと言わずにまずは見てください」ってことを言っておきます。
なんかいろいろ言うのは実際に読んでみてから。
できることなら来年の映画ドラえもんのコミカライズもときわ藍先生にやってもらいたいけど、
やっぱりときわ藍先生にはドラえもんだけではなく、オリジナルの漫画作品ももっと見たいというのもある。
今回のドラえもんの連載が終わったら、また新しいオリジナル作品の連載がはじまってほしいですね。
ときわ藍先生のこれからの活躍に期待しております。おしまい。
ちゃおを購読しつづけていたことで、ちょっとした「雑誌付録大全集」ができた