10月11日(金曜日)に、
My First BIG SPECIALから『まんが道[青雲編 1]』が発売されました。
今回は全564頁で745円(税抜)と、かなり分厚い1冊となっております。
この巻は、満賀が勤務する立山新聞社での毎日が内容のほとんどを占めており、
自分の描いた広告図案がほめられたり、初めてのボーナスに喜んだりと、労働の楽しさも描かれていましたが、
例の「ラジオ欄取り違え事件」で新聞購読者や社員の人たちから総スカンを食らうなど、「社会で働く上での厳しさ」もしっかりと描かれていました。
この手のミスは、本当に胃が痛くなっちゃうやつですね・・・。
満賀と同じ立山新聞社で働き、
この作品の憎まれ役である男・日上は、中学卒業後に「給仕」としてこの会社に勤めていた。
最近は「給仕」という言葉もあまり聞かなくなりましたし、ここらへんはやっぱり時代を感じます。
「この作品は50年前の出来事を漫画として描いている」と考えると、
当時の文化や風俗を知るための資料としても『まんが道』は有用な作品なんだなあとあらためて思ってみたり。
でも、作中でよく描かれる高岡大仏の後ろの輪っかは『まんが道』の時代の頃の高岡には無かったりするものらしいので、
そのあたりの描写のアバウトさも理解した上で、この先も作品を読んでいきましょう。
はじめての別冊ふろく作品『三人きょうだいとにんげん砲弾』も完成し、満賀と才野のまんが道はまだまだ始まったばかり。
次巻の『まんが道[青雲編 2]』は、11月8日(金曜日)発売です。
おたのしみに。