2019年12月13日(金曜日)に、
My First BIG SPECIAL『まんが道[青雲編 3]』が発売されました。
大きな流れの中で。
全452ページで、お値段636円(税抜)。
今巻では、
満賀と才野が両国での下宿生活をはじめたり、新漫画党を結成したりなどのお話が収録されております。
それにしても、満賀と才野が、
19歳になるまで「納豆」と「アサリの味噌汁」を食べたことがなかったのが意外だった。
今みたいに流通がそれほど発達していなかったとか、
ただ単に文化の違いなのか、とにかく今の時代で考えたらけっこうなエピソードであった。
漫画少年に「海抜六千米の恐怖」を持ち込みに行く満賀と才野。
ページ数の少なさやコマ割りの関係もありますが、初期の足塚作品は作中に出てくる文章量がやたら多いのが気になっています。
今だと、漫画賞の審査員に
「漫画なら文字じゃなく、絵ですべてを語れ」と怒られちゃうやつだ。
現代の漫画づくりでは、
「作中のセリフもなるべく少なくわかりやすくしろ」という意見をよく聞きますが、
「漫画少年」があったころは絵物語もまだ多かった時代だったので、当時はこれくらい文字が多い方が好まれていたのかもしれません。
まあ、これに関しては自分の勝手な想像です。
そんなわけで、物語は「青雲編 4」へと続いていきます。
次巻の発売は2020年1月20日(金曜日)です。