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【ドラえもん本レビューその107】THEドラえもん展TOKYO2017公式ガイドブック〈DORA ART〉

 

THEドラえもん展TOKYO 2017公式ガイドブック〈DORA ART〉

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初版発行日:2017年11月6日

出版社:小学館

価格:640円(税抜)

全36頁

 

 

「THEドラえもん展TOKYO2017」の開催スタート日と同じ11月1日に発売された本。

 

どこにも売ってなかったので、

本屋さんで取り寄せてもらい、今日ようやく届いたのですが・・・。

 

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薄い。とにかく薄い。うすいうすいうすい。

 

想像していたよりずっと本が薄かったので受け取った時にびっくりしてしまった。

まあ、こういうのは記念で買うものだから、値段とかページ数は気にしないほうがいいですよね。

 

あと今思ったけど、この本フツーにドラえもん展の会場でも売ってそうだなあ。

わざわざ取り寄せ注文しなくてもよかったかも。

 

 

 

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とはいえ、中身は出展作品の簡単な解説が載っているほか、

現代アート素人な方に向けた「現代アートの楽しみ方」を教えてくれる記事に、「THEドラえもん展2017」でしか売られていない限定グッズ紹介の記事、

 

さらに15年前に行われた前回の「THEドラえもん展」を紹介する記事なんかもあったりと、

今回のドラえもん展の「ガイドブックとしての役割」は充分に果たしています。

 

これから「THEドラえもん展2017」に行く人が予習目的として読む分にはピッタリですね。

 

自分もまだドラえもん展に行けていないので、読んでて参考になりました。

とりあえず限定発売のTシャツは買おうと思います。

 

 

他の特集記事として、

藤子・F・不二雄に学ぶ作家の心得」「F系アーティスト人名録」

ラーメンズ片桐仁さん、アンジュルム和田彩花さんがドラえもん展で見たい作品を語る「この作品がみたい!!」などといったコーナーも掲載。

 

「F系アーティスト人名録」は、藤子F作品に登場するアーティストキャラを紹介する企画。

 

佐倉十朗やデブラ・ムーなどの有名どころの他、

奇天烈斎さまや、SF短編「ある日・・・」に出てくる佐久間をアーティストとして紹介する意外なチョイスもすばらしい。

 

確かに奇天烈斎さまの万能な才能をレオナルド・ダ・ヴィンチに当てはめれば、彼をアーティストとして語ることも出来ますし、

他者の作品をけなしつつ、あんな実験的な映画を製作した佐久間はまさにアーティストそのものでしょう。 プツン・・・。

 

 

「ページ数が薄い」と最初は感じたこの本ですが、本の中身自体はまったく薄くない内容に仕上がっておりました。

ドラえもん展開催の思い出として、一冊くらい買ってみてはいかがでしょうか。

 

でもやっぱり、値段がいっしょならページ数はぶ厚い方が・・・。(しつこい)