2020年1月25日放送分 ネタバレ注意!
Yロウに気をつけろ!(コミックス11巻収録)
いまNHKでやっている「映像研には手を出すな!」っぽいタイトルですが、まったくの無関係です。
でも、タイトルを「Yロウには手を出すな!」にかえても、内容的に違和感そんなにないところがイイですね。
Easy Breezy・・・。
相変わらずの成績不振に悩むジャイアンズを再生するため、監督・ジャイアンがチームの2軍制度の導入を宣言した!
使えない選手は試合にも出さないし、球拾いしかやらせないぞ!
うーむ。野球の2軍制度はよくあるシステムだけど、
ジャイアンズは2軍に送れるほど、メンバーが豊富だというイメージがない。
メンバーが足りていないからこそ、ジャイアン達は頻繁にのび太くんを野球に誘っているわけですし。
2軍をつくっても、ひとりとかふたりだけのチームになっちゃうんじゃないのか?
あと、チームの改革を本気でやりたいのなら、まずはジャイアンが2軍に行ってその覚悟を示すべきだと思う。
相手チームに点を取られてしまうのは、ジャイアンズのピッチャーであるジャイアンが打たれまくっているからだという事に、いい加減気付いてほしい。
ジャイアンが普段から相手打者をビシッと抑えていれば、点は取られていないハズだぞ。
でもジャイアンは、1軍のチーム戦力が全盛期読売巨人軍なみになっても絶対に2軍にはいかなさそうな気がするなあ。
そんなチーム改革が進む中、このままだと戦力的にジャイアンズ2軍まちがいなしののび太くんは、
ひみつ道具『Yロウ』をつかい、監督であるジャイアンを買収しようとするのですが・・・。
のび太くんがそんな道具を使ってまで「ジャイアンズで野球をすること」にこだわっていたことが、けっこう意外だった。
ふだんジャイアンから誘われないかぎりは野球を一切やらないと思っていたし、
二軍落ちを宣告されても「ああ、そうですか」くらいのリアクションしかしないと考えていたけど、意外とスポーツがお好きなんですねえ。
「別に興味はないけど、ダメと言われたらやりたくなっちゃう」といった、
あまのじゃく的性格が作用したという可能性もあるか。
『Yロウ』は、Y字のかたちをしたロウソクであり、
これを渡された人はどんな頼まれごとも断れなくなってしまうという道具である。
まあ、いわゆる「賄賂(わいろ)」のもじりですね。
一説によると、『Yロウ』をもらった人は、それこそ大量のお金をもらったような気分になってしまうんだとか。
「ジャイアンやのび太のママは、変な形のロウソクではなく、大量のお金をもらっている(つもりになっている)からあんなリアクションをしているんだ」
と想像しながらアニメや原作を見ると、また違った面白さが出てくると思います。
ちなみにこの『Yロウ』自体の使い道に関しては、特に無さそうとのこと。
それこそ相手への贈答用ぐらいにしか使えなさそうですし、
ロウソクとして使ってみても、ロウが下にこぼれて掃除が面倒臭くなりそうな形状をしているので、あんまり実用にも向いてなさそうな気がする。
名前のダジャレ一発だけでやっている道具なので、使い道とかそういうのは考えた方が負けだ!
でも、この『Yロウ』が、
「藤子・F・不二雄ミュージアム」や「未来デパート」の新商品として売り出されたら、絶対に買っちゃいそうだからこわい。
絶対に使い勝手が悪そうなのに買ってしまい、
家で実際に使ってみてやっぱり後悔する・・・といった未来が容易に想像できる。
でも、本当に発売されたら買う人自体はいっぱいいると思うので、『Yロウ』のグッズ化どうですかね?
あと、『Yロウ』のつくり自体も簡単そうなので、
「ドラえもんのYロウ作ってみた!」みたいな動画を投稿しているドラえもん系YouTuberもいるんじゃないか?と思って探してみたんですが、ひとつもヒットしませんでした・・・。
溶かしたロウを型に入れて冷やせば簡単にできそうだけど、まだその発想に至った人がいなかったってことなんでしょうね。
『Yロウつくってみた動画』、誰かやってみませんか?
今回のアニメの原作となった「Yロウ作戦」は、
「記憶にない」「忘れた」などのセリフからわかるように、この作品が発表された1976年に発覚したロッキード事件を元ネタにしたお話であるのですが、
それらの情報を知らない人たちが勘違いして
ネット上で「今週のドラえもんで政権批判!!!」みたいなことを言い出したら、変な騒ぎになっちゃいそうだなあと思ってしまった。
Twitterで検索してみたら、早くもそんな感じのことを言ってる人を見つけてしまったので、ちょっと不安だ。
ハチは一度人を刺したら死ぬと言われています。今のわたしはハチと同じ心境です。
「のび田どの」へ宛てられたジャイアンの「良集書」のくだりや、
頭がいたくてお会いできないのび太くんの頭に紙ヒコーキが当たるくだりなど、原作の細かいところもちゃんと拾っていたのが好印象でした。
ジャイアン、のび太と何年も友達として付き合っているのに、まだハッキリと名前を覚えていないのか・・・。
そんなわけで、一本目のお話はこれまで。
●今週のLINEアイキャッチ●
1月限定アイキャッチ、3週目。
ドラえもんは突然のゲリラリサイタルから身を守るため、ジャイアンをタケコプターで天高く飛ばしてしまうのでした。
このアイキャッチ、コマ送りで見ると作画にかなりのデフォルメが効いてるんですね。
神さまロボットに愛の手を!(コミックス28巻収録)
2本目は2018年1月7日に放送されたものの再放送。
Bパートが再放送なの、かなり久しぶりですね。
空き地で漫画を読んでいたら、ジャイアンたちに漫画をとられてしまったのび太くん。
マンガ本を奪ったジャイアンたちがもちろん悪いのですが、
のび太くんものび太くんで、あんな狙われやすいところで漫画を読んでいたら、ジャイアンに狙われてしまうのもしょうがないとは思う。
ぜったいに取られたくないマンガを読むときは、自分の家の中で読んだ方がいいぞ!
しずかちゃんの1つ目の願いは「野比家の洗濯ものの取り込みの手伝い」をしたことによって叶いましたが、
先週の『ネンドロイド』でも雨の中で洗濯ものを取り込むくだりがあったので、
偶然にも、アニメドラえもんは2週連続で「洗濯もの取り込み展開」があったことになります。
あと、「自分で買っただけでは真価を発揮しない」という点でいえば、
今週のAパートの『Yロウ』ともリンクしているといえましょう。
久しぶりの再放送によって、今週のドラえもんはやたらと共通点が見つかってしまった。
「他人にプレゼントすることで真価を発揮するひみつ道具リスト」って、誰か作ってないのかな?
ジャイアンが神さまロボットから貰えたマンガ10冊。
今だと流行に乗っかって『鬼滅の刃』がコミックス10巻までもらえたりしそうだ。
ちなみに「鬼滅の刃」第10巻は遊郭編の真っ最中で、堕姫の背中から妓夫太郎が出てくるところで終わるらしい。
ああこれ絶対、先の展開が気になって11巻以降も買っちゃうやつだ。
ついでにジャンプ作品だけで調べてみたところ、
『ONE PIECE』10巻までコースだと、ルフィvsアーロンの戦いが始まったところで終わりますし、
『ドラゴンボール』10巻までコースでは、第22回天下一武道会のクリリンvs餃子の途中まで。
『NARUTO』10巻までコースは、エビス先生とのチャクラコントロール修行をするところで終わるらしいです。自来也が出てくる前。
こうやって調べてみた結果、『神さまロボット』にプレゼントを聞かれても困らないよう、
10巻あたりで展開がキリよく終わってくれるバトル漫画を探してみたくなりました。
みなさん、なんかおススメの作品があったら教えてください。
でもこういう時は、
『ドラえもん』みたいな1話完結ものの漫画をセレクトするのが一番無難なやり方なんでしょうなあ。
そんなわけで、今週のドラえもん感想はここまでです。
●スネ夫としげおの君も今日から恐竜博士●
今週から「スネ夫としげお」リニューアルからの、本格スタートだ!
そして今回教えてくれた恐竜情報は「ティラノサウルスの足は遅い」というものでした。
「のび太の恐竜」のティラノサウルス、けっこう足が速かったイメージあるんですけどねえ。
自分が白亜紀にタイムスリップした時にティラノサウルスと出くわしても、そんなに慌てないことにしましょう。
■次回予告■
次回の放送は2月1日。
「アリガターヤ」「ツチノコみつけた!」の2本です。
前回の感想:ドラえもん感想(そして、みんなイモになる&ネンドロイド)
次回の感想:ドラえもん感想(アリガターヤ&ツチノコみつけた![再])
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