どうも、こんにちは。
あだち勉物語 ~あだち充を漫画家にした男~(6) (少年サンデーコミックススペシャル)
2024年8月8日(木曜日)に、
『あだち勉物語 ~あだち充を漫画家にした男~』の最終第6巻が発売されました。
<第1話ためし読み>
『あだち勉物語』全6巻を読んだ自分の感想としては、
あだち勉氏は「かっこいい人生を送った人」という印象で終わっているのですが、
実弟のあだち充先生など、生前のあだち勉氏を知っている方々からは、
「『あだち勉物語』で描かれた内容は、あくまで彼の人生の一部分だけであり、表に出せないエピソードが多いせいで、結果的に美化された形になっている」といった意見が揃って出ていたのが、非常に気になるところ。
もしかしたら、あだち勉氏の関係者も、武士の情けであえて語らないだけの、
自分が『あだち勉物語』で抱いたイメージが一発で吹っ飛んでしまうような畜生エピソードを多数持っているのかもしれないと思うとおそろしい。
あだち勉先生のそういうエピソードもちょっと知りたくはあるけど、
せっかく気持ちのいい読後感に包まれている最中(さなか)なので、今のところはもうちょっとこのままで居させてください。
『あだち勉物語 ~あだち充を漫画家にした男~』 第6巻 184ページより
そして『あだち勉物語』第6巻における、藤子ファン的に一番気になった点としては、
藤子不二雄A先生とあだち勉氏が気軽に挨拶をするまでの仲だったという情報が知れたことです。
あだち勉氏のことを「あだちクン」と呼ぶ藤子A先生が見られるのは、この作品だけ!
とはいえ、もともとあだち勉氏は、藤子A先生の盟友である赤塚不二夫先生のアシスタントであったことや、
麻雀やゴルフなど、共通の趣味も多いので、両者の親交が深くなりそうなのも、まあ意外ではありません。
でも、藤子A先生とあだち勉氏がいつから仲良くなったのかは、ちょっと知りたくなりますね。
いろんな書物を探したりしたら、実はどっかに書いてあったりするのかしら。
誰かそこらへんの馴れ初めをご存じの方がいましたら、是非とも教えてください。おしまい。
『あだち勉物語』第6巻130ページには「ありま猛先生の描いた藤子・F・不二雄先生」らしき人物もいるぞ!