ドラえもん感想（フェスティバルーン＆ホカホカ雪で雪合戦）

２０１９年２月８日放送分　　ネタバレ注意！

●ドラドラまちがいさがし●

今週もNASAからの出題。ロケット噴射口から飛び出しているドラミちゃんの姿がなんともシュールでした。

フェスティバルーン（アニメオリジナル）

家族旅行で雪まつりに行く予定がパパのお仕事の都合で中止になってしまい、落ち込むしずかちゃん。

そんなしずかちゃんを元気づけたいのび太くんでしたが、

何故か自分の家の前で「どらやきまつり」なる謎の珍祭が開催されていたせいで、思わずびっくりしてしまう。

全身をどら焼きのコスチュームで身を包んだドラえもんに話を聞いたところ、

この「どらやきまつり」はひみつ道具『フェスティバルーン』によって生み出された祭りであり、

道具によって打ち上げられたバルーンが空に浮かんでいる間は、世界の珍しいお祭りや自分が考えたオリジナル祭りを好きに楽しめるというものらしい。

なんだか、昨年末に起きた某番組のやらせ騒動を思いだしてしまう道具でありますが、

もしも、その事件がキッカケが『フェスティバルーン』のアイデアを思いついた・・・とかだったら、ものすごく嫌だなあ。

どっかのお行儀の悪いニュースサイトで、

「【悲報】ドラえもんさん、イッテQに喧嘩を売るｗｗｗｗｗ」みたいなタイトルのネット記事がアップされたりしそうでもあるので、なんだかなあ。

で、のび太くんはこの道具をつかって「きたぐに雪まつり」を開催してあげるわけですが、

スペインの牛追い祭りの猫バージョンであるオリジナル祭り「ねこおいまつり」をはじめ、

「スネ夫マンボフェスティバル」や「ジャイアンロックフェス」などといった、完全に自己顕示欲丸出しな祭りもおこなえるようなので、

『フェスティバルーン』は個人の幅広いムチャ振りにも対応できる、非常に優秀な道具だと見ました。

ジャイアンロックフェスが開催可能ならば、ウメ星デンカでおなじみの「スッパラ祭り」なんかもできそうですし、

倫理的に問題がありそうな、モジャ公の「自殺フェスティバル」なんかも怖いもの見たさで開催してみたくなってしまう。

まあ、さすがに、

自殺フェスみたいな危険すぎる内容の祭りには、フェスティバルーン側からストップがかかりそうな気がしますが。

でも、この道具を手にした時に、ふざけて「全裸祭り」とか書いちゃうヤツは確実にいそうだ。

いちおう「裸祭り」は、Wikipediaに項目があるくらい全国的に行われているお祭りではあるのですが、

実際にやってみたら、承認されるんでしょうかねえ。

のび太くんには、是非そこらへんのお祭りもフェスティバルーンで実現してほしかったです。

みんなで生まれたままの姿になって町中を駆け回るお祭り、実際にやってみたら楽しそうではあるぞ。

そして、物語のほうは、

前述の「ジャイアンロックフェス」を強制終了させるために、皆がムリヤリ祭りのアイデアの書かれたカードを道具に突っ込んだ結果、

「勉強祭り」「ケーキ食べ放題祭り」「ダンスまつり」「えんそう（演奏）まつり」などの珍祭が同時進行するという、かなりカオスな状態になってしまった！

あと、この感想記事を書くために、アニメを見返していたら、

このシーンのうしろで、まだ自分の祭りが終わったことに気づいていないジャイアンの歌声が低ボリュームで流れていることに気づいて、思わずふいてしまいました。

最初に見た時は全く気が付きませんでした。芸が細かい！

なお、このお話には珍しく出木杉くんも登場していたのですが、「勉強祭り」のアイデアを出したのは確実に彼だと思います。

こんな「将来的に役立つ」以外のメリットが思いつかない祭りを提案するのは、出木杉くんしかいない！

この謎のお祭りラッシュを食い止めるため、最後はのび太くん提案の「のび太まつり」を行うことに。

「ぼくの好きな、ぼくが求める、ぼくのためのお祭り」という趣旨のもとに立ち上げたお祭りだったのですが、

『フェスティバルーン』が「ぼくの好きな」部分だけを重要視してしまったせいか、

祭りの参加者全員がのび太のコスプレをして昼寝をするだけという、ある意味世界一平和なお祭りが爆誕してしまったのでした。

物語冒頭のどら焼きのコスチュームを着るドラえもんといい、のび太くんのコスプレをする登場人物たちといい、

「ドラえもん」のキャラクター性が好きな人にとっては、最初から最後まで楽しめるお話なんじゃないかと感じました。

1本目おしまい。

●ドラえもん のび太の宇宙探Q！●

今週から映画公開のカウントダウンもスタート。映画公開まであと3週！

クイズは宇宙での重力について。「Q：無重力の空間で水に濡れたタオルを絞るとどうなる？」。

　①　水が飛び散る

　②　水がタオルにまとわりつく

今回はAパートとBパートの間で出題、クイズの正解はエンディングで・・・という流れでした。

そして、このクイズの答えはいつものように記事の下のほうに書いておきます。

ホカホカ雪で雪合戦（コミックス26巻収録）

2本目は『気象シート』が登場する回。

「雪でも降れば外で遊ぶんだけどね」と言いながら部屋でゴロゴロするのび太くんのために、ドラえもんがさまざまな雪を降らせていくぞ！

この放送の翌日（2月9日）に関東で雪が降るという予報も出ていたので、実にタイムリーなネタでもあります。

ドラえもんは野比家の庭に雪を降らせるため、庭いっぱいに気象シートを敷いていましたが、

なんでドラえもんはあんなにたくさん気象シートを持っていたのかが、ちょっと気になってしまった。

ざっと見ただけでも50枚くらいは有りそうだったけど、

今回ののび太くんのために無理して気象シートをたくさん買ってくれたんだろうか？

そんな裏事情があるなら、

のび太くんがドラえもんにムチャな注文をし過ぎたせいで、怒って帰ってしまった理由もちょっとわかる気がするぞ。

そして、原作にもあるセリフ「ロボットのヒステリーはみぐるしいものだなあ」がTwitterの「おすすめトレンド」とやらに入るという謎の事態も。

ツイッターにこういう機能があるっていうの、はじめて知りましたわ。（どうでもいい話題）

物語は、

原作に出てくる「かっせん雪」によるジャイアン・スネ夫との雪合戦対決をより細かく描くことで、お話の展開を盛り上げていく。

のび太くんが「かんむり雪」のアダプターでしずかちゃんに雪の王冠を作ってあげたり、

雪で出来たガトリング砲でジャイアンとスネ夫に雪玉を大量に撃ち込んでいくくだりや、

完全に雪のお城のお姫様気分に浸っていたしずかちゃんが「私のためにこれ以上争わないで！」と言った直後に、顔面に雪玉が直撃。

怒ったしずかちゃんが直径１メートルくらいはありそうな雪のかたまりをジャイアン達に向かってブン投げていたところがよかったです。

いくら雪玉とはいえ、あんな大きいのが直撃したら当たりどころによっては死んでしまうぞ。

のび太くんが「面白いものがあるよ」としずかちゃんを誘い、「雪で出来たお城」を自慢するくだりもありましたが、

1本目に放送された「フェスティバルーン」の回でも「雪で出来たお城」は出てきていたので、

「しずかちゃんに『雪のお城ならさっきも見た』とか言われそうだな・・・」と勝手に思ってヒヤヒヤしていました。

アニメドラえもんでは、

その日の1本目のお話と2本目のお話の内容によって、この手の変なシンクロが出てきてしまう時がたまーにあったりする。

そこらへんも注目していくと、よりアニメを見るのが面白くなるかもしれません。

あと、『フェスティバルーン』は雪まつりに見合うくらいの積雪や雪像をたった一瞬で出していたのに対し、

『気象シート』は、３Dプリンターのように徐々に徐々に雪だるま１個を出力するスタイルだったので、完成までにかなりの時間がかかっていた。

ただ単純に雪遊びがしたいというだけだったら、『フェスティバルーン』を使ったほうが手っ取り早いのかもしれない。

もちろん、お話のテンポが悪くなってしまうので、

『フェスティバルーン』側も積雪に時間はかかっていたけど、その様子はすべてカットした・・・という可能性もありそうですが、

アニメオリジナル回のあとに放送されたせいで、ちょっとだけ性能が悪いように見えてしまった『気象シート』がなんだか可哀そうだ。

でも、「触ってもあったかい雪（ポカポカ雪）」は『フェスティバルーン』では出来ないだろうから、

風邪やしもやけが心配な人はこっちを使ったほうがいいですねってことで。目的や自分の気分に合わせて使い分けるのが一番です。

そしてお話のオチは原作通り、安定の「おんな雪」オチだ！

起動させたら雪女に追いかけ回されるだけという、あのアダプターは一体なんのためにあるんだろう？

雪遊びに夢中になってしまった子供を強制的に家に帰らせるためにつくられた、親御さん向けの機能だったりするのかも。

親しいお友達を驚かせて一緒に笑うという、ドッキリ目的のアイテムとして使うのもよさそうですね。

そんなわけで、今週のドラえもん感想はここまで。

●ドラドラニュース●

前回に引き続き、ロッチ中岡氏が２週連続でドラガオじゃんけんに参戦だ！

やっぱり中岡氏のテンションが若干低いように見えてしまうのが気になってしょうがない。

「宇宙探Q！」の溜め撮りの影響で疲れているのだろうか？

■次回予告■

次回の放送は２月１５日。

「熱血応援マイク」「オモイコミン」の２本をお送りします。

前回の感想：ドラえもん感想（ポケットの中のぴょん太＆平和アンテナ） 

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クイズの答え：②水がタオルにまとわりつく。

中岡さん、これで4週連続不正解。

この不正解のくだりのために、中岡さんが「電撃を受けている演技」を何パターンも撮ってるのかと思うとちょっと面白い。

1回くらい、中岡さんに内緒で本当に電気を流してみたらどうだろうか？