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新装版「愛・・・しりそめし頃に・・・」第1巻・第2巻が同時発売されました。

 

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9月28日(金曜日)に、

新装版「愛・・・しりそめし頃に・・・」第1巻・第2巻が同時発売されました。

 

 過去に出た単行本(以下、旧単行本)はワイド判サイズの単行本でしたが、今回はB6判サイズでの発売となっています。

 

 

 

 

本屋さんで手に取った時、あまりの単行本の分厚さにびっくりしたけど、

どうも今回の新装版は旧単行本の1巻・2巻分をまとめて1巻分に収録しているつくりのため、このような分厚さ(400ページ越え)になっているようです。

 

980円(税抜)で旧単行本の内容が2冊分読めると考えれば、お得なのかも。

 

 

 

ただ、旧単行本の巻末にあった「ロケットくん」「ロンリーガン」等の再掲、「テラさんからの手紙」などは、今回の新装版には収録されていませんでした。

権利関係の問題やページ数の都合で、はぶかれてしまったのだろうか?

 

しかし、特別編「さらば友よ」はちゃんと収録されていますし、

2巻カバー折り返しには、満賀が山梨に行った時に描いたスケッチがカラーで載っていたりもするので、

これから新装版を買うって人は、そこらへんを楽しみにすればいいかと。

 

 

 

 

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今回の新装版の発売はてっきり、

先日24時間テレビで放送されたドラマ「石ノ森章太郎物語」に便乗したものだとばっかり思っていたのですが、

 

どうやら単行本の帯を見るに、10月から六本木ヒルズではじまる「藤子不二雄Ⓐ展」の開催にあわせて発売が決まったようです。

ありゃ、カン違いしてすいませんでした。

 

 

 

ただ、この1巻・2巻で、ドラマでも描かれていた

石ノ森先生のお姉さんが亡くなって、石ノ森先生が海外旅行に出かけるまでのくだりまでが収録されているので、

 

24時間テレビのドラマを見て、トキワ荘や石ノ森先生に興味を持ったって人にも、

この新装版はけっこうおススメなんじゃないかと思っています。

 

 

なお、「愛しり」は作中にフィクションの出来事を描くことがよくあるため、

マンガの内容がすべて史実だと思い込んで「じつは安孫子先生と石ノ森先生のお姉さんは富士五湖で・・・」みたいなことを、

うっかり人前で喋らないよう、気をつけていきましょう。

 

 

 

 

それにしても、

この新装版第1巻・2巻の頃の満賀青年は上海ローズのリリーさんや小鷹洋子さんなど、女性がらみのエピソードがやたらと多い。

漫画家としても、人生においても青春の真っただ中を進んでいる。まさに「愛しりそめし」って感じですねえ。

 

 

 

そんなわけで、

来月10月30日発売の「新装版3巻・4巻」もひきつづき楽しみにしたいと思います。以上。