9月28日(金曜日)に、新装版『21エモン』第3巻が発売されました。
オレンジ色の表紙が目印です。
今巻は「月世界にて」から「純金のお客様」までの、12編を収録。
巻末には「21エモン図解特集」という企画も載っています。
この第3巻で、21エモンは宇宙パイロットを目指す第一歩として、木星への宇宙旅行に向かいます。
この巻にタイトルをつけるとするなら「21エモン 宇宙編 ~第1部~」といったところでしょうか。
第1部があるということは、もちろん第2部もこの先にあるわけで・・・。
それにしても、
21エモンが強制労働を余儀なくされた「木星」の過酷な環境の描かれ方がすさまじい。
劇中では、月や火星はすっかり観光地化してたというのに、
木星だけは未来の技術力をもってしても、重たい宇宙服を着なければ生きられない環境だということを考えると、
やっぱり木星ってのは、実に恐ろしい場所なんでしょうなあ。
こんな人類が住めない星はとっととぶっ壊して、
住環境に適した惑星を何十個もつくったほうがいいという、カーメン・カーメンの考えも何となくわかる気がするぞ。(他作品の話です)
次巻の「21エモン」は10月26日発売。全4巻なのでこれが最終巻となります。
ここのところ「最終巻と次の新装版シリーズの第1巻が同時発売」という流れが続いていたので、
次の新装版シリーズの告知が何もないのは、ちょっと寂しい気分だ。
次に順番的に来そうなのは、「バケルくん」「みきおとミキオ」あたりでしょうかね。
もしくは、大穴で「海の王子」が新装版シリーズになったりするのかも。
でも、「海の王子」の単行本の発売自体は集英社やサンコミックスだったハズなので、小学館的にはどうなんだろう?
「左江内氏」も小学館から新装版が出たわけだから、とても出せないってことはないと思うんですが・・・。
ただ、著名な藤子F作品ももうほとんどが新装版になっているので、
「21エモン第4巻発売をもって新装版シリーズも完結です!長らくのご愛読感謝!」という可能性もないわけではない。
終わるなら終わるで、公式でちゃんとアナウンスしてくれないと、悲しいぞ。
この先、新装版シリーズはどうなっていくのか。
そんなことも考えつつ、来月発売の新装版「21エモン」最終巻の発売を待ちたいと思います。
おしまい。