ドラえもんの学習シリーズ 社会科おもしろ攻略 都道府県まるわかり地図帳
出版社:小学館
初版発行日:2020年5月25日
価格:850円(税抜)
まんが:さいとうはるお
全210頁
「ドラえもんの学習シリーズ」最新作は、
47都道府県の地図帳を通して、日本各地のさまざまな行事や産業などを学ぶことができる一冊!
全編フルカラーとなっているので、各都道府県の地形もわかりやすく、
お子さんだけでなく、大人が読んでも普通に勉強になるような内容となっております。
なお、自分は、この手のお国自慢ものの本があると、
富山県のページに「藤子・F・不二雄先生に関する情報」が載っているかどうかをついついチェックしてしまう悪癖がある。
一応、ドラえもん学習シリーズということだけあって、
この本ではしっかりと藤子先生についての言及がありました。これは信頼が持てるぞ!
(この本では普通に「山形のサクランボ」が推されていました)
47都道府県の産業や行事に関する情報のほか、
各都道府県のページでは「その県が誇る日本一のもの」を紹介するコラムも掲載されており、
「京都市は2人以上の世帯のコーヒーとパンの消費量が多い」
「兵庫県はランドセルや学生カバンの全国シェア日本一」
「奈良県はくつ下の年間出荷額が日本一」
「埼玉県は47都道府県で『市』の数が最も多くある(40個)」
などの、マニアックなデータを知ることもできます。
「愛知県は木魚の生産量が日本一」なんて情報、この本を読んでなきゃ一生知ることが無かった可能性がある。
やっぱりこの本、読んでよかった!
大分県 SUGEEEEEEEEEE
さらにこの本では、
「実際の写真をイラスト風に加工して、そこにドラえもん達をコラージュする」という手法がとられていました。
これまでのドラえもん学習シリーズでは、あまり見かけなかったスタイルだ。珍しい。
「都道府県まるわかり地図帳」は、
47都道府県の情報以外に「現実の風景(っぽく加工した画像)にドラえもん達がいるイラストカット」をたくさん見られるところも、
この本の隠れたおススメポイントのひとつなんじゃないかなあと思いました。
今回使われている「現実の風景」は、
この本のために新しく撮影したってわけでもなさそうだし、
既存の風景画像を流用して、ドラえもんをコラージュしたって感じなんでしょうかね。
小学館の画像アーカイブ(実際にそういうのがあるのかは不明)にあるやつを使ったのかな。
元ネタになった風景画像も見てみたいので、
「このイラストは小学館のどこどこの本で使った画像を加工しました」って記載もあったら、よかったんですけどねえ。
そうなったら、イラストカットの元ネタになった本も絶対手に取っちゃってそうだ。
約12メートルも雪が積もると、マンションの4階まで雪の下に埋もれてしまうらしい。こわい。