いよいよ本日公開ということで、ここ最近はそれ関連のドラえもん書籍がわんさか出ている状態なのですが、
きょうは、その中で一番読んでて面白かった本を紹介したいと思います。
それがこちら。
ドラえもん ふしぎミステリークイズ
発行日:2019年3月3日
出版社:小学館
価格:800円
全256頁
この『ドラえもん ふしぎミステリークイズ』は、
UMA(未確認生物)や宇宙人、オーパーツ、世界の怪事件など、
年頃の男の子が確実に興味を持ってくれるであろうオカルトコンテンツたちを全五章に分け、ドラえもんの漫画とともに紹介。
これさえ買えば、世界のさまざまな謎に詳しくなれると同時に、
序章の「異説クラブメンバーズバッジ」からはじまり、
「ツチノコ見つけた!」「ネッシーがくる」「未知とのそうぐう機」「地底の国探検」「かげがり」などの漫画も読めてしまうという、非常に充実した内容となっております。
もちろん、巻頭カラーでは『月面探査記』特集も組まれているので、映画公開記念の思い出として買うのも充分にアリな一冊!
なお、この本では、
まんがを読むと自動的に「異説クラブ」のメンバーに入会させられるシステムになっていました。
なんか嫌だなあ。
この本で紹介するミステリーネタも、
「ネッシー」「ロズウェル事件」などの有名どころから、「タキタロウ」「甲府UFO事件」「カルナック列石」といったそこそこマニアックなネタも紹介されていたのも気になるところ。
もうすぐ平成も終わるというのに、
まさか「ヒバゴンは日本初の獣人UMAだ!」という話題を、今になって目にするとは思いませんでしたわ。
まあ、とにかく読み物としては実におもしろい一冊なのですが、
欠点をあえて挙げるとするなら、この本で取り上げてた「ミステリーネタ」と「ドラえもん」との関連性があんまり感じられなかったところくらいですかねえ。
唯一にして、最大の欠点!
なんか、ドラえもんの漫画の再掲がなくても、
この本は「ふしぎミステリークイズ」として、じゅうぶんに成立しそうな気がするぞ。
せめて「バミューダトライアングル」のテキストに「のび太の海底鬼岩城」の話題を入れてみたりとか、
イラストカットにドラえもんやのび太くんをちょくちょく登場させるとかして、
「ミステリーネタ」と「ドラえもん」との関連性をちょっとくらいは入れてほしかったですねえ・・・。
それにしても今年の映画は、やたら「UMA」や「ミステリーネタ」を絡ませようとする展開が多い気がする。
もしかして、「月面探査記」の劇中でネッシーとかツチノコが出てきたりするんでしょうかね?
まあ、これについては、今日から公開の『のび太の月面探査記』を見て確かめることにしましょう。
いろいろ言っちゃいましたが、
内容自体は面白い本なので、手に取る機会があれば是非読んでみることをおすすめします!
あと、この本の表紙が、
末期の頃の「ケイブンシャの大百科」を彷彿とさせるデザインなところも好きです。
この感じ、わかる人にはわかると思うんですが・・・どうですかね?