約33年前に発売された『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』の攻略本を手に入れました。
このゲームをやったこともないし、ファミコンも持っていないけど、
なんか欲しかったので買ってしまいました。我ながらどうかしていますね。
まず本を開けると、カバー折り返しにある、
どれを選んでも「くやしい」に行きつく謎のフローチャートに目をうばわれてしまう。
おそらく選択肢のすべてが、『ワンワンパニック』におけるあるあるなんでしょうね。
やっぱりゲームやってない人がそのゲームの攻略本読んでも、よくわかんないことが多いですわ。(あたりまえ)
ただ、ゲームをやっていなくても、
『ワンワンパニック』は町中の動物たちが何故かQちゃんに攻撃してくる、やたら難易度の高いゲームだというウワサだけは聞いています。
(参考:オバケのQ太郎 ワンワンパニック - Wikipedia)
本来は無害なはずなスズメやカラス、のら犬がQちゃんに牙をむいて襲いかかる狂った世界!
このゲームのQちゃんも町にある食べ物を拾い食いしないと、たった数十秒ほどで空腹で動けなくなってしまうという奇妙な呪いがかけられていた。
しかもこのゲームはエンディングが無いので、
全面クリアしても最初の面にまた戻されて、いつまでもいつまでも終わりなく続いていきます。無間地獄。
最近は小説やマンガで、死んだ主人公がゲームの世界に転生するジャンルもあるそうですが、
この『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』の世界には、あんまり転生したくない。
転生ものの定番であるかわいい女の子ヒロインも、
このゲームではヨッちゃんやU子さんくらいしかいないというのも、ちょっとツラいところだ。
でも、万が一『ワンワンパニック』の世界に転生してしまったとしても、
この攻略本を読み込んで攻略パターンを頭に入れておけば、あの世界でも比較的有利に立ち回れるかもしれない。
やっぱり、やったことのないゲームでも、興味があるなら攻略本は買っておくべき!(強引なまとめ方)
そしてこの攻略本は、しのだひでお先生執筆の攻略まんがが収録されているのも魅力のひとつ。
幼年誌のオバQはしのだひでお先生が代筆していたこともあるので、その縁で選ばれたんでしょうか。
攻略本のページの半分くらいがこの攻略まんがに割かれているので、この手のマンガが好きな人にとっては、ちょっと得した気分になれます。
しのだひでお先生のマンガが多く読めるのはいいことです。
まあ、この手のマンガでは、
そのゲームの主人公がそのまま攻略まんがでも主人公になってるパターンが多い気がするのですが、
しのだ先生のこのマンガでは、ゲーム指南役として「ファミコンマン」なる謎のおじさんが出てくる。
自分の着ているシャツに手書きしたと思われる「ファミコンマン」の文字を見せつけてくるところに、なんとなくホンモノ感があるぞ。
とりあえず、自分の家の近所にはなるべくいてほしくないタイプのおじさんだ!
もちろんファミコンマンがずっと出ずっぱりというワケではなく、
Qちゃん自身も説明役としてマンガ本編にも出てきます。
イラスト付きの丁寧な解説が元になっている、しっかりとしたゲーム攻略法を教えてくれるところが素晴らしい。
この攻略本さえあれば、難しい『ワンワンパニック』も全面クリアーできるんでしょうかね。
「ゲームセンターCX」の有野課長にぜひ挑戦してもらいたいゲームである。
しのだ先生の描くドロンパ、口が悪い!
しのだ先生の描くドロンパ、口だけじゃなく性格も悪そうだ。うーむ。
とにかくみなさんも、ゲームの中でがんばっていきましょう。おしまい。
【おまけ】
ハリウッドザコシショウ氏の『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』攻略動画です。必見!
↑作者名がすごい。