2016年10月28日放送分 ネタバレ注意!
・番組冒頭で10月20日に亡くなられた肝付兼太さんの追悼テロップが放送されました。
「1979年から2005年まで26年もの長い間、“骨川スネ夫”の声優を務めていただいた、肝付兼太さんがお亡くなりになりました。多くの子どもたちに夢と希望を届けてくださった肝付兼太さんのご冥福を心からお祈りいたします」
パンドラのおばけ(コミックス19巻収録)
タイトルバック:パンドラボックスの中からおばけが!(背景にカボチャ)
今日も0点を取ってしまった上に答案を隠していた事を怒られてしまったのび太君。
心を入れ替えて真面目に勉強しようとしますが、わずか3分30秒でマンガ本を読み始めてしまうという集中力の無さです。
この自分の意志の弱さに嫌気のさしたのび太君。ドラえもんになんとかしてもらえるようお願いしてみたところ、「パンドラボックス」という道具を出してくれました。
一見するとただの箱ですが、このパンドラボックスの横のボタンを押した人は24時間絶対に箱を開けてはならないというルールになっており、開けてしまうとこわいオバケに憑りつかれてしまうという罰があるんだとか。
なら普通に箱を開けなければいいだけの話ですが、ドラえもん曰く「このパンドラボックスはあの手この手で箱を開けさせようとしてくる」とのこと。
その誘惑に負けずに24時間耐えることが出来た頃には、すっかり強い意志が育っているという仕組みのようです。
絶対に開けられない戦いがそこにはある!(先週の予告でのび太君が言ってたセリフの流用)
そんなわけで、のび太君の24時間耐久パンドラボックスチャレンジがスタート。
ドラえもんの「まあ頑張ってね。無理だと思うけど」という言葉にカチンときたのび太君。腕組みをしてパンドラボックスと真剣に対峙しますが、
パンドラボックスのキレイな外見を見てつい箱の中身が気になってしまったり、部屋に入ってきた季節外れのカブトムシをその箱に入れそうになったり、寝ぼけてうっかり開けそうになるなど、早くもゲームオーバーになる予感がプンプンしています。
ここはパンドラボックスを部屋に放置して自分は外へ行ってしまおうと画策。ついでにしずかちゃんの家に勉強を教えてもらいに行くことにしました。
勉強道具を手提げ袋に入れる際にうっかりパンドラボックスも中に入ってしまっているということを除けば、外出中は部屋に置いてあるパンドラボックスを開ける心配もありませんね。
そんなのび太君がのんきにしずかちゃんの家へ向かっていると、お化けに扮して奇妙なダンスを踊る子供たちが登場!
これに驚いて「まだ箱を開けてないのに~!」と逃走するのび太君でしたが、さらに魔女に扮したジャイアンとジャックランタンを被ったスネ夫と鉢合わせ。
どうやらみんな今日はスネ夫のパパの友達のTVプロデューサーさんが主宰のハロウィンパーティに行くようです。
ここ数年続いてきたドラえもんのハロウィン回ですが、今年は原作ネタにハロウィン要素を入れて来ました。これで4年連続4度目のハロウィンであります。
【関連資料】
・アニメで描かれるハロウィンから日本でハロウィンが定着したのはいつ頃なのか調べた - カトゆー家断絶
で、転んだ拍子にジャイアンに手提げ袋から出たパンドラボックスを見つけられてしまったのび太君。
とはいえ、ここで開けられてもおばけに憑りつかれるのはジャイアンなので、のび太君は終始静観の構えを見せていました。
しかし、その落ち着きの良さに疑問を抱いたスネ夫から「お前が開けてみせろ!」と要求されてしまったためあえなく悪巧みは失敗。その場を急いで立ち去ることにします。
場所も変わり、無事しずかちゃんの家に辿り着いたのび太君。
当初の目的であった宿題を始めようとしますが、しずかちゃんが手提げ袋に入っていたパンドラボックスに気付いてしまったりと心配は絶えません。
さらにしずかちゃんが自分の作ったカボチャパイを持ち返る容器としてこのパンドラボックスに目をつけてしまったからさあ大変。
「あ・け・て♡」「は・や・く♡」と色っぽい声で箱を開ける様に誘惑するしずかちゃんでしたが、のび太君の理性が何とかそれを堪えることに成功。
またしても、逃げるように立ち去ってしまいました。 パンドラボックスって人間関係破壊しそうで嫌だなあ。
パンドラボックスの仕掛けはさらにエスカレート。
家に帰ろうとしていたのび太君の前に、「先程宝石店で盗まれた」というパンドラボックスそっくりの宝石箱の手配書を持った警察官が登場。
「箱の中身を確認したいので開けてほしい」と要求してきます。もちろんのび太君もパンドラボックスを開けるわけにはいかないので一目散に逃げていきました。
警察官も追ってこなかったので大事には至りませんでしたが、これってパンドラボックスが箱を開けさせるために警察官を洗脳しているってことでいいのかな?
そう考えると非常に恐ろしい道具だ。
もう絶対に開けない様にパンドラボックスを何重にも包み、縛って家の物置に封印することにしました。
これでもう大丈夫・・・かと思いきや、その一部始終を見ていたのび太君のママが「何か隠してるでしょ?開けなさい。」と詰問を始めます。
どうやらママはのび太君が物置に0点の答案を隠したと思っているようですね。冒頭で怒られていたのもまさかの伏線だった!
物置の奥に入っていたパンドラボックスも見つかってしまい、「開けたらこわいオバケが・・・」と必死で抵抗するのび太君でしたが、ママのおそろしさに負けてしまい、結局開けてしまいました。
パンドラボックスから出てきたオバケに憑りつかれながら「ママよりましだ」と呟くのび太君が全てを物語っています。
まあ、ママに怒られるくらいなら開ける方を選びますよね。出てきたオバケも結構かわいいですし。
触ったらやわらかそう。
あと、原作でもアニメでも描写はありませんでしたが、パンドラボックスからオバケが出てきた瞬間ののび太君のママの反応が気になる。
自分で開けろと言ったくせに、出てきたオバケにびっくりして庭で気絶してそうだ。
あらかじめアンテナ(コミックス11巻収録)
タイトルバック:あらかじめアンテナをつけたドラえもんに隕石が直撃
空から何かが降ってくるのを眺めていたら、顔面にボールが直撃したというのび太君。
その怪我の手当てをするドラえもんは大変呆れていましたが、明石家サンタだったら絶対に合格出来るエピソードだ。
そんなオッチョコチョイののび太君に対しドラえもんは「事前に起きることを予想しながら行動しろ」と提言。
「転ぶ前に起きる」「落とす前に拾え」と無茶なことを言いはじめたので、のび太君も「神様じゃあるまいし!」と怒り始めてしまいました。
「そんな先へ先へなんて考えられるもんか」とふて腐れるのび太君に対し、ドラえもんは「いいや、出来る!」とポケットから「あらかじめアンテナ」を取り出します。
これを頭に立てておくと、これから起こる事に対して役立つものを体が勝手に動いてあらかじめ用意してくれるという道具です。
ただし、何が起こるのかはその時になってみないと分からないという仕様です。
試しにあらかじめアンテナをつけてみたドラえもんも、突然飛び出してきたネズミを見て倒れてしまいましたが、あらかじめ枕を用意していたおかげで頭を打たなかった・・・とこんな感じの効果が出る模様。
自分が思っていたより効果がしょぼかったことにガッカリするのび太君でしたが、ドラえもんに言われるまま「あらかじめアンテナ」をつけてみることに。
その直後にママから「居間へ来るように」との呼び出しがあったので、早速1階へ向かおうとしたのび太君でしたが、
あらかじめアンテナの効果が働き、何故かコルク銃の弾のコルクを耳の穴に詰めはじめるのび太君。
この謎の行動にやってる本人も「何をやってるんだ僕は。」と不思議そうです。
なお、原作では耳に詰めていたのはコルクではなく「噛んでやらかくなったガム」だったりするのですが、後述の展開と被るから変更になったのか、ただ単純に子供が真似すると危ないから変更になったのかはわかりません。後者の理由っぽいんだけどなあ。
で、コルクを耳の穴に詰めた状態でママの待つ居間へ向かったのび太君。のび太君を呼び出したママはニコニコ顔です。
なんかいい事でもあったのかなと思いきや、「今日学校の先生と会って・・・」と前置きした後、突然「ママはとってもはずかしい思いをしました!!」といきなり顔を真っ赤にしてお小言スタート!
こ、これは予測が出来ない!!
ちなみにお小言の内容は「のび太君が国語算数理科社会のテストがすべて0点だった」というもの。そりゃ怒るわ。しかも今日は2話連続で怒られてる。
しかし、のび太君は耳の穴にコルクを詰めていたおかげでお小言を聞かずに済むことが出来ました。
将来的にそれでいいのかはわかりませんが、とにかく役には立ったようです。
あらかじめアンテナの効果を実感したのび太君。しずかちゃんに本を返す時もこのアンテナをつけたまま行こうとします。
すると、またしても体が勝手に動き、「新聞紙」「ほうき」「水の入ったバケツ」「サインペン」「板ガム」等のアイテムを小脇に抱えてしずかちゃんの家へ向かう事になってしまいました。
これらのアイテムの持ち過ぎでしずかちゃんから借りた漫画本「となりの般若ちゃん」が持てないという本末転倒な事態も起きましたが、それはズボンの中に突っ込んで持ち運ぶことに。
それにしても「となりの般若ちゃん」ってスネ夫君も読んでたけど、あの世界で流行っている漫画なのか?
「本当に役に立つのかなあ」と不安になりながら歩き始めたのび太君。
すると早速、目の前にムシャクシャしているらしいジャイアンが登場。「ムシャクシャしてるから一発なぐらせろ」と言ってきました。ジャイアニズム!
当然殴られたくないのび太君は逃走を図りますが、あっという間に捕まってしまいます。
もはや万事休すか?と思ったその時、のび太君の持っていた新聞から伊藤つばさちゃんの駅前ミニコンサートのチラシがチラリ。
それを見た伊藤つばさファンのジャイアンは一目散に駅前へ行ってしまったため、のび太君は無事殴られずに済みました。
こんな感じでこれから起こる事態に対し、あらかじめアンテナがうまいこと回避していく展開となっていきます。
そして今度は、板ガムを全部一気に食べるアクションを起こすあらかじめアンテナ(に指示されたまま動くのび太君)。
相変わらずの変な行動に首を傾げつつ支持された行動を実行しながら歩くのび太君の先には、自販機の下に百円玉を落としてしまい困っているスネ夫君の姿が。
というわけで、ほうきの柄の先に噛んだガムをくっつけて百円玉を見事に救出したのび太君。
スネ夫の「もし取れたら(100円玉を)のび太にやるよ」という約束通り、救い出した100円玉でジュースを飲むことの出来たのび太君でしたが、ひと口飲んだだけでスネ夫の意地悪によって奪われてしまいました。ケチ!
そして、スネ夫もスネ夫で他人の飲みかけのジュース飲んで嬉しいのか?
そんなこんなで、目的地であるしずかちゃんの家へやって来たのび太君でしたが、せっかく持ってきたアイテムたちもここではまさかの使用無し。
あらかじめアンテナの未来予測はまだまだ続きます。
そして家への帰り道。
のび太君がまだ使っていないアイテムたちの使用理由を考えながら歩いていると、車が走ってきたことで飛び散った水たまりの飛沫でのび太君の顔が汚れてしまいました。
幸いにものび太君は水の入ったバケツを持っていたのでこれで顔を洗う事が出来ましたが、そこへやって来たのが伊藤つばさちゃん!
どうやらさっきの車に同乗していたようで、顔を汚してしまったお詫びとしてのび太君にサインをしてくれました。
なるほど、この時のサイン用としてサインペンを持ち歩いていたわけですね。
こうして、伊藤つばさちゃんにサインをさせたのがバケツだったこと以外は全て完璧な仕上がりとなりました。
そこは新聞紙でもよかったんじゃ・・・。
こうして舞台は再びのび太君の家へ。
探していたベルトを持ってきてくれたことに感心したパパが「あらかじめアンテナ」を使うことになりました。
ここまではアニメオリジナルだったけど、ここからは原作通りの展開ですね。
用意したアイテムも原作通り「望遠鏡」「ズボン」「重箱」の3点。これらを持って知り合いの家へお出かけです。
のび太君と同様に「何に使うんだろう?」と思いながら知り合いの家へ向かうパパ。
すると、やってきたトラックに水をはねられてしまいズボンがびしょ濡れに。知り合いの人の家にやって来て早々ズボンを履きかえる羽目になってしまいました。
パパの言っていた「知り合いの人」って「この絵600万円」に出てきた柿原先生かな。
そして、家ではおかみさんから「煙が出てるから火事かもしれない」という情報を聞きつけては、あらかじめ持っていた望遠鏡で火事場見物(火事ではなくサンマを焼いていた煙でした)をしてしまったり、
美味しいおはぎのテイクアウトを勧められ、おかみさんが持ち帰り用の容器を探す前にあらかじめ持ってきていた重箱を差し出すといった行動を見せてしまい思わず赤面。
この物持ちの良さに知り合いの先生から「きみは実に用意のいい人だな」と苦笑いされてしまいました。
どうもこの道具、自分への利益最優先で他人に見られてどう思われるかは一切計算されてないようですね。
いらぬ恥をかかされて、家に帰ってきたパパ。
のび太君達にあらかじめアンテナの効果を聞かれ「もうこの道具は使わない!」とカンカンになっていましたとさ。おわり。
●ドラドラニュース●
今週から「ウンタカダンス」ならぬ「パオパオダンス」がスタート。フィギュアスケーターの織田信成さんと浅田舞さんが踊るぞ!
(関連記事:【南極カチコチ大冒険】南極カチコチ隊のおどる「パオパオダンス」が公開されたぞ! みんなもTVの前でおどろう! - 原子おはじき)
■次回予告■
次回は2016年11月4日放送。「くせなおしガス」「熱血!ドッジボール」の2本をお送りします。
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