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原子おはじき

あさおきて ひるねして よるねた(※藤子不二雄関連の話題をいろいろ書いているブログです)

ドラえもん感想(名作劇場カメラ&三年寝太郎まくら)

 

  2017年6月30日放送分  ネタバレ注意!

 

●ドラドラニュース●
先週までのOP企画が終わったらしく、久しぶりに「夢をかなえてドラえもん」が通常verで流れました。
何のナレーションも途中ぶった切りも入ってこないオープニングアニメを見たの、いつぶりだろう?

 

 

名作劇場カメラ(アニメオリジナル)
今週は2本ともアニメオリジナル作品!

町内会の発表劇でロミオとジュリエットをやることにしたのび太、しずか、スネ夫ジャイアン出木杉の5人。
今回のドラえもんに限らず、「ロミオとジュリエット」って、いろんなアニメや漫画の「学園祭の劇の定番」として良く見かけるけど、何か理由でもあるのかしら。

 

この劇では、出木杉くんは演出の立場に徹し、
配役はくじ引きの結果、ジュリエット役がしずかちゃんロミオ役をスネ夫が、
ロミオとジュリエットを結びつける重要なポジションである修道師役はジャイアンが、その他の木とかウマとかの雑多な役を演じるのがのび太とそれぞれ役割が決定。
脇役を演じることが決まってしまったのび太君は、思わず「ぼくも人間になりた~い」と泣き言を漏らすのでした。
まるでどっかの妖怪人間みたいだ!

 

ところが本番前日にしずかちゃんが風邪でダウンしてしまい、ジュリエット役がいなくなってしまう事態が発生!
このままでは、せっかく練習してきた劇が成り立たなくなってしまいます。
そこでドラえもんが出してくれたひみつ道具名作劇場カメラ」
このカメラにはさまざまな名作劇の登場人物がインプットされており、シャッターを切られた人はその中の役柄になりきる事が出来るというシロモノである。
ネーミングもどことなく、かつて大山ドラ時代に放送されていたミニコーナー「ドラえもんめいさく劇場」を思い出す名前だ。

試しに、名作劇場カメラでドラえもんを撮影してみると、「三銃士のダルタニヤン」「シンドバッド」「桃太郎」に次々と変身する。
これらも全て、過去の映画ドラえもんネタですね。

 

で、このカメラを利用して急きょジュリエット役をやることになったのび太君。
のび太の親戚ののび子」と正体を偽って出るつもりのようですが、
共演者であるジャイアン達は疑いこそしたものの、この人物がのび太本人であることには気づいていない様子。
のび太君はどこ行ったの?」「あれ、のび子ちゃんは?」といった往年の入れ替わりドタバタコントを繰り広げつつ、みんなで劇の稽古をすることにしました。

 

問題ののび太君の演技の方も、名作劇場カメラの「演技モード」をプロ俳優レベルにすることで問題なし。
のび子さんのプロ俳優並みの名演技を見たジャイアン達が、思わず拍手を送るほどの出来です。
でも、この名演技を求められるシーンには、のび子さんの中の人である大原めぐみさんにも結構なプレッシャーがかかっていそうだ。
大原めぐみさんの本気のジュリエット演技を見たい方は、是非ともアニメ本編をお確かめください。

 

そして迎えた本番。
のび太君は「のび子として演じるジュリエット役」のほかに、自身の本来の役割である「ウマや木などの雑多な役」も演じなければならないため、
舞台の天井部分に潜むドラえもんが役にあわせてカメラでのび太君の役割を切り替えることで、1人2役を成立させています。
歌舞伎の早着替えみたいなもんですね。

 

ただ、「ジュリエット」と「木」が共演しないといけないシーンなどでは、のび太君が物陰に隠れてドラえもんがカメラで役割を切り替えるのを待たないといけない場面が出てきます。
そのせいで、慌てたのび太君がジュリエットから「木」に戻ったとたんに舞台上で転んでしまったり、
「ウマ」の役では顔を後ろ前に出してしまったりと、ドジなミスを連発。
このドタバタぶりを見たスネ夫からも「あーあ、のび子ちゃんは完璧なのに」とイヤミを言われてしまう始末である。
今さら言うのもアレだが、予めコピーロボットなりヒトマネロボットなりで、のび太君を2人に増やしておけば演技にも支障が出なかったんじゃないか?

 

こうして劇はクライマックス、ロミオ役のスネ夫が死んだフリをしているジュリエットに会うシーンへ。
ここまで行けばもう安心と気を抜くドラえもんでしたが、その直後に目の前に現れたネズミにびっくりして名作劇場カメラを落っことしてしまった!
その衝撃でカメラにエラーが起きたらしく、ジュリエットとして棺の中に入っていたのび子さんの格好がどんどんと元の姿に戻っていく。
このままでは劇が失敗に終わってしまうと考えたのび太君は棺のフタを開けられないように必死の抵抗だ!

 

困ったスネ夫ジャイアンと一緒に棺のフタを開けようとした瞬間、タイミング悪くカメラが作動してしまい、
今度はのび太ジャイアンスネ夫の3人がジュリエットのドレス姿になってしまった!
なんだか、「のび太の銀河超特急」のメルヘンの星で参加希望者が多すぎて白雪姫が8人同時進行になってたシーンみたいだ。

 

こうなったらもう劇はめちゃくちゃ。
再び現れたネズミにびっくりして舞台の上から落ちてきたドラえもんはロミオの格好になってしまうし、
突然のハプニングに幕を閉めようとした出木杉くんは金太郎の前かけ姿になってしまったりと訳の分からない状態になっていきます。
まさにカオスだ!

風邪が治り、客席でこの様子を見ていたしずかちゃんも、この光景に思わず「悲劇だわ・・・。」とつぶやくのでした。おしまい。

 

 

 

三年寝太郎まくら(アニメオリジナル)
うら山で気持ちよく昼寝をしていたところ、突然やって来たあやしい大人2人組に追い出されてしまったのび太君。
仕方がないので、家に帰って昼寝のやり直しをしていたのび太君の姿を見たドラえもんは思わずあきれ果てます。
ドラえもん「どうせ寝るならその時間を何かに役立ててみたら?」と忠告すると、「寝太郎まくら」なるひみつ道具を出してくれました。


「三年寝太郎」の話をモチーフにした道具で、この「寝太郎まくら」で寝ると、起きた時にはどんな難問も解決できるという効果を持っているのですが、
その解決方法の難しさによって寝る時間は大幅に変わっていき、
小手調べとして解決した「ママの指輪を探す」案件では、解決策を思いつくまでにかかった睡眠時間は3分。
「しずかちゃんの飼っている逃げたインコ・ピーちゃんを見つける」という案件では睡眠時間は30分もかかっています。
いちおう、三年寝太郎にちなんで「3」のつく数の範疇で睡眠時間が変わっていくらしい。

 

「ママの指輪はカラスが盗んでいったので、縁側にビー玉を置き、それをカラスが盗んでいった先の巣を探せば見つかる」という解決策を思いつく方が、インコ捜索よりもずっと難しそうな気もしてならないが、それでも10倍の睡眠時間が必要となった。
ピーちゃん、いったいどこまで逃げていたんだろう?

なお、解決策は起床直後に本人の口からヒントのみ言い渡されるが、言った本人もそのヒントがどう作用して解決に至るのかまではわからないらしい。
さっきまで見ていた夢を起きた瞬間にすぐ忘れちゃう、みたいなものでしょうか。
けっこう、ややこしい道具である。

 

そして、この道具の一番やっかいなところは、寝てから解決策をおもいつくまでにそこそこ時間がかかってしまうという点。
ママの時みたいに3分寝るだけだったらまだいいのですが、しずかちゃんの時のように30分も寝てしまうのはさすがに時間がかかりすぎる。
そのせいで、しずかちゃんの逃げていたインコはのび太君が30分寝ている間に自分から鳥カゴの中に帰ってきてしまった。

 

母ちゃんに怒られて機嫌の悪いジャイアンに出くわしてしまった時も、
ジャイアンに殴られない方法」を得るために寝太郎まくらを使いましたが、寝ている間にジャイアンに殴られてしまうという本末転倒なケースも発生!
「火事から逃げ遅れた」とか「川でおぼれた」など、一刻を有する緊急事態の時にはなるべく使わない方がよさそうだ。
「火事から逃げるには?」と火事場で寝太郎まくらを使ったら、解決策を思いつく前に黒コゲになってる可能性の方が高いぞ。

 

しかし、「寝太郎まくら」で閃いた解決策に関しては確かなようで、
先ほどの「ジャイアンに殴られない方法」を実行するため、のび太君がジャイアンを突き飛ばしたところ、
そばにあったペンキ缶が落っこちてきて、ジャイアンが緑色のペンキまみれに!
トイ・ストーリーに出てくる軍人人形みたいな見た目になってしまったジャイアンは当然怒りますが、その直後に息子を探しに来たジャイアンの母ちゃんが登場。
ジャイアンは緑色の体を生かし、とっさに後ろの壁と同化することで、母親からの追跡を逃れることができました。

「ジャイアンの体が皆、緑になっちゃった!の巻」状態が功を奏した結果である。


そして「全ては母ちゃんから自分を逃がすための作戦だった」と勝手に勘違いをしたジャイアンのび太君が感謝されてしまう展開へと発展。
体中ペンキまみれになるより母ちゃんに怒られた方がずっとマシなのでは?と思いますが、とりあえずジャイアンには殴られずにすみました。

 

「寝太郎まくら」の能力を実感したのび太君でしたが、
そんな時に「うら山がゴルフ場になってしまう」という情報を聞きつけてしまいます。
スネ夫父親情報によると、「(株)悪井建設」なる名前の時点で悪いことをしそうな会社によって強引に開発計画が進められているとのことで、
作品冒頭でのび太君の昼寝を邪魔したあやしい大人というのも、実はその会社の社長と重役だったわけですね。

 

でも、こんな住宅地をゴルフ場にしたところでお客さんの需要はあるのだろうか?
のび太君の住んでいる場所は練馬区なので、都心からのアクセスが近いとかそういう理由でうら山が選ばれたのかも。
そもそも「うら山がゴルフ場に開発されてしまう」展開自体は、のび太とアニマル惑星」でもそっくりそのまま見た展開である。
あの時は「植物操り機」でうら山の木々を操ることで建設会社を追い払っていたが、今回も同じことすればいいんじゃないか?

 

「うら山をゴルフ場開発から救う」という難問を解決するため、寝太郎まくらの力を借りることにしたのび太君。
かなりの睡眠時間を要しそうな問題であるがゆえに、のび太君も布団にパジャマ姿で臨み、長期戦への覚悟を決めているようだ。
演出面でも盛り上げていきたいのか、ただ寝るだけなのに、やたら壮大なBGMもかかっていた。

 

ジャイアン達に自分が寝ている間の世話を頼むと、のび太君はそのまま長い眠りにつく。
でも、まくらに表示されたカウントが「3秒」だったので、すぐにのび太君は目覚めるのでした。
どうやら「うら山をゴルフ場開発から救う」問題は、ママの指輪の60分の1、インコ捕獲の600分の1程度の労力しかかからないらしい。
やっぱり、もう一度「植物操り機」を使えばいいって結論に至ったのか? あれ、違う?

 

たった3秒の睡眠時間で生み出した解決策は「社長さんをゴルフに誘う」というもの。
言われるがままに、社長さんをゴルフに誘いだすドラえもんのび太君。
社長さんも結構なゴルフ好きのようで、この誘いにあっさりと乗りましたが、これがどう解決に結びつくのかはわからないまま。
むしろプレイ中に「新しいゴルフ場が待ちきれんわい!」と言いだすなど、物事がゴルフ場開発中止とはまるっきり反対方向に進んでいます。

 

自分の飛ばしたボールを探す社長さん。
すると、ボールのあった場所の近くにあった木に彫られていた「ヤツオ」の文字を見て、このゴルフ場がもともとは自分が暮らしていた山であったことに気づきます。
おそらく「ヤツオ」というのは、社長さんの名前であろう。

さらに会社名から予想するに、この社長の本名は「悪井ヤツオ」であることも推測できる。
この名字でこの名前をつけてしまった親の顔が見てみたいぞ。

 

そんな悪井ヤツオ社長。
自分がかつて遊び親しんだ山の記憶を思い出したことで気が変わったのか、うら山へ戻ってきたと同時にゴルフ場計画の中止を宣言。
社長の幼少時の郷愁を利用した、寝太郎まくらの見事な大金星であった。

 

場面は変わって夜。
今度は寝太郎まくらを自分のために使おうと、のび太君は出木杉よりも頭をよくするにはどうすればいい?」といった質問を投げかけました。
そして朝になっても目覚めないのび太君を不思議に思ったドラえもんが寝太郎まくらのカウントを見てみたところ、そこには「30年」というとんでもない表示が!
60×60×24×365×30=946080000秒にわたる大睡眠である。
30年も寝ていたら、睡眠を通り越して永眠になってしまうぞ!

 

これを見たドラえもん
「答えが出るまで30年?いったいどんな難問に取り組んでいるんだぁ~っ!?」大げさなリアクションをして締め。
30年経ったら出木杉くんも加齢でさすがにボケ始めていそうだから、そこを狙うんだ!(違う)

 


●ドラドラニュース●
2017年7月15日から始まる「テレビ朝日 夏祭りSUMEERSTATION」の告知。
来年の映画をモチーフにした「ドラえもん 宝島アドベンチャー ~ザクザク!AR宝探し~」なるイベントをやるそうです。

 


■次回予告■
次回の放送は7月7日。
「ルームスイマー」「深夜の町は海の底」の2本をお送りします。