2017年春公開予定「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」の予告編が7月22日に公開されました。
映画公式サイトでもチェックできますよ!
さっそく予告編を見てみましたが、
「のび太の南極カチコチ大冒険」というコミカルなタイトルから思わせるイメージと違い、予告編はけっこうシリアスな内容だった。
どうやら来年の映画では、予告編で意味ありげに出てくる「謎の腕輪」と「スノーボールアース」という現象が映画のキーアイテムになるっぽいですな。(参考:スノーボールアース - Wikipedia)
「小さなきっかけが、壮大な冒険のはじまりだった。」という映画のキャッチコピーから察するに、恐らくあの腕輪が映画の舞台に旅立つ「きっかけ」となるのでしょう。
あと、「スノーボールアース」の説明ナレーションから予告編が始まるところは、何となく大山ドラ時代の劇場版を思い出すいい演出でした。
細かいところで言えば、予告編冒頭の東宝マークと地球を重ねあわせるという演出も好きです。
東宝マーク&地球
予告編では映画のゲストキャラクターも登場。
ポニーテールの女の子と研究者らしき老年の男性、そして「ジャングル黒べえ」でお馴染みのパオパオが出てきます。
寒いところに住むパオパオはこんな感じでみんな毛深いのだろうか?
ちなみに雑誌の情報などで、このポニーテールの女の子の名まえは「カーラ」だということは判明しているのですが、それ以外の情報はまだ謎のまま。
客観的に見れば、南極の謎の遺跡を研究しにやって来た父娘という見方も出来ますし、もともと南極に住んでいた人々という見方もできます。
つまり、まだこの人たちが敵なのか味方なのかも分からない状態です。
もしもこの人たちが「雲の王国」のような敵だったとしたら、前述のスノーボールアースをもう1度起こして、地球をカチコチにする目的で地球上にやってきたみたいな設定が容易に思い浮かんでしまうから嫌だなあ。
あと、前回のオリジナル作品「のび太の宇宙英雄記」には出なかったドラミちゃんも出るっぽいです。はい。
そして個人的に注目したいのが、この予告編の中に「ピーヒョロロープ」らしきものが出ていたこと。
もしかしたら、ドラえもんの他の話でチョロっと登場していた可能性もありますが、
少なくとも原作の「ピーヒョロロープ」の回*1はこれまでのアニメ「ドラえもん」の歴史の中で1回も映像化されてないひみつ道具だったはずです。たしか。多分。
過去にはなバルーン俱楽部さんの記事でも「アニメ化できない原作?」としてピーヒョロロープのことが取り上げられていたりもします。(参考:アニメ制作なんてわけないよ 第2回)
その記事では、ピーヒョロロープがアニメ化されない理由について、
「ピーヒョロロープは紐の動かし方によって曲が変わるので、それらすべての曲を作曲するのが大変だからなのでは?」という考察がなされており、
この考察が正しければ、普段のTVシリーズよりも時間と予算が多めにかけられる劇場版だからこそ、今回ピーヒョロロープの出番が出来た・・・。という推測が出来ます。
他にも予告編の中で「年代測定機」が使われているシーンもあったので、おそらく「南極カチコチ大冒険」ではドラえもんの出すひみつ道具の活躍に力を入れていると予想します。
前作のオリジナル作品「のび太の宇宙英雄記」も楽しめた事は楽しめたのですが、
ヒーロースーツの活躍を前面に押し出した内容だったのでひみつ道具の出番が少なかったことが何かドラえもんのひみつ道具好きとしては、少し残念だったんですよねえ。
内容の出来ももちろんですが、やっぱりドラえもんの映画ではひみつ道具の活躍が見たいんですよ。
この映画でピーヒョロロープやひみつ道具がどう動くのか? 楽しみですねえ。
あと、なんかドラえもんが凍ってた。
これって「雲の王国」や「ブリキの迷宮」のような、ドラえもんが途中でいなくなる展開が有るってことなんでしょうかね?
劇場版のわさドラでこういう展開は初めてなのですごく気になります。そもそも129.3kgの機体は南極の海に浮かび上がってくるのか?
とにかく、これからの映画続報を待ちましょう。待て、続報!
*1:コミックス7巻収録