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【感想記事】むぎわらしんたろう『ワン!』 第3話「元の世界に帰るたった一つの方法」

 

 

 

週刊コロコロコミックにて好評連載中!!

未来転生アニマル野球まんが『ワン!』第3話の感想です。

 

 

 

 

<前回の感想>

genshiohajiki.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

【第3話】

www.corocoro.jp

 

 

 

 

 

前回、主人公・時和一成(ときわ・かずなり)の前に姿をあらわした、謎のツノ男。

 

 

何らかの情報を知っていると思われるツノ男は、

 「上野ジャングルズを・・・ 優勝させるんだ・・・」

 「それが・・・ お前が元の世界に帰れる・・・ ただ一つの方法だ・・・」

 

とだけ告げると、そのまま姿を消したのであった。

 

 

 

 

 

第3話からいきなり『ワン!』を読み始めた人でも、

このマンガの内容をだいたい理解できてしまいそうなほどに、時和のパーソナルデータを知っていたツノ男。

 

やはりこの男(?)は、未来の世界における上位的な存在なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

でも、我々が想像できなさそうなくらいの上位的な存在のわりに、

時和への願い事が「野球チームを優勝させてくれ!」という、やたら局所的な望みだったのが気になる。

 

せっかく、過去の世界の人間を転移させるほどのパワーを持っているのに、

「この世界を救ってくれ!」みたいな、そういう重大な問題を解決させなくていいのか?

 

 

 

 

わざわざ時和を未来の世界に連れてきたのに、こんな願いを叶えさせようとするの、

 

あのツノ男の正体が「成績不振に悩む上野ジャングルズのオーナー」だったりするか、

もしくは「全知全能の神(※ひいきチームが上野ジャングルズ)とかでないと、なかなかツジツマがあわなさそうだぞ。

 

 

 

 

 

 

そもそも「ひいきチームの優勝」は、

生え抜きの選手たちが頑張って成し遂げるから嬉しいものであって、

 

「将来有望なプロ野球選手のタマゴ」を無理やりチームに入れた結果

なんとか優勝できたとしても、その感動はだいぶ薄くなってしまいそうな気がする。

 

 

 

例えるなら、今年(2025年)のヤクルトベーブ・ルースがいきなり入団してきて、

そのまま破竹の勢いで優勝させるようなもんだと思うけど、そんな状況が起きたとしても、ヤクルトファンは喜んでくれるのだろうか?

 

 

 

 

もしかしたら、ツノ男の真の目的は、

「上野ジャングルズが優勝するところを見たい!」以外の部分にあるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

かくして、謎のツノ男のメッセージによって、

未来の世界でやるべきことがわかり、時和の決意も固まったようだ。

 

はたして彼は、ダメチーム・上野ジャングルズを優勝に導くことができるのか?

 

 

 

次回・第4話の更新は、7月14日(月曜日)予定!

 

 

 

 

 

 

 

・・・そういえば時和は、謎のツノ男を追いかけるために、

「試合中にチームに無断で勝手に球場を抜け出す」という行為をやっちゃったわけですが、

 

あれと同じことを日本プロ野球でやった場合、結構なペナルティが与えられてしまいそうな気がする。

 

 

 

 

時和が「チームの優勝目指して今日から頑張るぞ~」と奮起しだした矢先に、

5試合の出場停止処分とか食らっちゃったら、めちゃくちゃ萎えてしまいそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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