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原子おはじき

あさおきて ひるねして よるねた(※藤子不二雄関連の話題をいろいろ書いているブログです)

ドラえもん感想(がんばれ!おばけハウス&ロビンソンクルーソーセット)

 

 

2017年8月18日放送分  ネタバレ注意!

 

がんばれ!おばけハウス(アニメオリジナル)

アニメオリジナル回扱いになっていますが、サブタイトル絵からもわかるように、このお話は、藤子・F・不二雄全集第2巻収録「お化けたん知機」が物語のベースとなっております。
ちなみに、今週からサブタイトル画面でその回の「脚本」「演出」「絵コンテ」が表示されるようになりました。
ますますエイケンの5分アニメ作品っぽくなってきたぞ!


今度の日曜日に四畳半島にあるスネ夫の別荘へ遊びにいくこととなったのび太君達。
珍しくのび太君も連れてってもらえるようですが、その代わりとして旅行先でやる予定の夜のきもだめし大会への強制参加を命じられてしまいます。
ジャイアンスネ夫は、のび太君の情けない姿見たさに今回の旅行に誘ったってわけですね。
それにしても、アニメドラえもんでは夏にどっかへ旅行に行くたびにきもだめしをやっている気がするなあ。


そこへ、何やら折れた盆栽を手に持ってお怒りの様子の神成さんが登場。
どうも神成さんの家の屋根や戸を叩いたり、自慢の盆栽を折ったりする悪い奴がいるらしく、神成さんはその犯人をのび太君たちだと決めつけてしまっているようです。
もちろんのび太君たちには「空き地にいた」というアリバイがあるので犯人ではありません。

 

この本編を見ていれば、後にその犯人がネコだったということも明らかになりますし、
証拠もないのに初めから犯人だと決めつける神成さんの行動は非常によくないことですが、
普段から野球ボールで神成さんの窓ガラスや盆栽を壊しまくっているジャイアンスネ夫たちが犯行現場のすぐ近くにいたら、犯人だと疑うのもしょうがないっちゃあしょうがないかも。

 

さらにのび太君が「きっとおばけがやったんだよ」という下手すぎる言い訳を図ってしまったために神成さんの怒りもヒートアップ。
すぐそばにいたドラえもんを「青狸」呼ばわりするわ、
「全く最近の子供は躾がなっとらん・・・」とこの問題と全く関係のない子供たちまで巻添えにしたイヤミを吐く悪態の限りを尽くし、その場を立ち去って行くのでした。

 

これらの神成さんの言動に腹を立てたのび太君たち。
スネ夫の提案で「腹いせとして、きもだめしの予行演習代わりに神成さんをおどろかせちゃおう!」というドッキリ計画が持ち上がり、
夜中にみんなで神成さんの家におばけの格好をして集まることとなりました。
このうらみはらさでおくべきか!!

 

しかし、夜になった頃にはみんなの恨みもすっかり晴れてしまったようで、
夜間の外出を禁じられてしまったしずかちゃんはともかく、ジャイアンのび太君はすっかり就寝モードに突入。
言いだしっぺのスネ夫に至っては、「見たいテレビ映画があったの忘れてた」という理由で参加を拒否してきました。

テレビの深夜映画くらい、録画するなりネット配信で見るなりしときゃいいのに、神成さんへの恨みを晴らすよりもリアルタイムでの視聴を優先するほどの映画っていったいどんな内容なんだろうか?
まさかエッチな内容の映画なんじゃないだろうな。

結局、このドッキリ計画に参加するのは神成さんに青狸呼ばわりされた恨みを持つドラえもんだけになってしまいました。

 

神成さんの家に着き、「おばけハウス」という道具を取り出したドラえもん
この道具の中にはとびっきりのこわいオバケが入っているらしく、ドラえもんはこのオバケたちで神成さんをおどろかすつもりらしい。
ところが、オバケを呼び出すためのスイッチを押してもオバケが出てこなかったためドラえもんは道具の中に入ってオバケたちを呼んでくることに。

 

道具の中の空間は、いかにもオバケが住んでいそうな昔の古風な民家を思わせる作りとなっており、
その家の一室にガイコツ・のっぺらぼう・ユーレイのオバケトリオが住んでおりました。

はて、ひみつ道具の中に住んでるこいつらは本物のオバケなのだろうか?
もしもこの「おばけハウス」が10万個製造されていたら、その10万個すべてに本物のオバケが詰まっているのかと思うと地味に怖い。
どうやって本物のオバケを捕まえて、どうやってあの道具の中に詰めたのかが非常に気になるぞ。

 

あと「道具の中にオバケが入っている道具」と聞くと、「つめあわせオバケ」を思いつく。
「おばけハウス」は道具の中にも入れることでいつでもどこでもきもだめし大会が出来るという利点で、つめあわせオバケとの差別化を図っている。
今回はその利点が活かされずに終わってしまったので、おばけハウスの再登場に期待したいですね。

 

で、このオバケトリオたち。
「今の子供たちは自分たちを見てもまったく驚かない」ことにすっかり自信とやる気を失くしてしまったようで、すっかり「昔はよかった」状態になっています。
もちろんオバケたちがこんな状態では、神成さんを驚かすためには全く役に立ちません。


そこでドラえもんは、

「まだまだちゃんと怖がる人はいるんです!」「時代は巡る!日はまた昇る!」「今こそオバケの黄金時代なのです!」とオバケたちの自信を鼓舞。
すっかりやる気になってくれたオバケたちを引き連れ、神成さんを驚かせに向かうドラえもん

 

ですが、神成さんは目の前にオバケが現れてもまったく驚きません。
むしろ、目の前に出てきたユーレイを捕まえて踊り子代わりにしてしまったり、
のっぺらぼうの顔に落書きをしたり、筋肉の無いガイコツに筋トレをさせたりと、オバケに対してやりたい放題。
神成さんに悲鳴をあげさせるつもりが、逆にオバケたちが悲鳴をあげてしまう結果となってしまいました。

 

神成さんが酒を飲んで酔っぱらっていたという理由もありますが、
もともと神成さんは、別の世界線でアメリカオバケを自分の家に住まわせていたほどの豪胆な精神の持ち主である。
今さらオバケがやってきた程度では怖がりませんわな。

さらに、この放送のあとにやっていた「クレヨンしんちゃん」が夏恒例のホラー回だったせいで、あのオバケトリオたちの怖くなさが更に際立ってしまう結果になってしまった。
正直言って、あの回に出ていたなぐられうさぎさんの方が300倍は怖かったぞ。へへー。

 

やはり今時の子供たちを驚かせるには「自分をどう怖く見せるか」という自己プロデュースも必要なんでしょうな。
なぐられうさぎさんも「赤い月」を背後に映したり、怖いBGMを流すことで、自らの恐怖をより良く煽っていた。
あのオバケたちは、過去の栄光にとらわれて自らの研鑽を怠ったからああなってしまったわけだ。
自分の怠慢を時代のせいにして、気持ちを変えようとしなかったら、終わりである。


「何事もちゃんと努力をしなきゃダメだよ」ということが、今回ドラえもんが視聴者のみんなに伝えたかった教訓なのかもしれない。違うかもしれない。

 

とはいえ、そんなオバケたちをムリヤリひっぱり出してきたのはドラえもんである。
「人を驚かせないと帰れない」と訴えるオバケたちへの責任として、寝ているのび太君を生贄にすることで何とか手を打ってくれました。
オバケたちはのび太君を驚かすことが出来て嬉しそうでしたが、のび太君からしたらただのとばっちりである。
せめて冒頭で言っていた四畳半島のきもだめし大会で使ってあげるとか、そういう形にはならなかったのか?

 

 

●ドラドラニュース●
テレ朝夏祭り情報。ミルクランド北海道の紹介。
来週放送予定の「おかし牧草」の世界が体感できるそうですよ。

 

 

ロビンソンクルーソーセット(コミックス39巻収録)
原作回。わさドラでは2007年1月26日に1回アニメ化されています。

「しずかちゃんと2人きりで遊びたい」というのび太君の夢をかなえる道具、それが「ロビンソンクルーソーセット」だ!
無人島生活でたくましく生きる姿を見せて、しずかちゃんにいいところを見せるのだ!
ついでに「どんないい道具でも、きみの手にかかると必ず失敗に終わる!ロクな目に遭わないぞ!」とか言っていたドラえもんも見返してやるのだ!

 

道具の効果で、公園のボートから無人島にたどり着いたのび太君としずかちゃん。
たどり着いた当初は「(のび太)安心して、僕がついてる!」「(しずか)だから心配なのよ!」との名言を吐くくらいのび太君を信用していなかったしずかちゃんですが、
のび太君が(ロビンソンクルーソーセットの力を使って)無人島で暮らすための丸太小屋、しずかちゃんが着るための葉っぱ服、食べても安心な木の実など、
「新・日本誕生」でも大事だと言っていた衣・食・住のすべてを確保してあげるうちに、しずかちゃんも徐々にのび太君に信頼を重ねていくようになりました。

 

原作でもうっすら思ってたけど、葉っぱ服を着たしずかちゃんは何とも目のやり場に困る格好だった。
これ、下に何も履いてなかったらえらい事になるよなあ。
海水に浸けると立派な魚になる「魚型かまぼこの素」で作った焼き魚も、原作で見た時と同様、すごくおいしそう。
自分も一回食べてみたいけど、スーパーで骨抜きされている魚買ってきて食べれば同じ味になるのかな、と。

 

あと、のび太君が丸太小屋を作る際に、原作のロビンソンクルーソーセットには無かった道具もチラホラと登場。
ヤシの木を丸太にする時に使った自動のこぎりっぽいものや、丸太を移動させるときに使っていた無生物指揮棒みたいなのとか。
あれらも無人島を開拓する際にはかなり役立ちそうなアイテムである。


のび太君としずかちゃんの前にやって来た猛獣たちも、アニオリ道具「おどかしラッパ銃」で撃退したことで、しずかちゃんの信頼度はさらに上がった様子です。


その証拠として、2人で無人島の浜辺で夜空を眺めていると、
「私のび太さんを見直したわ。どんな時でも前向きで・・・」「もしこのまま帰れなくても、2人で一緒に頑張っていきましょう」のび太君に話しかけるしずかちゃんの姿が。
これはこれは、かなりいいムードである。
もしもノスタル爺がこの現場を見ていたら、確実に「抱けー!抱けー!」と叫んでいた事でありましょう。

それくらい、いいムードになっていました。

 

しかし、のび太君はボロが出ないうちに無人島から脱出することに。
万が一「しずかちゃんと2人きりになりたいから無人島に連れてきた」なんてことがバレたら、一気にしずかちゃんの好感度は最低クラスにまで落ち込むことは確実なので、これはのび太君のナイス判断だと言えるでしょう。


こうして、元の公園へと帰ることが出来たのび太君としずかちゃん。
最後までかっこいいところを見せたまま終われるか?と思っていたのび太君ですが、
無人島へ行くために使った公園ボートの超過料金5000円が払えず、お母さんに払ってもらうという最高にカッコ悪いところをしずかちゃんに見せてしまいました。

この時のしずかちゃんが、何も言わず、ただ俯いているだけだったというのがちょっと怖かったです。

まあ、結局最後の最後でのび太君らしさが出てしまったということで、この話はおしまい。

 

 

●ドラドラニュース●
この日の「ドラガオじゃんけん」でしずかちゃんが初登場!
ついに5人全員が揃いました。
ただ、チョキの時の顔はやっぱりキツかった・・・。

 


■次回予告■
次回は8月25日放送。
「おかし牧草」「森は生きている」の2本をお送りします。

ドラえもん40cmボール

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きもだめし (講談社の創作絵本)

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ふしぎな島のフローネ

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